2006年09月26日

アキバは良いトコ一度はおいで

 こんばんは、裏部長です。昨夜もちょっと書きましたが、俳優の丹波哲郎さんがお亡くなりになりました。残念なことです。当たり前ではありますが、時代が進むにつれて優れた俳優がどんどんと減っていってしまいますね。悲しいことです。丹波さんといえば、TVでは「Gメン」なんかが有名で、わたしが観た映画では『三匹の侍』が印象に残っています。ああそういえば、池波正太郎さん原作の『鬼平犯科帳』のTV版で、二代目の鬼平を演じたのも丹波さんでした。あの豪快な殺陣は見ていてとても心地よかったです。
 心よりご冥福を申し上げます。

 さて、今日は稽古がなく、加えて特にこれといった武術的話題もないので、紙面を埋めるためにも、まーたまた映画の話でもしましょうかね。

 本日、わたしは仕事の帰りに映画を一本観てきました。タイトルを『アキハバラ@DEEP』(日本映画2006)といいます。その題名どおり、東京は秋葉原、あの電子街が舞台の青春映画です。
 まだ観ていないひとのためにも粗筋などは書きませんが、いやはや久しぶりに面白い日本映画を観た気がしました実に素晴らしい!ここまで映画らしく、観ていて引き込まれた作品はここ数年あまりありません。
 原作は、『池袋ウエストゲートパーク』の石田衣良。わたしは作風的にも個人的にも、あまりこのひとを好いていないのですが、今回はどういうわけか映画の宣伝を見るにつけ興味をおぼえてしまい、観ないではいられないような心持になってきたので、スーツのまま映画館まで足を運びました。これがよかった。あまりに満足したので、帰りにパンフレットなども買ってしまったほどです。
 出演は、最近舞台などでも活躍している成宮寛貴、歌手でデビューしモデルでブレイクして今は女優兼歌手兼タレント兼キャスターの山田優、意外とうまくなっていた忍成修吾、個性的すぎる荒井良々、若手注目株の三浦春馬。敵方には、よくTVにも出ている佐々木蔵之介萩原聖人寺島しのぶなど。
 監督は『東京タワー』『大停電の夜に』をつくった源孝志
 主題歌はAAAの『Let it beat!』。

 データとしてはこんな感じですが、軽すぎず重すぎず、各キャラクターが個性的ながら愛くるしいひとばかりで、適度な笑いとサスペンス人間の残酷性オタクたちの悲しさ精一杯のアクションなどがうま〜い具合にまとまって、二時間弱の映画らしい映画になっています。また加えて、各キャラクターたちのメイン・セットがよく出来ている。主人公たちが立ち上げる会社は、今にも傾きそうなボロ屋で、一方かれらと対立する有名IT企業のビルは、いたるところにガラスが用いられている全館迷路のような馬鹿デカい建物で、よくあんな場所が借りられたなあ、なんて変なところに感心したものです。
 各シーンのカット割り、つなぎ方、画質、音楽、俳優たちの演技、小道具、照明、脇役たちの役割、それらすべてが噛み合った一切の無駄もない良い作品です。もしみんなに多少の時間的経済的余裕があれば、この映画を観てほしいものです。

 そういえば、同じ秋葉原を舞台にした日本映画で、『ザ・ディフェンダー』(日本映画1997)なんていうのがあったなあ。あれも意外と面白く、私なんぞはヴィデオで何度観たかしれません。主演は柳葉敏郎菅野美穂佐野史郎。焦げちゃったCDなどのデータ修復を仕事にしている通称「直し屋」のもとへ不思議な少女がある日、奇妙な焼け方をしたディスクを持ってくる。それをパソコンにセットし、作動させてみると耳を劈くようなノイズ音が・・・・・・その日を境に、主人公の前にはゲームの中なのか現実なのかわからぬような出来事が起こり始める。
 これもいまヴィデオでレンタルなどされているでしょうから、ご興味のある方は『アキハバラ@DEEP』と合わせてご覧ください。

 しかし、どちらの作品も、ストーリーを引っぱってゆく主人公たちは一般社会ではまっとうに生きられないひとばかりです。いわゆる、オタクというやつで、彼らはふつうに就職し、サラリーマンとなって会社へ通うふつうの生活ができぬ人人なのです。まあ、スキルとしてはハッキングができるだとか、ガラクタ部品でコンピュータを製造できるとか、システムを構築できるとか、その方面のものには強いものの、あとはほとんど他人に誇るものの無い・・・いやむしろ恥ずかしく思うことのほうが多い人たちなのです。
 あるひとは吃音でうまく喋れない、あるひとはXP(色素性乾皮症)だし、あるひとは点滅する光を見ると三十分以上フリーズしてしまうし、あるひとは重度の潔癖症で、紅一点の少女は虐待を受けた過去を引きずっている・・・・・・。ひとりとして、明るい未来に羽ばたいている人なんていないのです
 そんな彼らが企業や悪に立ち向かうから映画になるのです。観たひとが勇気を得られるのです。世間の表舞台には立てず、蔭の場末の片隅でほそぼそと生きながら、それでも希望を失わず、友情や絆を失わず、何かひとつのことに向かって走ってゆくから青春なのです。 

 さあ、僕らもあの夕陽に向かって走ろうじゃないか!! 
 
 えー、最後はどういうわけか八十年代のスポコン風になってしまいましたが、とにかく『アキハバラ@DEEP』、素晴らしい映画です。山田優のあの濃い顔が嫌いだとか、成宮寛貴の軟弱な芝居が許せないとか、荒井良々がムカツク、といった激しい好みのないひとは是非観てみてください。

 明日は空手の稽古。
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2006年09月25日

ジレンマ

 こんばんは、裏部長です。今日は月曜日。今週から通常どおりの日程となり、よってこの曜日は師匠が不在です。稽古報告はおそらくわたくし裏部長がすることになります。
 えー、もうすぐ日付が変わるので、さっさと片づけてしまいます。


2006年9月25日(月)晴れ。夜、丹波哲郎さんの訃報をきく。合掌。
 午後六時、札幌大学1002教室にて空手の稽古。参加者は部長、S呂、A、K。
 基本稽古ひと通り、手廻し。
 移動稽古(追い突き、逆突き、追い突き・逆突き)。追い突きに関しては、通常のものに加えて、飛び込んで突くヴァージョン、足の着地と突き手の引き終わりが同時ヴァージョンなども試す。
 型。部長とS呂は先週習った「転掌」の確認。AとKは「平安初段」を細かい点に注意して稽古。
 後半は約束組手。相手をとっかえひっかえ中段追い突き。わたしと部長とがやる際は、互いに自分の構え(部長は左利きなので右手が前)でやってみる。馴れていないためか、かなり難しい。
 八時、終了。


 駈け抜けるような報告でした。なにせ時間がないもので。
 タイトルにした「ジレンマ」とは現在の私そのものです。追い突きに関して、与えられた課題やヒントを念頭において突くと不自然に躰が動いてしまい、どうも普段のように動けません。かといって、これまで通りをそのまま続けていたのでは成長はありません。変化する時期というのはそんなジレンマを抱える期間なのかもしれませんね。
 今日はまあそんな話だけです。

 ちなみに、新入り君の質問に答えると、いま公開中もしくは公開待機中の映画で注目しているのは、『マイアミ・バイス』『アキハバラ@DEEP』『X-MEN』『夜のピクニック』などなどかな。最近観た映画でいちばんは前にBlogにも書いた『スーパーマンリターンズ』、少し前だけど『サイレントヒル』なんかも面白かったな。
 過去の映画でお勧めなのは、すこしアブナイ作品ですが、『隣人13号』というのが面白かったです。なんか有名な漫画が原作だそうで、知ってるひとは知ってると思いますが、小栗旬、中村獅童主演でなかなか良かったです。むしゃくしゃしてるときに観てください。

 次の稽古は水曜日です。
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2006年09月24日

デヴィルな男

 こんばんは。秋の夜長、みなさんはどんなことをしてお過ごしになっていらっしゃるのでしょう。読書?映画?松茸?いろいろなものがおありでしょうが、こういう静かな季節にはやっぱり読書がよろしいかと存じます。特に地味なものが良いようです。私なんぞは割かし時代小説というものが好きな質なので、夜になるとはやばや蒲団などを敷いてその上に坐り、ひとりじっくりと池波正太郎さんの作品などを読んでおります。ちなみに現在読んでいるのは、池波さんのライフ・ワークのひとつであった真田ものの一作『真田太平記』。全十二巻の大河小説ですが、ところどころに出てくる忍者の活躍がたいへん好きですね。真田家につかえて働く忍びたちを「草の者」と呼んだそうですが、彼らの計略や死闘はそれだけでドラマです。

 開始早早ながながと趣味公開をしてしまいましたが、今日も稽古のない日だったので、たまにはこういったことも書いてみたいのです。
 趣味ついでに、今日観た映画についてもお話ししましょうかね。

 先ほど、以前にWOWOWでやっていたのを録画しておいた映画『DEVILMAN』(日本映画2004)を観ました。主演は、アイドル・グループ「FLAME」の伊崎央登と双子の右典
 これは人気漫画の「デビルマン」の実写映画です。総制作費十億円と製作日数一年間という、日本映画としては異例の規模でつくられたアクションものです。わたしも公開当時、そんな宣伝文句につられて映画館へゆきそうになりましたが、今日改めて、あのとき行かなくてよかったなあと思いました。
 この映画、開いた口が塞がらないばかりか顎も外れてその顎が床を掘り始めるほど面白くない。尺としては一時間四十分ほどだったと思いますが、ひさしぶりに地獄のような時間を過ごしました。何度、途中で消してしまおうかと思ったかしれません。
 とにかく脚本が悪い監督が悪いキャストは顔メイン、容姿メインの配役で、あの重要なふたつの役がアイドル一色の伊崎兄弟にできるわけがない。肝心要のアクションはCGまみれ、残酷なシーンは不釣合いなほど残酷で他のシーンとの調和ができていない、各場面の繋ぎの穢さ役者たちの台詞の拙さストーリーの不明確不明瞭・・・・・・。
 挙げればきりのない話です。一度観たことのあるひとは大いに頷けるはずです。あんな映画、たとえばFLAMEのファンだって二度と観たいとは思いません。

 こういった駄作としか云えない駄作を観ると、どうしようもなく虚しい心持になります。得るところが何もないからです
 駄作は駄作でも、たとえば昨夜観た映画『コント55号宇宙大冒険』(日本映画1969)くらい突き抜けて、さらに斬新なアイディアを見つけられる作品のほうが、貴重な時間を費やすのには良いのです。

 こちらの作品はとにかくギャグ一色。時代は江戸期。将棋の「桂馬」のようにしか移動できない勤皇党の武士・坂本桂馬と、それを斬りにきた新撰組の隊士で、将棋の「角」のように斜めにしか動けない侍・芹沢角のふたりが、互いに想いを寄せている女郎といっしょに、ある夜、なんとUFOにさらわれてしまう。なにかというとすぐに刀を抜き、勝負をするふたりを見て、宇宙人はそこに「闘争心」を見い出し、それこそ自分たちの星に必要なものだと判じたのだ。彼らを研究すれば、自分たちも他の惑星人に負けない強い存在になれる、と。
 しかし、いざその惑星に着くと、長い道中ですっかりふたりは仲良くなってしまい、口喧嘩すらしない。こいつらは地球人ではない!彼らを連れてきた担当者を殺せ!となって、三人をつれてきた心優しき宇宙人は処刑されそうになる
 こうなると侍魂が黙っていない。ふたりは彼を救うため、演技をしてでも闘いあう。ときにはボクシング、ときにはゴーカート対決。白熱しすぎて、その最中に事故、ふたりは手術を受け、その間に頭のなかから闘争本能を抜き取られてしまう。それを培養し、カプセルにして惑星中にばらまくと、彼らはムクムク荒荒しい性格となり、ちょっとした諍いから戦争を引き起こすようになる
 すっかり腑抜けになったふたりと女ひとりはこの戦乱から逃れるべく地球へ帰ってくる。しかし、あのころから百年ほどが過ぎており、すでに地球は昭和に入っている。当然、侍のかれらはその時代についてゆけぬ。加えて、東京という街では核戦争反対!の大合唱。ふたり、ここでも戦争が起こっているのかと絶望し、各国大使館前に坐り、「戦争はやめてください」と頭をさげる。
 ふたりは逮捕され、精神病院へ入れられる。彼らの息子とその母親である女郎は、「この子たちが平和に暮らせる場所はないかしら」と云って映画は終わる。

 ね、どうです?ふざけた内容ながら、どこかメッセージ性があるでしょ?作品のアイディアやセットなども、現代から見ると斬新でおもしろいし、何より江戸時代にUFO出しちゃうんだからその発想がすごい!侍たちの頭上を円盤がとぶシーンは、日本映画にあまりないものではないでしょうか。

 今日はすっかり映画日誌となってしまいました。許してください。
 明日からはまた新たな一週間。稽古は通常どおり、月水木金土です。
 裏部長でした。
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2006年09月23日

お詫び

 こんばんは、裏部長です。師匠の稽古報告は詳細を極めてきました。ああして改めて文章になったものを読むと、とても一回の稽古でやった内容とは思えません。昨夜は濃密でした。

 今日のわたしのBlogでは謝罪をいたします。というのも、一昨日のBlogで、わたしは奈良のある先輩を「M先輩(苗字がひと文字の方)」と表記したのですが、あとで師匠に確認をとってみると、この方はMさんではなく、M井さんでございました。わたしは聞き間違えてそのまま記載してしまったのです。
 M井さん、ここにお詫び申し上げます。イニシャル表記で、よくわからない誤りではありましたが、ひとの名前を間違うことほど失礼なことはありません。わたしも今後はあまり自分の記憶力を過信せず、書く際は正確をきしたいと思っております。
 すみませんでした。


 今日はこのお詫びだけとさせていただきます。
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2006年09月22日

空気を捌く&空中遊泳

 夜半でございますが、裏部長でございます。えー、秋ですね。ほんとに、すっかり秋でございまして、肌寒いことこの上なし。なんだか鼻がムズムズしているのは気のせいでしょうか。
 今日の稽古内容は師匠のBlogを参照してください。自分は気になったところを掻い摘んで。

一、空気を捌く
 ワン・ツーに対して、こちらは前手の捻り(内受け)で刻み突きを流し、十分に腰を切る。これによりこちらの横腹が露になる。当然、相手はこのスペースへ逆突きを入れてくるから、今度は前手の肘をうまくつかって、腰を前へもどし、それを外へはずす。これに合わせて突きの反撃、もしくは相手の逆突きの腕を抑えてしまう。
 この動作は一応ワン・ツーに対して、ということで稽古したが、相手が追い突きで来てもつかえる。刻み突きを受けた要領で追い突きを受けてもよいし、逆突きを受けたタイミングでやってもよい。しかし後者の場合は合わせる瞬間がむつかしく、下手にやるときれいに突かれてしまう。
 ただ、後者の応用をうまくやれば、ワン・ツーでは刻み突きを捌いていた動作(前手の捻り)が相手の気(勢い)を引っ張り、それだけで突きの軌道を外すことができる。相手との空間、その空気を引っ張る、と云ってよい(しかし、これは攻撃側がある程度の精度と勢いをもって突いてくれないと遣えない)。

二、空中遊泳
 追い突きを、これまでとは違うタイミングで突いてみる。つまり、踏み込む右足が床につくタイミングと突き手を引き終わるタイミングを合わせるということ。よって突きは躰が空中に浮いているあいだに放たれる。
 これに関しては大学からの帰途、少少の思案あり。次週の稽古で試してみたい。

 まあ、このふたつが大きな収穫であり課題となりました。ざっと書いたので、解らないひとはチンプンカンプンだと思いますが、詳しいところは師匠のところでご覧ください。
 明日は祝日のため稽古は休み。来週は月曜日からいつも通りの教室、いつも通りの時間帯で稽古がはじまります。
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2006年09月21日

ま〜た、左!

 深夜に失礼します。裏部長です。今日、稽古のあとに大学の外へ出たとき、思わず「寒い!」と云ってしまいました。気温にして十五度以下でしょうか。陽が暮れると本当に肌寒く、到底もはや半袖ではいられません。
 気づけば、教室に入ってくる虫の数もぐんと減ったように想われます。

 さて、今日は体道稽古のところを急遽変更して、みんなで仲良くヴィデオ学習をしました。その内容と指導のことについては師匠のBlogにある通りです。
 奈良の道場は素晴らしいですね。面積自体は栃木の本部とあまり変わらないと聞きましたが、いかんせんこちらは天井が高い。それだけで空間というものは一変します。何よりM田さんらが自ら拵えたというのが凄いじゃありませんか。札幌にも一件ほしいものです。

 初めて見た奈良支部のみなさんの動きはとても刺激的で、参考になります。特にM田先輩の脱力感やM先輩(苗字がひと文字の方)の、踏み込む足の太腿をたかく引き上げる追い突きなどは興味ぶかいことこの上なかったです。その比較対象として部長が傍らに映っているためなおのこと、その技の内容に見入ることができました。
 しかし、教室で撮ってもらった自分の追い突きには唖然としてしまいました。あんなに左膝が開いていたなんて・・・・・・。もうこればかっりは端から見ていないとわからないことで、今日気づいたのは別に遅すぎるということでもないのでしょうが、あれほどまでに自分の想像と違っていたなんて、新鮮なるショックに外ありません。以後、これを念頭において稽古したいと想います。

 まあ、今日はみんなで仲良くヴィデオ学習!だったので、書くことはこのくらいで勘弁してください。明日は書きますよ!やりますよお、明日は。今週は土曜日ないからね、明日にすべて発散して一週間を締めくくりますよお。

 秋風に 凍える我が手の 小指かな

 風流な裏部長でした。
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2006年09月20日

指南法指南

 こんばんは、裏部長です。勢力のつよい台風13号はどうにか去ってくれました。九州などでは戦争のあとみたいな有様でたいへんそうです。それにひきかえ北海道では、台風が台風として上陸したこと自体が一大事。同じ日本にいながらこうも気候が違うものか・・・・・・。
 
 さて今日も稽古はあったわけですが、その詳細は師匠にお任せします。私は私が感じたことのみを列挙してゆきたいと思います。


 今日は空手の稽古だった。開始時にいたのはS呂君と東京都出身のA君、そして神奈川出身のK君、この三人のみ。師匠はなんでも先週の金曜日から再開された大学院の授業のため途中から参加されるという。部長も遅れるというので、まずは私が前にたって稽古をはじめてしまう。合流時刻は六時ころだというので、私としては、その間に基本稽古から手廻し、移動稽古までを終わらせ、師匠が来られ次第すぐに約束組手なり型なりができる状態にしておこうという算段である。
 そのうち、廻し蹴りをやっている間に部長が来、移動稽古をはじめたころに苫小牧男のH君が来る。今日はこの五人のみ。
 以下、師匠が来られる前の稽古でわたしが感じたこと。
 S呂君:「其場突きなどでは、内八字立ちの膝をやわらかく曲げてやっていたので宜しい。横蹴りでは左がすこし浮き上がってしまう移動稽古での逆突き右がどうしても浮く。見た目としては、突きのミートがあった後で数センチメートル浮き上がっているように見える」
 A君:「移動稽古において、追い突き、逆突きともに、腰をつかって大いに突けているが、腰の切り方が大きくなってきたのにつれて、拳が内側へ入りすぎてしまう傾向あり。腰をつかって突いたとしても、ちょうど拳が自分の正中線上に止まるよう指示」。
 K君:「其場突きがすこし高い。移動稽古ではもっと腰をつかって突くべし。どんな動作においても脇をあけず、突きを放つ際はその小手部分が横腹ないし胴着に擦れて音が出るようにする
 部長:「移動稽古における突き。足を、孤を描いて前に出し、躰をふって腰を切り、その上で突く突き方は徐徐に小さくし、腰全体の前進でもって突くべし。よって腰の切る余地は構えた状態の半身によってできる幅のみで活用し、あとはただただ真正面へ突く
 H君は来たばかりだったので、とにかく躰を温めてもらうことにして何も云わず。別にこれといっておかしな点はなかったように思う。

 師匠合流ののちは型。部長とS呂君は「転掌」、H君とA君は「平安初段」、私とK君は平安シリーズ五つを総復習する。
 K君は神奈川にいたとき糸州会で空手をやっており、この五つのシリーズはすでにお手の物なのだが、彼のやってきた平安とわたしたちの平安とでは少なからず違いがあるため、その確認のために復習をするのだ。
 いづれにおいても大きな違いはなし。ただ足を踏み出す方向がちがうとか、手の返しがあるとかないとか、そんな些細なものばかりで割とあっさり終了。
 しかし、彼に対してアドヴァイスをするに当たって、師匠から学んだことがある。
 それは後輩(師匠からしてみれば弟子)に対する指導法、技の解説の仕方についてだ。

 K君から出た質問のなかに、「平安四段のなかの、右足前の猫足立ち・左支え受けの状態から両手にて掛け受けをし、右膝で蹴りあげる動作では、相手のどこに両手をかけるのか」というものがあった(K君は以前の道場で、両手にて相手の両肩をつかむ技だと教わっていた)。わたしは師匠からそう教わった通り、相手の突きを捌いたあとならその手首と頸筋、もし相手がこちらの胸倉を両手で摑んでいる場合はその両手首を内側から、と答えたが、師匠の解説はすこし趣がちがった。
 師匠は、「型としては右手が上、左手が下の状態で同時に掛け受けをする。これを行なったうえでその内に、相手の手首と頸にかけて膝蹴りを喰らわせるという技が隠れているということを知っていればよい。だからその上で相手の両手首をつかもうが、相手の両肩を摑もうが、その変化は問題ない」とおっしゃった。これは基本中の基本ながら、わたしは目の冴える想いがした。
 何故ならば師匠の指導法こそ指南といえるものだと判じたからである。

 今日のこの師匠の指南法はまさに王道、型における動作そのものとそこに隠れている技を解説したのみで、これといって珍しいことをしたわけではない。しかし、指導をする際にはこれでなくてはいけないのだ。つまり、相手の質問がどんなに細に入っているような部分的なものであっても、一度おおきな全体的な視野に置き換えて、その上で質問の一点に回答する。今日のわたしのように、K君の質問にあった一点を答えて済ませるのではなく、その型のその動作自体を確認し、そこには基本的にこういった技が隠れ、その意味を含んだ上では多少の変化も可能である、とこう指南すべきであったのである。これは普段から理解しているようでなかなか、そう容易くできない方法である。


 今日はこれを学べただけでも収穫でした。あと終了間際にあった、坐った状態での間合い、この話だけで今日は満腹です。ありがとうございました。

 明日は体道稽古です。参加する門弟諸君は筆記用具を忘れぬように。
 
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2006年09月19日

バラバラ

 お晩です。昨夜のTVドラマ『サプリ』の最終回には納得がいっていない裏部長です。あれはどういうこと?石田は会社にもどってきたの?否、あの雰囲気ではちがう。違う会社でがんばっているはずだ。一方の伊東美咲は今までどおりあの会社で働いているわけで、じゃあ、どういうこと?どうしてふたりはあんな平和な顔で待ち合わせて肩寄せ合って歩いてゆけるの?

 えー、開始早早、ドラマを見ていないひとには何のことだがまったくわからない話題を振ってしまいました。知らないひとは見過ごしといてください。しかし最近のTVドラマはどうも都合主義というか、取ってつけたような展開が多すぎてガッカリです。先週最終回を迎えたNTVの『マイ・ボス、マイ・ヒーロー』だってそうです。主人公のマッキーこと榊真喜男がヤクザの二代目だと知れて生徒たちや教師たちは失望、彼に対してこれでもかというほど掌返して憎悪しますね。まあ、当たり前の展開です。
 しかしどうでしょう。彼の親友である桜小路順(呼び名は「桜なんとか」)たちが卒業式後にかれを迎えにゆき、みんなで高校へ駈けもどってくると、つい数分前までマッキーの話が出ると眉間にシワを寄せていた面面が「おかえりっ!」ってなもんで満面の笑みで迎えたのです。教師たちの中でもいちばん手厳しい意見を出していた中年女性などは手を打ちふって「マッキー!」なんて云ってる。あれはおかしい変貌しすぎです。そこに来て、榊がふたたび高校へゆく決意をし(それまで通っていたアグネス学院は結局卒業できず)、校門をくぐるその学校の名前が、エンディング・テーマになっているTOKIOの新曲『宙船』をまんま使った「私立宙船高等学校」・・・・・・。
 あれは異常です。

 武術とはまったく関係のないTVドラマ批判をしてしまいました。裏部長も案外こんなものを見ているのです。まだ若いのです

 部長やH君、A君の質問には師匠が答えてくださるでしょう。それを参考にしてください。ただ私の意見をいえば、部長:「其場突きのとき、どうして足を締めるのか」→そういう立ち方だからH君:「突く際は肘で突く、という感じがよいのではないか」→うんうん、私も良いとおもいます。A君:「空手での突きは前足をまげて軸を前方へ移すようにするが、そこにはどんな意味があるのか」→普段の稽古でもいわれている通りです。それが突きこみの威力になるのでしょう。
 H君の質問にあった、肘で突くイメージは全体的にいうと中間地点のような気がします。初心者は腕を棒のようにして突いてしまいますが、馴れてくると肘から先で突くイメージになり、もっと進むと拳のみに意識がゆき、腕そのものはゴムひものようになります。現時点ではそのイメージで良いのではないでしょうか。
 A君の話は、そうやって突いたほうが拳を送り込める距離、長さが増すから、という答えでどうでしょう。これは今後の稽古でイヤというほど云われますから安心してください。
 部長の質問は師匠にお任せします。其場突きだけでなく、足を動かさぬ基本稽古ではそのすべてを内八字立ちで行ないますが、おそらくそこには何らかの意味があるのでしょう。そして、そこに何か意味があったうえで、内八字立ちの内容が解ればよいのでしょう。師匠、お願いします。

 さて、無駄に長く書いてしまいました。あんまり内容はありません。ごめんなさい。
 明日は台風のなか稽古はあります。気骨のある門弟諸君、暴風に乗って来てください。
 裏部長でした。
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2006年09月18日

肘の痛み相談室

 えー、こんばんは。裏部長です。今回の柔道はあまりよくないですね。日本勢、ほとんど見るところなしといった感じです。ヴァレーボールに続き視聴率を稼ごうと目論むフジテレビのたくらみが破れた瞬間を見た気がします。
 しかしメディア関係でいえば、細木数子はどうにかなりませんかね。なにかのTVドラマのDVDに文句をつけてシーンを削除させたって云うじゃないですか。こんなことは許されざることで、削除を許した製作者側もその弱体化した体制をおおいに反省するべきです。こういった問題にはわたしも大いに興味があり、近近また細かく書きますが、みなさんはどう思われますか?

 さて今夜はこれといって書くことがないので、わたしの肘痛をテーマに、みなさんの書き込みを喚起してみようかな。

 現在、裏部長は左肘の痛みに悩んでおります。最初は、突きの勢いが増してきたために肘の抜ける感じがして、それが痛みになって現れたのかと想っていました。というのも、そういった痛みはこれまでにも右肘に限ってですが何度かあり、痛くなっては治り、治っては忘れたころにまた痛くなるという繰り返しを続けてきたからです。
 今回もそんなもんだと想っていたのです。しかし・・・・・・。
 よくよく見てみると、今回はすこし違う痛みなのです。肘の抜ける痛みではなく、左肘の上側、肩側のほうの筋の痛みなんです。だから痛むのは突きで拳を返すときで、腰にひいた状態で出し入れするぶんには痛みません。
 この状態が二箇月ほど続いています。現在、刻み突きくらいはどうにか突けますが、追い突きとなるとうづくまるほどの痛みをおぼえるときがあります。

 そこで、諸先輩方に質問です。みなさんは過去に、上記のような肘の痛みに襲われたことがありますか?もしあればそのとき施された対処法をお教えください。もし肘でなくとも、稽古のなかで躰のどこかを痛めた経験はありますか?もしあればそのお話もお教えください。
 今日はさながらカラダの痛み相談室と化したわたしのBlog。どうかみなさん、大いにご利用ください。
posted by 札幌支部 at 20:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2006年09月17日

ああ、競技武道

 こんばんは、裏部長ですがなにか?
 おぎやはぎのこの御馴染みの挨拶、前は「なにか問題でも?」だったのが最近TVを見ると「なにか?」で切れていましたね。ヴァージョン・チェンジしたのかもしれません。
 そんなことはどうでもいいですが、今夜から柔道のW杯みたいのが始まりました。開催地はパリ、おフランスでございます。私なんぞはまるっきり素人なのでその筋のことはあまりよく解りませんが、フランスというのは強いんだそうですね。キレというか、こう勢いみたいなのが凄い!もう防禦に廻っていてはあぶないってな具合です。
 なんでもこの大会では個人戦がなく、団体戦でその順位を争うそうですが、日本の女子勢はなかなかの有望揃い。先方はポスト柔ちゃんと云われる十七歳の中村選手、中盤には古賀さんの愛弟子「女三四郎」、そして大将にはどっしりと貫禄の出てきた御大が控えております。躰は小柄ですがその風貌はどうしてどうして、どこか頼もしい感じがします。
 しかし、ですね・・・・・・。

 まあ結果についてはTVを見てください。このあとニュースで厭というほど流れるでしょうから。
 悲しいかな、競技武道は武道を離れてゆく気がしてなりません。これは師匠とも前に話してうなづきあったことですが、ルールが整備された競技武道はどんどんと武道らしさを失っていると想われます。何故ならば、そこに武道らしさがなくても生きてゆける、いや、むしろその方がやりいいからなのですね。
 つまりはこういうことです。

 柔道というのは、「一本」ということになると相手の背中が床に着かねばならぬ。逆にいえば、相手の背中が床へつけば、それが一見して柔道の技でなくても、ただ抱きかかえて倒れこんだように見えても「一本」になってしまうのです。よく見かけるでしょう。組み合って倒れて、そこから無理っくり体重でもってひっくり返して背中をつけにゆくやつ。あんなのでも「一本」になってしまうのですから、それが柔道らしい必要なんかどこにもないのです。
 あれは前回の世界柔道でしたか、団体戦で、日本の内柴選手がどこかの外国人選手と当たったときに、周囲の期待を裏切ってあっさりと負けてしまいました。そのときの相手選手ときたら、まるで肉食動物のごとく、とにかく突っ込む。あれはお世辞にも柔道とはいえない動きでした。
 しかしそんなことは関係ないのです。競技の上ではルールがいちばんなのですから、そのルールの中で〈勝ち〉と決められればそれが正解なのです。柔道らしい、ヤワラらしい技なんて必要ないのです。

 これはとても悲しく、そして恐ろしいことですね。もちろん競技としての柔道を考えるのであればそれはそれで良いのでしょうが、武道と名のつく以上は、やはり頸を捻らざるを得ません。
 悲しむべきことはそれだけではありません。礼儀、という面からも考える必要のあるものは沢山あります。
 勝てばよい、という論理があるせいで、技が決まればすぐに観客席へガッツ・ポーズ、乱れても胴着を直さない、これらは武道として有るまじきことでしょう。本当は、そんなことを改めて考える必要すらない基本的なことですが、競技としての色がすべてとなった現在の武道界では仕方のないことなのかもしれません。

 門外漢ながら今日はTVを見たあとなのでこんな話を書きました。柔道関係者のみなさん、読んでいたらごめんなさい。でも、あながち頷けぬことばかりじゃないでしょ?
 秋夜に武道を憂う裏部長でした。
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2006年09月16日

ちっちぇ人間

 こんばんは、裏部長です。書き込み早早なんではありますが、秋田のMさんコメントありがとう存じます。貴方のことは以前師匠より伺ったことがあります。これからも我我の文章をお読みになっていただいて、何か感ずるところがあればバンバンと書き込んでください。後輩をはじめ私も励みになります。
 また栃木のT君、剣道のほうで三段になったそうで、おめでとうございます。なんだか今は腰が痛いそうですが無理をせずに頑張ってください。しかし凄いねえ、三段とは。えぇ?空手もやって居合もやってでしょ?凄いですよ、なかなか出来るもんじゃない。われわれも大いに見習う必要があります。

 さて、今日も稽古はあったわけですが、その報告は師匠にお任せして自分のことを書きましょうかね。
 
 、という言葉をよく使います。これはもうなんでもそうで、空手だろうが体道だろうが、剣をやろうが杖をやろうが、武術の稽古のなかでは厭というほど出てきますね、この言葉は。日本伝天心古流拳法でいうと「落花」だとか「下り藤」なんていう名称がついているものはもちろん技ですが、たとえば空手で、刻み突きを受け流す前手の返しなんかも技なんです。特にこれといって名称はないものの、武術として使えるものなので正真正銘「技」ということができます。
 わたしは合気道から師匠のもとへ移って、最初これに驚きました。向こうでは体道とおなじく、技といえば名称のあるものだと思っていたからです。正面打ち小手返しとか、後ろ両手取り一教とかね。ところがどっこいこちらでは、足をクイクイッと動かすだけで「技手首を返すだけで「技」なんですから、もうのべつ「技」なんですね。しまいには、呼吸するだけで奥義なんてことを云う・・・・・・。
 まあ、それらのほとんどがいわゆる高級な技というやつで、高級(高度)な受け技というのは高級な攻撃に対してではないとあまり使えないので、初心者のうちはその動作の形をおぼえるだけに止めておくそうです。高度な攻撃とは精度のたかい突き蹴りのことで、つまりブレの少ない攻撃ですね。高度な受け技はこれをしてもらわないと使えない。
 ブレのない攻撃とは鋭いものです。よって、これに対する高度な技もまた鋭く、そして動作としてはどうしても小さくならざるを得なくなる
 そうです。師匠などの云う技なんてものは、端から見ているとよくわからない、ちっちぇちっちぇものなんです。チンケなもの、という意味ではないですよ。動きの幅が少ないというのです。
 攻撃にしたってそうです。大きく突いたり蹴ったりしていたのが次第に小さく、腰だってほとんど切らずにできるようになる。以前、栃木のI先生が書かれていた突きの話もそうですね。すべてが小さくなる
 だから、そういった意味でいうと、ウチの師匠というのは「ちっちぇ人間」です。器が、じゃないよ。技が、です。

 今日はそんなちっちぇ技とその奥側を覗いたような気がしました。まあ、それらは頭の隅に置いておく程度で、現在のわたしたちの動作の参考とまではゆきませんが、こういった稽古もたまには良いと思います。

 来週は月曜日と土曜日が祝日のため稽古なし。ただ、土曜日に関してはどうも参加状況が悪くなってきているため、今後はどうなるかわかりません。少し様子をみて判断すると想います。どうしても土曜日に稽古がしたい!というひとはその心算でいてください。

 んでは、水曜日に。
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2006年09月15日

左!

 こんばんは、裏部長です。昨夜のわたしの書いた文章に連なってあんなにたくさんのコメントが入っていたとは知りませんでした。でも、A君やS貝君の質問にはきっちり師匠が答えてくだすったので問題なし。今日の稽古でもその確認がありましたから、両名とも納得がいったことでしょう。

 今日の稽古内容は師匠のBlogを見てください。最終的には比較的大人数での稽古となりました。ただ、どういうわけか部長がいませんでしたね。あの人にとって金曜日というのは鬼門なんです。特に大学の授業がある頃なんかは、金曜日は一時間目しかないからどうしたって稽古までは時間ができてしまう。大学にいても退屈なので、自宅へもどって昼寝でも・・・・・・で、目覚めたらもう夜だった、なんてことがこれまでにも数えきれぬほどありました。
 もしかしたら今日もそんな塩梅だったのかもしれません。

 現在は新しくS貝君が入ったばっかりなので、その稽古内容も、新人が入った当初くらいにしかやらないものが多く、今日もそんな感じでしたね。師匠がそうと云わずとも、二人ひと組になって差し向かいで「さあ、やろうか」なんて雰囲気になればすぐにみんながそれと判る〔足廻し〕なんてキツい稽古もやりました。あれも、彼以降たれも入らなければあと数回の辛抱です。
 
 約束組手では、私はおすぎさんと組んだわけですが、追い突きを左右やった。右はいつものことですが、左は本当にひさしぶりで、どうもいけませんでしたね。やっぱりまだ痛烈な肘の痛みがあるし、まあそれでも以前よりは少しかマシになったんですよ、これでもね。刻み突きくらいであれば普通に突けますから。でも追い突きとなるとその勢いの強さがちがう。ネ?全身の勢いで突くわけだから相当なもんです。これにはまだ耐えられなかったなあ。
 とはいえ、肘の痛みがなくても左は馴れません。稽古量が圧倒的に少ないというのがその最たる原因でしょうが、たとえば利き手の右手をメインにするとはいえ、そちらの精度や威力を増すにも左手は必要不可欠で、やはり大切なのですから疎かにはできません。今後は肘とも相談して精進してゆきたいと想います。

 今日は稽古のあと、談話室でみんなと部長を肴にしてコップ酒ならぬコップ水を呑みました。内容は・・・・・・こんなところでは書けません。絶対に書けません・・・・・・でも、なんとなく想像はつくでしょ?若い男衆が集まってしゃべるっていうことになれば、内容は当然そっちのことになる。ネ?札幌支部に女性部員を入れたいねえ、なんて話から、稽古にかこつけて触りたいだの、そういったことには案外部長が詳しいだの、しまいには、女のアソコに其場突き、なんちって(オイオイッ!)
 どうもしようがありません。

 明日も稽古はあります。もちろん空手です。来週の土曜日は祝日なので休み。ですから、土曜日の稽古は明日をのがすと再来週までありません。
 みなさん、こぞって参加してください。
 裏部長でした。
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2006年09月14日

バ蚊と受身

 深夜に失礼します。裏部長です。なんだかさっきまでパソコンの調子が悪くて、なかなかインターネットにも接続できずにいました。もしかしてウィルスかな?などと不安になりましたが、今はもう大丈夫です。
 師匠の書き込みにもあった通り、これからの稽古報告はあんな感じになります。ま、簡単に云うと師匠へまる投げ、ってな具合です。師匠が不在の際はおそらく私が毎度のように書くことになるでしょう。

 今日は体道稽古で、わたしは新しい技をやらず、後輩たちの復習やら新しい技の稽古やらにつき合いました。主には、A君の日本伝天心古流拳法初伝上段之位と部長の同流免許之位ですね。A君は本当にひさしぶりの体道稽古で、前にどこまでやっていたかあまり記憶がなく、おそらく九本目の「落花」までだろうと云うので、その次の「屏風返」から始めたのですが、十一本目の「谷落」をやってみるとその動作に見覚えが出てきて、やっぱりそこまではやっていたということが朧げながら判明。それでもいまいち憶えていない十二本目の「突身止」をやって終わりました。
 部長に関しては免許之位一本目の「阿修羅落」から六本目の「打込両翼」までいって終了。

 わたしは久久に復習というものをやって、すっかり受身がヘタになっていることに気づきました。というのも、最近は師匠と差し向かいで新たな流儀「浅山一伝流体術」の技を稽古することが多く、こういった場合は最初こそ技を教わるために師匠の受けをとりますが、一度憶えてしまうとそこからは私が捕りを行なうばかりで受けはもっぱら師匠なわけです。自然と、受身をとる、ということが少なくなっていたんですね。
 わたしは合気道をやっていた頃に膝行(しっこう)で膝を痛めてしまい、それ以来こちらでもサポーターをつけて稽古していたのですが、最近はそれを外してやっていました。あまり痛みもなくそう出来ていたので、「アレ、もしかしたら克服しちゃった?」なんて調子に乗っていたのですが、今日の稽古ですっかり思い出してしまいました。
 膝、痛いです。その痛みを庇うばっかりに受身がぎこちなくなってしまったのでしょう。あれは危ないっす。
 
 それに加えて腹立たしいのは、です。昨日の稽古終わりに、大きな蚊が教室へ入ってきてブーブーいいながら飛んでいたのは知っていましたが、今日ふと左の膝頭をみると、どう見ても蚊の仕業としかおもえない赤いボタンが出来ているではありませんか!あの野郎、わたしが着替えている間かなんかにきっとブスッと刺したのです。油断のならないふてえ野郎です。今日の体道稽古を見込んだかのような仕事ぶりです。忍者なら合格です。

 今日の稽古前に教室の右隅を見ると、大きめの蚊がうづくまって死んでいたので、おそらく昨夜の野郎でしょう。死に際にわたしの血を思う存分吸って往生したのでしょう。ここにご冥福をお祈り申し上げます。

 明日は空手です。明日はもそっと真剣に書きます。
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2006年09月13日

課す。

 お晩でございます。裏部長でげす。この「げす」という言葉なんかは、時代劇とか落語を知らないひとには馴染みのないものでしょうが、もとを正せば「ございます」ですね。これが短くなった形なのです。「裏部長でございます」が「裏部長でごぜえます」になり、それがさらに短くなって「裏部長でげす」という云い方になる。通人ぶってる商家の若旦那とか幇間(たいこもち)さんとか、あまり高級な感じでないひとがこんな言葉をつかったそうです。

 なんて、開始早早どうでもよい話をしているのには理由があるのです。そう、今日から毎日の稽古報告を当番制にしたのです。その回に参加した門弟のなかから一人を選び、そのひとに稽古の内容をアップしていただく。今まではこれをわたくし裏部長が一手にひきうけていたわけですが、あそこまで細かく書いてしまうと他の門弟諸君が書けなくなってしまうのでは?という師匠のご指摘を受けてこうした次第であります。
 その一発目は苫小牧出身のH君です。突然の指名にも慌てず、思い出しながら書いてくれています。
 ただ。
 移動稽古のときに「ワン・ツー」はやらなかったと思います。相手を前に立たせてやったときは追い突き・逆突きのみ。突き手に触れるのは追・逆、追い突き単体の2ヴァージョンをやりましたが、ワン・ツーはしませんでした。
 型に関してはH君たちしかやっていないので私たちはわかりません。あの通りなのでしょう。いろいろと指摘を受けている様子がなんとなく横から伝わっていました。
 稽古開始前の、わたしの師匠へ対する質問コーナーに関しては、記憶が曖昧でもしょうがないでしょう。いかんせん尋ねていたのは私ですし、内容が内容だったので、そう隅隅まで憶えていなくても大丈夫です。ただし、少し贅沢をいえば、細かいところで、基本稽古なんかはどういう順序でやったのか、ということをできるだけ細かく憶えていてほしいな、と想いました。
 たとえば、今日はS貝君がいたので基本における受け四種もそれぞれ丁寧にやりましたが、内受けと外受け、下段払いと上段受けの2セットでやりましたね。其場突き、前蹴り、内受け・外受け、廻し蹴り、下段払い・上段受け。そしてそれから、先に横蹴りをやり、最後に刻みと裏拳でした。いつもとは少し流れが違っていたのですね。

 どうしてそこまで細かく?、と思うかもしれませんが、その日の稽古内容をできるだけ細かく記憶しておき、それをどこかで再確認することで、その際に師匠が指摘されたこと、自分に対して示された教えについても思い出すことができるからなのです。それも、憶えておこう憶えておこうと努めて記憶するのではなく、ふつうに稽古をしてきて、家でふと思い出したときに寸分たがわぬ内容が頭に残っているようにしたいのです。
 これも稽古なのです。そしてもしかしたら、実際の稽古よりも難儀なことかもしれません。

 ちょっと小言が過ぎましたかね。こういう小言をガミガミ云っているようなひとを昔は「小言幸兵衛」なんてあだ名したものです。のべつ何かに小言を云っているような人のことですね。
 ま、特に今日のこととは関係ありませんが。

 裏部長個人としては、今日の稽古はあまり出来のよくないものでした。どういうわけか左腕につよく筋肉痛があり、肘も痛く、全身的に力みがありました。基本では廻し蹴りが笑ってしまうほど巧くできず、良いところのない稽古だったと思います。最近、自宅でも自主稽古やってないんです。怠惰はすぐに結果に出ますね。

 明日は体道稽古です。さて、今度はたれがBlogの餌食になるか・・・・・・ヒヒヒッモバQ
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2006年09月12日

部長おかえりなさい

 裏部長です、こんばんは。昨夜のBlogでもお分かりの通り、師匠と部長が無事帰ってこられたようです。ひと足先に北海道へもどり、昨日の稽古にも参加したA君なんかは現在のこっちの涼しさに感嘆しておりましたから、彼の故郷である東京よりも南へ行っていた彼らにとってはその暑さはたいへんなものだったでしょう。師匠は栃木のひとですからまだ良いものの、部長は道産子のうえに多少具合もよくなかったようですから、現在の体調が心配です。

 しかし、奈良での稽古ではいろいろと揉まれてきたようで、部長はお疲れさまでした。推察するに向こうは平均年齢が比較的低いのでしょう。だから本部よりも若さがあって、激しさがあって、まあどんな稽古をしたのかはあとで聞いてみないとわかりませんが、躰で教えられることが多かったのではないでしょうか。

 と、なんとなく書いておりますが、そう、今日はこれといって書くことなし!申し訳ない!Blogには毎日書き込む、と勢い込んでいたわりにはたま〜にこうしてネタを考えずにいることがあり、そのたびにこうした内容のない文章になってしまうのです(駄洒落じゃないよ)。
 ま、明日からは師匠や部長のいる稽古が再開されますから、自然とその内容も多彩になるでしょう。それまで期待していてください。

 それでは最後に、今日ふと思いついた駄洒落をひとつ。

「こんな涼しい日でも厚着をしてると汗なんかをかきますね〜。でも汗をかく、発汗するというのは躰にとてもいいんですよ。特に運動不足で太っちゃったなんてひとは発汗しなくちゃいけません。汗をかかないと新陳代謝が滞って脂肪が燃やされませんからね。
 でも中には、汗をかいても痩せないひとがいる。ネ?発汗しても痩せないデブがいる。
 これを世間では、発汗(百貫)デブという・・・・・・」

 お粗末様でした。
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2006年09月11日

想えば遠くへ来たもんだ

 こんばんは、裏部長です。なんだかすっかり気候が秋めいてきましたね。風は涼しくさわやかだし、気温もさほどに高くはないし。ただ一点どうしても許せないことは、こんな季節になっているというのにまだ夏を満喫しているがいるということですむかっ(怒り)教室で稽古なんかをしているときに、暑くなって窓をあけると必ず入ってきます。それが赤蜻蛉かなんかであればまだ風流ってなもんですが、ブーブーいってる薮蚊じゃ腹も立ちます。本当に鬱陶しいですちっ(怒った顔)

 さて本日はちょっと珍しいメンバーでの稽古となったので、早速そのご報告と参りましょう。


2006年9月11日(月)晴れ。師匠と部長は本日帰ってくる予定。
 午後五時、札幌大学1002教室にて空手の稽古。参加者は、東京へ帰省していた数箇月ぶりのA、アルバイトも辞めてすっかりやる気のS貝、少し遅れて大学院生のH田。Aは本当にひさしぶりであるし、他のふたりはまだ数えるほどしか空手の稽古を受けていない。
 基本ひと通り。遅れてきたH田は廻し蹴りから参加する。以下、その内容と指摘点。
 其場突き(前傾姿勢にならない引き手は腰に密着させる腰の出し入れで拳を放り出す腕力に頼らずに突)。
 前蹴り(膝のひきつけの意味。蹴る位置の高さ。同側の手の位置)。
 内八字立ちにて内受け&外受け(受け終わったときの手は拳が顎より下にある位置。最後に返す。外受けはワイパーのように)。
 廻し蹴り(膝のひきつけも同様、蹴りの軌道はなるべく横、横から入って横へもどす。蹴る位置は自分の正中線、それ以上深くは蹴らない)。
 内八字立ちにて下段払い受け・上段受け(上段受けの場合、受け終わったとき自分の拳は顔の外にあり、小手部分で顔面ないしは頭部を護るようにする)。
 刻み突き(口かもしくは顎の高さを突く。突いてもどすのではなく、突ききった反動でもどってくるようにする突きは腰で出す)。
 裏拳打ち(腕をムチのようにして遣う。腰の開きと拳の出発は同時でも当たる瞬間に腰だけを先にもどしてしまう。胸や肩が張るくらいにして打つ。自分の顔の位置より奥へは打たない)。
 横蹴り(対人による股関節の柔軟と足形の確認後、廻し蹴りのようにならないこと。横にいるひとを向こうへ押しやるつもりで蹴ること)。
 手廻し。
 移動稽古。以下同様に。
 追い突き(足は孤を描きながら大きく出し、出し終えてから突く。前傾姿勢にならない、肩を出しすぎない。突きを出す瞬間に腕を引き上げない→H田突き手および引き手を腰から離さない→S貝)。
 逆突き(腰の回転を意識する。足を出した際、躰をおもいきって開き、そこから突く。腰の回転だけではなく、軸の移動をする→A)。
 ここでH田は早退。
 後半は約束組手。まずは相手の正中線をとる練習
 最後は追い突き。Aには突いたあとに引かせる。これはS呂にも云っていることだが、突いてから引くのではなく、突ききった反動で拳がもどり、それに引っぱられて結果的に引いた状態となるよう指導。A、なかなか勘よく、おおかた巧くできる。
 S貝には実際に突かせる。移動のときにも云った脇の開きを注意。また後ろ足の踵をきちんと床につけるようにも云う。
 七時過ぎ、散会。


 今日はとても珍しい面子であった。わたしはかつてこの三人とだけで稽古をしたことがない。
 こういった場合、何かアドヴァイスを与えようにも悩んでしまう。数箇月ぶりとはいえA君はすでに長いから、勝手にやってもらって勘を取りもどしてもらえば良いのだが、あとのふたりはまだ数回しか空手をやっていない。当然、其場突きひとつにしてもまだ固まっていないプディングのようで、どこから手をつけて良いのやら、何を指摘し、そして何を放任しておけばよいのか、瞬時にはそうそう判断ができない。こういうことを日頃から師匠はしておられるのだと想うとただただ脱帽せざるを得ない。
 しかし、こういった機会はそう多くはないので、わたしも自分のなかの抽斗を大いに活用してアドヴァイスをした。なるべく現在の彼らに理解できる言葉と共感できる動きで見せたつもりだ。彼らがその半分でも理解してくれていたら幸いだ。

 それにしても、こういう後輩たちと稽古をすると、自分にもそんな頃があったという事実がなんとなく感じられて、嗚呼おれも想えば長く飽きずにやってきたたもんだなあ、なんてシミジミとした気分になる。たぶん自分より数段上の諸先輩方もわたしたちに対しては同様の念を持っておられるに違いない。
 
 さてさて今日はこんなところにしときましょう。明日は稽古なし。水曜日からは師匠も部長もカムバックして通常どおりの稽古となります。S貝君やA君などもこれからは継続的に参加するというので、いよいよ稽古は賑やかになるでしょう。
 久久に会う師匠へ、ぶつけたい疑問質問をいま整理している裏部長でした。
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2006年09月10日

想い出話A

 お晩です。裏部長でございます。今日は寝起きにふしぎなを見ました。まるで映画のような夢で、そのなかでは、古びたビルの屋上で可憐な美少女がひとり暮らしているのです。最近あまり夢らしい夢を見ていなかった私としては非常に印象深く、加えて余計に不思議だったのは、目覚めたあともその情景やストーリー、出てきた人物の台詞なんかが頭から離れないのです。
 これはなにかのお告げかもしれませんひらめき

 さて、昨夜書いたわたしの文章あてにコメントがあったので、まずはそれについて。
 おすぎさん、大会お疲れさまでした。観に行く観に行くとさんざっぱら云っておきながら結局行けず、本当に申し訳ないもうやだ〜(悲しい顔)詫びの言葉もありません。未だ大会におけるおすぎさんの勇姿を見ていない私としては是が非にも観に行きたかったのですが、いろいろと用事もあって断念せざるを得ませんでした。許してやっておくんなさいムード
 ちなみに昨夜のわたしの二本目の文章は、栃木のY先生から頂いたメールに対しての御礼だったのですが、たしかに他のひとにとってみれば何のことやらさっぱり解らぬ文章でしたね。こういったBlogの使い方は良くないのかもしれません。
 以後、気をつけます。

 そのY先生のご子息、T君もコメントを寄せてくれました。ありがとうございます
 鉄下駄の稽古なんざ武術家らしくて憧れますなあ揺れるハート一度やってみたいです。まあご推察の通り、冬はいくらなんでもキツいでしょうが、雪がなく、吐く息もまだ白くない時分であればどうにかなるでしょう。検討してみます手(チョキ)

 さて今日は昨日の続きから、われわれ札幌支部の歴史をご紹介いたしましょう。


 「古武術研究会」としたスタートした私たちは、週二回から三回の空手稽古を札幌大学一号館三階の演習室でおこない、週一回の体道稽古はこれまでどおり師匠の研究室で行なっておりました。
 そんなある日。わたしの高校時代からの親友で、同じく札幌大学の学生であったY君が稽古を見学したいと申し出てきました。彼は高校時代に柔道をやり、初段の一歩手前まで行って膝を壊し、そのあとは走族をまとめていた、という波乱万丈なひとで、それ以来稽古という稽古はしていなかったものの、格闘技や武道には諦めきれぬ情熱があったみたいで、わたしが常常うるさいほど師匠の凄さをアピールしていたのに負けて、ついに見学したいと云ってきたのです。
 わたしは否もありません。あれはたしか火曜日、わたしの三時間目の授業終わりに、師匠の研究室がある中央棟の玄関で待ち合わせることにしました。
 彼と落ち合い、そのまま中央棟三階の師匠の研究室へ行って部長を待っていると、なんと部長も見学者を連れてやって来ました。しかも四人も、です。このときばかりは私も驚きました。
 結局、このとき集った計五人の見学者全員が入門したわけではありませんでした。Y君は入門こそしなかったものの、何度か稽古へ来てくれて、そして今でも時間があれば続けたいと云ってくれています。
 部長が連れてきた同級生四人のうち二人が入部をします。それが、現在でもときどき稽古へ顔をだすT谷君T中君です。T谷君は、やれ教職課程がたいへんだの、居合に興味が出てきたので違う道場に行ってみたいだのと多忙の尽きないひとですが、なんだかんだといって現在も続けています。T中君は最近こそあまり稽古はできていないものの、一時期は副部長の坐を占め、第一回目の栃木遠征にも参加したひとです。時間があいたらまた稽古に来てもらいたいものです。
 その後、次次と入部者が増えます。
 今は東京に帰省中のA君、学外からの参加者・OBさん、現在よく出てくるS呂君ON、苫小牧っ子のH君、ON君とおなじ神奈川県出身のK君おすぎさんは古武術研究会当時からちょくちょく参加していました。現在、入門までは至っていないものの少しづつ稽古の数を増やしているひとに、おすぎさんのアルバイト先の後輩・S君、高校生のW君などがいます。
 
 あれはどのくらいのときだったか、あまり記憶は定かではありませんが、人数も多くなり、とても研究室だけでは稽古しきれないとなったころ、私のひとり勝手な想いつきで、古武術研究会を空心館の支部として認可してもらい、名称もそのように改めようということになりました。その理由としてはいろいろありましたが、第一には似たような名前の団体を札幌で見つけてしまったというのがあります。あるんですよ、古武なんだか研究会っていうのが。その名前のステッカーを貼って走っている車を見かけてしまったのです。
 第二にはやはり誇りというか、組織の正統性がほしかっというのがありますね。日本武術研究所空心館という名前をいただくことで自分たちの存在が揺ぎないものとなり、それが日日の修行へもよい影響を与えてくれると、そう想ったのです。
 そんなこんなで、わたしと部長と師匠の三人ではじめた古武術研究会は、日本武術研究所空心館札幌支部と改名し、大学にも届け出て、それが正式名称となりました。現在、門弟は十人あまり。決して大きな団体ではありませんが、どうもこれくらいがちょうど良いようです。本部のみなさんを見ているとそんな気がします。

 たとえばまだ部員が師匠を入れても三人しかいなかったころ、そのメンバーで何を思ったか山登りをした話とか、はじめての栃木遠征から帰ってくると、わたしと師匠以外のふたりがインフルエンザにかかってしまった話とか、細かいエピソードはたくさんあるのですが、それらはまた今度の機会に譲りましょう。

 明日からはまた新たな一週間がはじまります。月曜日はもちろん稽古あり。火曜日はなくて、そして、水曜日には師匠と部長が帰ってきます
 みなさんも体調管理にはじゅうぶん管理して、有意義な一週間を過ごしましょう。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 19:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2006年09月09日

あっ、そうそう。

 そういえばすっかり書くのを忘れていましたが、栃木のY先生、メールのご返信、ありがとうございました。お尋ねの件、ご返答のように検討させていただきます。あの組織の設立に関してはなんだかプレッシャーを感じられているようですが、先生であればなんら問題はありませんでしょう。何かあればわれわれ札幌支部も先生を支持します。まあ人数は少ないですが、選挙の際はちゃんと投票させますので、ご心配なく運営なすってください手(チョキ)手(チョキ)

 それではまた。裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 21:55 | Comment(1) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

想い出話@

 こんばんは、ここに来てようやく夏バテというやつにかかっている裏部長です。今日なんざ起床したのが正午、昼の十二時で、昨夜寝たのが午前一時でしたから、なんと十一時間も眠っていことになります。季節の変わり目というのは何かとしんどいものです眠い(睡眠)

 昨日のわたしの書いた文章へ、二件のコメントがありました。ひとつは、もう御馴染みである栃木のI先生。わたしの問いかけに答えてくださり、先生のされている自主稽古の内容を紹介していただきましたが、いやはや、聞けば聞くほど頭がさがる想いです。師範やI先生くらいの位置へ達するにはもちろんある程度の修行といいましょうか、不断の努力のようなものは不可欠でしょうが、その熱心さや激しさは尊敬に値します。野外で稽古されているその場所に草が生えない、なんざ完全に稽古熱心が環境破壊にまでなっているくらいです。
 武術修行者たるもの、斯くありたいものです。

 二件目のコメントは、初登場の「奈良のM」さん。私は師匠の結婚披露パーティで一度お会いしたことがあります。知らない後輩たちのために書けば、奈良支部を預かっている方で、体道のほうじゃ、今はもうウチの師匠より多くの流儀を修めているというほどの熱いひとです(師匠は札幌へ来てからの四年間、体道における新たな稽古をしていない)。最近、なんでも雷の被害でパソコンがやられてしまったとか・・・・・・雷

 わたしの聴いた話では、このM先輩、赴任先の上司に、「毎週日曜日は遠方にて稽古があり、帰宅するのは夜中になります。よって月曜日の朝はあまり本調子ではなく、そのせいで何かとご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、こればっかりは自分にとって大切なことなので勘弁してください」と、まっさきにその承諾を得たという御仁です(上記の台詞はわたしの想像ですが、内容はこの通りです)。わたしはこの話にいたく感じ入り、現在アルバイトではありますが毎日やっている仕事の上司にも同様の申し出をし、稽古優先でそのシフトを組んでもらっています手(チョキ)

 そんなM先輩からのコメントは非常に厳しいもので、現在のわたしには響きました。たしかにそうです。たった二人でも、稽古はじゅうぶんに出来るのです。わたしも師匠のもとへ入ったころは師匠と二人ぎりで、部長が加わったあとも全員で三人という稽古ばかりだったのですから。しかし徐徐に門弟の数が増え、三人からそれ以上の人数で稽古することが当たり前になってからはすっかりその状況に馴れてしまい、二人しかいないときは中止するようになっていました。
 これはもう怠惰という以外のなにものでもなく、また夏休み中のように、稽古場所である教室を使用する際はいちいち鍵を学生証とひきかえに借りて来なければいけないようなときは尚更その傾向が強くなっています。
 奈良支部では大人の稽古人数がかなり少なく、それでも続けていらっしゃるということは師匠より伺っておりました。私どもも少しM先輩に見習い、これからはその方針を改めたいと想います。
 コメント、ありがとうございました


 さて本日は稽古がなかったので、わたしの想い出話なんかをしましょうかね。
 とは云っても、わたしの物心ついたときからの話を書いても仕方がないので、師匠のもとへ入門した当時のことくらいに止めておきましょう。

 わたしが師匠のもとへ入門し、稽古をはじめた当初は、まだ札幌支部という組織もなく、また師匠のもとで修行したいという希望者がわたし以外たれもいなかったので場所の必要もなく、最初は師匠の研究室でやっていました。
 札幌大学の学生はもちろん、大学生のひとなら見当がつくと思うけど、講師の研究室というのはさほど広く大きなものではありません。師匠のところはあれで何畳あるのでしょうか。今のわたしの目一杯の追い突き(飛び込みあり)で五分の四ほどは進めてしまうほどの縦幅、横幅はようようひとりの大人が横になれるといった感じです。そんな空間に、片方の壁一面には、ドア附近には冷蔵庫流し台ロッカー、奥の窓前には師匠のパソコンが載ったデスク
 この研究室で当時は稽古をしていたのです。現在とは調度品の内容も異なり、あのころは向かい合わせのソファと木の低いテーブルくらいなもので、稽古のときにはそれらを一旦廊下へ出してやりました。わたしは当時まだ合気道をバシバシやっていたころで空手着など持っていなかったので、生地のあつい柔道着をまとって稽古していました。本棚に向かって足の振りあげをしていたのを憶えています。
 わたしが入門したのは三年生になる直前の二月(2004年です)。つまり春休みから始めたわけです。そのころは大体週一回から二回ほどで、配分も空手と体道が半分づつでした。ある日は本棚に向かって前蹴りを蹴り、またある日はカーペットの上で天心古流をやるといった日日でした。
 そのうち、部長が入門します。わたしと同様、師匠が寄稿されたある雑誌を読んでやってきた部長はすぐに入門をしました。そして、研究室での稽古へ加わったのです。

 このころ私はまだ空手に馴染めず、経験者の部長にすっかりその力量の差を見せつけられて焦っていました。追い突きの稽古をしているとき、師匠に、「引き手をもっとしっかり」と指導され、ドア附近で力いっぱい左肘を引いたらそれがロッカーにあたり、表面がすっかり凹んでしまったこともありました(多分今もそのままになっていますもうやだ〜(悲しい顔)
 そのうち、空手に関しては手狭になってきたため、いよいよ教室を借りるということになります。しかし大学の施設を借りるには何かしらのサークルや同好会になっていなければいけず、われわれは此処に至ってはじめて自分たちだけの組織を作ることになったのです。
 それが空心館札幌支部の前身、「古武術研究会」だったのです。

 すっかり長くなってしまいました。このあとのことは明日書きましょう。

 
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2006年09月08日

自主稽古公開

 こんばんは、裏部長です。今ごろ師匠と部長は奈良ですね。向こうは暑いんだろうなあ。迎え酒ならぬ迎え夏に耐えて臨地研修、頑張ってもらいたいものです晴れ

 さて、今日も一応稽古はあったのですが、開始時間の午後五時になっても誰も来ず、十分くらい経ってH君が来たには来たのですが後がつづかず、結局五時半すぎまで待って、散会してしまいましたもうやだ〜(悲しい顔)少人数でどうにか続けている稽古ですからこんなことは日常茶飯事、むしろH君ひとりだけでも来ただけマシというものです。交通費をかけて来て、結局わたしひとりだけ、という淋しいときも以前に何度かありました。
 それに比べたらマシ・・・・・・ではありますが、しかし、稽古にならなかったことには変わりはありませんふらふら
 えー、これは門弟諸君へ連絡ですが、まだ夏休み期間中の稽古(午後五時〜七時)は何日か残っています。師匠や部長がいる日はなにも問題はありませんが、今日のような、両名ともに不在のような場合、稽古をするかしないかは開始時間のあと三十分程度で判断します。今日のようにわたしと誰かひとりだけ、なんてときは大抵そのまま帰ってしまいます。
 ですから、もし参加したいんだけど三十分以上遅れるかもしれない、というひとは事前にきちんと連絡を入れてください。わたしは大抵来ているので、わたしのケータイへメールでも入れてください。アドレスのわからない人にはあとで教えます。
 いや、というのもね、たとえば来た人間がわたし一人だけで結局やらずに帰った、ということならばまだ良いものの、これが師匠だったら困るわけです。師匠も閑人のプータローじゃないんだから、いろいろな仕事のやりくりをした上で稽古をつけてくださるんです。多忙な中を、スケジュールをどうにか空けて来てくだすっているのに、来てみたら誰もいない、なんてシャレにならないでしょう。失礼千万というものですパンチ
 だから次回より、事前の連絡をお願いします。少しでも無駄なことを省くために、協力をお願いします。

 さて、そんなこんなで書くこともないのですが、今日はちょっと赤裸裸に、わたしが自宅でやっている自主稽古のことなんかを紹介してみようかな。
 ま、大したことではありませんが、わたしも不器用な人間で、ちょっとやそっとのことでは技など覚えられません。身につけるためには大学での稽古以外に、ひとりでやる自主稽古を欠かしません。
 自宅でのひとり稽古の内容は、ざっと下記の通りです。

 基本稽古(其場突き、前蹴り、受け四種、廻し蹴り、刻み突き、裏拳打ち、横蹴り)。
 拳立て伏せ、指立て伏せ、前蹴りスクワット。
 其場でワン・ツー、其場から追い突き・逆突き。
 移動稽古(追い突き、逆突き、追い突き・逆突き、ワン・ツー、逆突き・前蹴り)。
 筋力トレーニング(片方の手で、もう片方の手へ負荷をかけて行なう武術的筋トレ各種)。
 型の復習。
 鍛錬(斜め四股立ちから逆突き、猫足立ちで受け四種・前蹴り・廻し蹴り)。
 鉄アレー鍛錬。指のすり合わせ。


 一時期はこれらすべてを毎日やっていました。ライバルに空手経験者の部長がいましたし、また自分自身も空手が愉しくなっていたため、飽きることなく毎晩汗を流していたのです。
 しかし現在は短縮型になってしまっています。基本は其場突きをメインとし、武術的筋力トレーニングはほとんどしません。鉄アレーも使わなくなったし、拳立て伏せはやってはいますが、回数も三十回ほどしかやらなくなりました。
 何故そうなったかといえば、ただ単純に時間がなくなったというのもその原因のひとつですが、特に筋力トレーニングに関しては、あまりやる必要が感じられなくなったからでしょうか。実際にものを突いたときに手首が負けてしまうので鉄アレーを使い、少しでも躰をシャープにしたいがために筋トレなんかをしてきましたが、それらがすべて空手の基本稽古、云ってしまえば其場突きあたりに集約できてしまった、というわけなのです。また、師匠自身そのようなトレーニングはして来なかったが技に必要な躰の強さは身についているとおっしゃるのでその影響もあり、現在では毎日二十分から三十分ほしかやっておりません。本当はもっとやったほうが良いのでしょうけど。

 みなさんはどんな自主稽古をしていますか?できれば本部の諸先輩方にも伺いたいです。

 さてさて、明日の稽古は休みです。次回は月曜日。遅れても来るというひとは事前にご連絡を。
 それでは良い週末を。裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 20:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | 裏部長の日記