2007年03月06日

もう来週・・・・・・。

 どうも、裏部長です。今日も札幌は風がつよく、春一番の名残があちらこちらに漂っておりますが、本州のほうではどうなのでしょうね。やっぱり強風で吹き飛ばされそうになっているのでしょうか。

 そんなことより、大変です。気づかぬ間に、栃木へゆくのが来週へ迫ってきているではありませんか!時間が経つというのは本当に速いものです。来週の金曜日の夕方にはもう、われわれは栃木へ到着しているのです。
 今年はどんな稽古になるのかな?どんな収穫があるんだろう?そんなことを考えながら、遠征までの稽古を、怪我なく全うしたいと想います。

 明日は空手の稽古です。時間が午後五時からです。最近、師匠が風邪気味のせいもあって、空手で汗を流すということをしておりません。明日こそは久しぶりにちゃんと動きたいと想っております。
 早いですが、今日はこれで。
 裏部長でした。
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2007年03月05日

さあ来い、春一番!

 こんばんは、裏部長です。いやあ、今日の天気は最悪でしたね〜。雨に風にと、散散な目に遭いました。なんでも札幌では瞬間最高風速が記録的な数値を示したそうで・・・・・・確かに確かに、それだけのことはありました、ハイ。わたくし、今日の午後一時過ぎに、近所の郵便局へ用があって歩いていったのですが、このときの風が凄いのなんのって!冗談でもなんでもなく、この裏部長の躰が吹き飛ばされそうになったのですからたいへんなものです。まるで、至近距離に大型扇風機を置いて廻していたかのようでした。

 そんな、嵐のなかの本日の稽古でしたが、案の定というか何というか、やっぱり参加人数は増えませんでした。来たのは狗っちただひとり。
 以前にも書いたように、この狗っち、たいへんに長い武器(槍、棒、杖など)が好きで、実際に家でもヒマがあると振っているらしいのですが、先日の稽古でわたくしが持ってきたトンファを見て、ビビビッとなにかを感じてしまったようなのです。

「これはすぐにでも買わなくては!」

 聞けば先週の土曜日、さっそく武道具屋へいって新品のトンファを買ってきたそうです。
 「どんなタイプのやつ買ったの?」という裏部長の質問に、

「こんなやつなんですけど・・・・・・」

 と、おもむろにトンファを取り出す狗っち!あんた、なんちゅう物騒なもん携帯しとるん!

 ってなわけで、人数も少ないし、せっかくトンファもあるし、というので、稽古の冒頭はこの武器の使い方を学びました。
 まずはウォーミング・アップもかねて、片手でもったトンファをぐるぐると廻す稽古から。
 続いて受け。打ってくる棒などの武器を受け流すことを学びましたが、実際にもう片方のトンファで師匠に打ちかかられると受けるのがキツい!バシィーンという耳を劈くような音が廊下中に響いて、その衝撃がわたくしの肘関節中に響いて、ああ武器を稽古するというのは厳しいものなのだなあ、と改めて痛感させられました。

 ひと通りトンファの稽古が終わると、今度は体道です。こないだ奇数の技を復習したので、今日は偶数。
 狗っちは日本伝天心古流拳法から「小手取」「松風」「振込」「五月雨」「屏風返」「突身止」。わたくしは浅山一伝流体術から「片手締」「打込之押」「後双手」「腰返」「翼締」「後肩取」。

 帰りはそりゃもう悲惨な有様です。バス停で待っているあいだに吹きつける風雨で、わたくしの右半身はズブ濡れです。さしてる傘はぎしぎし軋むし、風は冷たいし、たぶんあのまま歩いていたら遭難してました。
 
 稽古後の あな恐ろしや 春一番

 お粗末さまでございました。
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2007年03月04日

飢える気持を

 幼いころ、貧乏であったり何かほかの事情があったりして娯楽に走ることができなかった人間は大人になると、そのときに溜まった欲求が噴出して、まさに貪るようにして若きころ得られなかった刺戟を集めようとする。まあもちろん、昔は娯楽といっても、映画とかレコードとか、地味なところでは読書くらいなもので、それを取りもどすと云ったって、映画館に通いつめるとか、DVDや新刊本を買い漁るくらいなものだが、その熱心さ、冷めぬ探究心たるや、常人、この場合の常人とはわれわれのような、本当の貧乏を知らぬ現代人のことであるが、そんな温い世代の人間たちには到底及ぶことのできない、たいへん強靭なものである。

 わたくしの知っているひとのなかにも、幼いころ大変な貧乏をして、大好きな読書が満足にできなかった、という御仁がいる。現在その方はすでに六十歳を超えているが、ようやく満足な収入を得ることができるようになったので、なんと一週間に本は最低五冊、それも文庫や新書などは入れない。すべて最新の単行本で、なかには上下巻の分厚い外国小説などもある。これを毎週欠かさずに続けている。
 これはいわば「飢えている」ということであろうか。若き日の欲求。読みたくても買えなかった小説や、聴きたくても手が出なかったレコードなどの残像が、数十年経ったいまでも心のなかに残り、あかあかと罐も燃やす機関車のごとくその熱意を持続させているのであろうか。

 何故このようなことを急に考え出したかというと、最近、ある事情により、至急できるだけ多くの日本映画を観なければならないという状況に、自分自身が陥ったからなのである。
 普段から映画好きの人間であるから、日本映画の十本や二十本、なんの苦労もなく観られるだろうと想っていたが、ことはそれほど容易くはなかった。とにかく、短時間に大量の映画を観ることくらい、視力や気力に疲労を与える娯楽はほかにはない。
 ちなみに、ここ一週間ほどで観た映画(外国映画を含む)のタイトルは、ざっと以下の通りである。

・『日本沈没』
・『16ブロック』
・『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
・『BOYS LOVE』
・『痴漢男』
・『ワナワナ』
・『ポセイドン』
・『CUBE ZERO』
・『ザスーラ』
・『あらしのよるに』
・『キャッチ ア ウェーブ』
・『トリック‐劇場版2‐』
・『マスター・オブ・サンダー決戦!!封魔龍虎伝』
・『県庁の星』
・『タイヨウのうた』
・『大停電の夜に』
・『バルトの楽園』
・『男たちの大和/YAMATO』

 ときには一日に二本、三本と連続して観たりもしたが、ここまで立て続けに映画ばかり観ていると、やはりどこかで飽きがくる。視力や姿勢に疲労が出てくるという点も少なからずその心情に加担していただろうが、しかし、やはりあれは飽きであったろうと想う。
 わたくしはこの一週間で、映画に対して嫌気を感じてしまったのである。

 しかし、現在はすこし距離を置いているためか、またも映画好きが復活してきている。前にここでも紹介した映画『アキハバラ@DEEP』のDVDを買ってきたので、早く観たいなあと愉しみにしているくらいだ。
 これはつまり、わたくしの内に、映画へ対する、もしくは映画を鑑賞するということに対する「飢えた気持」がふたたび生まれてきたためであろう。いくら満腹でも、数時間も経てば食欲が出てくるのと同じように、わたくしの内にむくむくと、映画を観たいという欲が生まれてきたのだ。
 
 そこで、考えた。この「飢える気持」をどうにかして持続することはできないものか、と。

 武術の稽古においても同じことである。現在のように、多少その日程にばらつきがあるとはいえ、ほとんど毎週きちんと稽古ができているときには感じないが、ひとたび仕事やその他の諸事情のせいで参加が叶わなくなると、むくむくと何ともいえない稽古欲のようなものがわたくしの内に発生してきて、ときには狂おしいほどの心持にさえする。あれは多分に「飢えている」証拠なのだろう。
 そんな心境になったときの稽古の愉しさ、面白さ、またそこで得たことに対する感動は、日常あるそれらの比ではない。なんというか、たった一つの発見や成長の確認ができただけで、明日からの日日が急にあかるくなったようにさえ想えるものである。
 
 だからこそ想う。あの「飢える気持」を常に持ち歩くことはできないだろうか。熱意を、やる気を、追い求めるこころを一時たりとも忘れずに、生きてゆくことはできないだろうか。

 裏部長はきっとできると信じている。



 現在はちょっとした文章を執筆中で、若干小難しい内容になってしまいました。勘弁してくださいもうやだ〜(悲しい顔)
 さて明日からはまた新たな一週間。稽古も夕方からのスケジュールへ変更となって、新しい日日がはじまります。
 さあさあ、飢えて行きますよぉ〜ぴかぴか(新しい)
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2007年03月03日

明日の予告

 こんばんは、裏部長です。今日はひな祭りですね。女の子の日でございます。わたくしのようなむさ苦しい男には関係のないことでございまして、野郎はどっか行きやがれ!ってなもんです。
 しかし、どういうわけだが裏部長の家にも雛人形というものが一式置いてありまして、これまたどういうわけだか、この時期になると押入れの奥のほうから出してきて飾ったりなんかしております。あれは恐らく母親のものなのでしょう。わたくしの母親はひとり子でありましかたら。
 ま、何はともあれ、華やかな一日でございます。

 本日の裏部長は、朝から晩までパソコンの前に坐ったぎり、びくとも動かず、キーボードを叩いておりました。執筆です。しかし今回のは小説ではありません。このBlogともすこしは関係のある、あることについての文章を書いていたのですが、それについてはまた後日にお知らせします。
 とにかく一日中パソコンの発する電磁波に曝されていたためか、全身いたるところがダルくて、目は疲れて充血するし、足は動かしてないから病人みたいになってるし、もうたいへんです。デスク・ワークは地味なように見えてその実、案外しんどいワークなのです。
 世界各国のデスク・ワーカーのみなさま、お疲れ様でございます。不肖ながらこの裏部長もいま、みなさまを見習って死んだようにパソコンへすがりついております。お元気でお過ごしでしょうか。
 ・・・・・・あ、そうだ。目薬ささなきゃ。

 ってなわけで、今日はこのへんで切り上げさせてください。明日にはいろんなことを報告できると想うので、それまで二十時間ほど待っていてください。

 裏部長でした。
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2007年03月02日

腰でドォーン

 どうも、こんばんは。裏部長です。ついに三月へ突入し、栃木遠征も近づいて来ておりますが、そのせいもあって、稽古終わりの会話には、当日どのような手段で空港へ行こうか、とか、お土産はホテルへ送っておこうか、とか、そんな打ち合わせも交じるようになりました。わたくしにとっては三度目の栃木遠征。よい勉強になることを祈っております。

 さて、本日は今週最後の稽古、そして、午前中におこなう稽古としても最後の日だったわけですが、やっぱりみんな朝は辛いのかな?開始時間となったとき、教室にいたのは、わたくしと師匠のみでした。
 一応、机たちを片づけて稽古をする環境を整えたものの、こうした状況を前にすると、裏部長&師匠のコンビはもう動きません眠い(睡眠)いつもの流れで、和気藹藹とした歓談ですわーい(嬉しい顔)数分前に、度重なる事務と清掃員との連絡ミスについて、担当者三名がていねいにも謝りに来てくれたのですが、その一件から給食費の滞納問題へゆき、昨日の杖術稽古の話へゆき、そのあとでやった約束組手での感想を伝え、そこから再度師匠のアドヴァイスを受け、話の流れでわたくしの考案した技を披露し、駄目だしを受け・・・・・・と、こんなことをしているところへS呂君登場。
 結局、今日はこの三名での稽古となりました。

 S呂君到着後、まずは基本稽古。これは受けまでをやりました。
 あとはもう約束組手です。わたくしとS呂君が向き合い、師匠にチェックをしてもらいながら中段追い突きをやります。
 双方にそれぞれいろいろなアドヴァイスが下されたのですが、そのどちらにも共通していて、なおかつ今日の稽古でのもっとも大きな収穫として云えるのは、



 です。

「なーんだ、空手をやるのに腰が重要だなんてこと、当たり前じゃないか」

 とおっしゃる方はご名答!その通りです。突きをするにも蹴りを出すにも受けるにも、腰という部位ないし感覚はたいへん重要で、わたくしどもも白帯のころからそのことを嫌というほど教え込まれてきました。ですから、約束組手で中段追い突きを稽古するときも当然そのことには気をつけて、腰で突く、ということを続けてきたわけなのです(本当は、腰で突く、にもいろいろとあるのですが)。
 しかし。やはり馴れというものは恐ろしいもので、少し動けるようになって、一本だけとは云わず二本三本と連続して突けるようになってくると、一本目の突きのタイミングを早くとってしまい、たとえば二本連続ならその二本目が終わるタイミングが動作の終わりに位置してしまうようになり、自然、腰の動きが疎かになってしまいます。現在のわたくしはまさにそうでした。
 加えて、これからはさらにそのレヴェルを上げてゆこうという段階ですから、腰に関しては今まで以上に、強烈に前方へ持ってゆかねばならない。今日のポイントはそこにあったわけなのです。

 今日教わった流れはこうです。
 一、まずは突きを出さず、右腰を相手の左腰ないし股関節へぶつけてゆくように右足を踏み出す。腰を持ってゆく。
 二、上記の動きが出来てきたら、今度は裏突きをするような程度で、少しだけ拳を出す。しかし、完全に突くのではなく、あくまで腰の切りのみで拳を突き出す。
 三、上記ふたつを備えた上で、もう一度突かない動きへもどる。拳を腰へのせたまま、相手の懐へズドォーンと突進し、その出していない拳が相手の腹部をかするようにする。わたくしの感覚では、出発地点から着地地点まで、一定の速さで移動したのではただ前進しただけ、もしくは、ただ腰を前へ出しただけになってしまい威力(迫力)に欠けるから、これをカヴァするには、例の縦回転の腰づかいをすこし意識して、足が着地する、腰がぶつかる、もっと簡単にいえば突きを放つタイミングで、腰を前へ切る。そこで一瞬、さらに速度が上がるのですね。


 この三項目をクリアした上で突こうとおもえば、正直どのタイミングでも突けるそうで、今日までわたくしがやっておりました、早めのタイミングで突いてしまう形だって、懐へ飛び込んでからの突きだって、なんだって出来るらしいのです。しかもそこには持続した勢いとパワーがありますから、突きとしては数段レヴェル・アップすることになります。
 しかし、この突き方はこれまでにもやってきたようで、それでいてたいへん難しい動作です。何がきついって、そんな風に腰をズドォーンと持っていって足をバシィーンと踏み込んだときの膝への衝撃、足首への負担。これが凄いのなんのって、久しぶりに、「ああ、やっぱりコンクリートの床はつらい」と嘆かざるを得ませんでした(しかし師匠曰く、それはまだ足を踏み下ろしているからであり、巧く前進させるように足を着地させることができたら痛みはない、とのことふらふら)。

 今日教わった腰の持ってゆき方、これはあくまで前方への横スクロールの動きですが、背の高いひとはこれを上から下へ落とす縦回転の突きへ応用すればいいし、逆に背の低いひとは下から上へ、まるでジェットコースターが滑降する前にてっぺんまで登りつめるときのように突き上げれば、効果は絶大です。S呂君もそんな師匠の突きを実際に喰らってみて、その印象に驚いておりました。
 最後は、その縦回転を刻み突きに応用して・・・・・・という話で終了。気づけば正午を三十分ほど過ぎておりました。

 少しづつ、少しづつではありますが、変化が訪れているような気がします。今日のような稽古を繰り返すうちに、それぞれの動作にそれぞれの個性が出るようになるのでしょう。自分だけの突きを見つけられる日が今から愉しみです。
 
 えー、来週からは告知の通り、午後五時から七時までという時間割りで稽古を行ないます。教室はいつもの通りです。
 裏部長でした。
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2007年03月01日

立て、ジョー!

 こんばんは、裏部長です。今日から三月ですね。いやあ、早いものです。ついこないだ正月を迎えたと思ったら、あっという間もなくこんなに春めいた季節になってしまって、人生というのは呆気ないものです。

 さて、本日は師匠不在。われわれ門弟のみでの稽古となったわけですが、これを事前から知っていた裏部長は、まさしくその名の通り、蔭に隠れてあることを画策しておりました目
 それは・・・・・・久しぶりに「杖」の稽古をやろう!というもの手(チョキ)
 先日、狗っちと二人ぎりで稽古をしたときに、昔の思い出話をしていて、

「ああ、そういえば、まだ札幌支部に門弟が数人しかいなかったころ、先生のいないときにみんなで木刀とか杖とか持ち寄って、コソコソ武器の稽古なんかしてたなあ」

 しみじみ懐古したのがそもそものきっかけで、まあ春休みだし、師匠はいないし、来るメンバーも、長い武器の大好きな狗っちと、多くてもS呂君が来るくらいだろうから、リフレッシュする意味もこめて、今日はひとつ杖でも振り回そうト、まあこういった趣向であったわけです。
 べつに師匠へ黙っておく必要はなかったのですが、やはり門弟のみで勝手に武具の稽古をするのは悪いことのように感ぜられて、少なからず後ろめたい心持であったため、結果的に隠すようなことになってしまいました。師匠、ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)

 さてさてその杖ですが、わたくしも別に巧いとか、どこかの流儀を修めているわけではなく、過去に合気道のほうで習ったものと、師匠のもとで教わったH流の杖と、あとは基本的な扱い方ですね、今日はそれらをやりました。

 午前十時、1001教室。なんと珍しく部長が一番乗りで、他のメンバーが来ないので、ひとまず空手の稽古を始めておくことに。
 基本稽古ひと通り、これをやっている間に狗っち、S呂君登場。
 手廻し。
 ここから杖の稽古。まずはH流の杖の構えから、相手が剣でもって真っ向を斬り落としてくる、そこ(顔面)を杖の先端部で突き、すぐさま相手の右肩と右顎のあいだのスペースへ杖先を入れて、梃子の原理で相手を下へ押さえつける技をやります。これは相当前に師匠から教わった動きです。
 三名は三名ともスムースに動き、難なくこれは大成功。

 次は合気道のほうの技です。剣は上記とおなじ。こちらは軽く右足を前に出した構えで、杖は右手に持ち、その先端を自分の正中線に合わせておく。
 相手が剣を振りかぶる、それと同時にこちらは杖の先端をあげて相手の顎を打ち、即座に杖の下部を左手でつかんで半身となり、相手の左側頭部を打つ。
 違うパターンでは、顎を打つのを杖の先端部ではなく最下部、下の先端をあげて打ち、打ったあたりを左手でもって半身となり、同じ箇所を打つ。
 これらは結局、相手が剣を振りかぶったときに勝負を終わらせてしまおうという話で、だから、顎へいったあとの打ち方、もしくはその部位に関しては如何様にも変化させられます。打つときの持ち方を変えてもいいし、逆の側頭部を打ってもよい。とにかく一瞬でその勝機を得たいわけですね。

 次はすこし色を変えて、わたくしが杖を持ち、後輩たちにはトンファを。
 こちらが杖で中段を突く、向こうはそれを空手の内受けの要領にて、前手で受ける。
 今度はトンファを利き手、つまり引いているほうの手で持ち、こちらは剣で真っ向斬り。相手はこちらが剣を振りかぶった刹那、その懐へ飛び込み、中段をトンファの頭で突く。これを逆突き、ワン・ツーの二種でおこなう。ワン・ツーでやる際には、前手にトンファ、後手に短刀という、なんとも物騒な構えでやってみる。

 次は蹴りに対する杖の使い方。後ろで両手に持ち、相手が中段前蹴りを出してくるのに合わせて右足をひらき、蹴りを外しつつ右手も離し、杖で相手の足を流す。そこからの反撃は相手との間合、こちらの杖の持ち方により千変万化で、そのときそのときに応じてやり方を変える・・・・・・とまあ知ったようなことを書いておりますが、これはなにを隠そう師匠からの受け売りです。
 そうです。これをやっている最中に師匠が顔を出してくだすったのです。
 悪事露見、というやつです。こそこそ隠れてやっていても、いつかはきっと見破られてしまうものなのです。

 上記のアドヴァイスを出して師匠はふたたびお仕事へ。わたくしども、というかわたくしの杖のレパートリーもそろそろ尽きてきたし、時間も時間だったので、ここからは再び空手です。最後は栃木式のローテーションで約束組手、中段追い突きをやって終了しました。

 稽古でこうして杖を持ったのはいつぶりでしょうか。去年の暮れか今年の始めあたりに一度、空手の突きの締めを学ぶためにちょっとだけ杖を持ったことがありましたが、あれはあくまで空手の稽古だったので、今日みたいに杖術として稽古したのは数箇月、いや、もしかしたら数年ぶりのことかもしれません。
 だから、かもしれませんが、たいへん疲れましたふらふらやる以上に、やってもらいたいことを教えたり伝えたりすることは本当にたいへんな作業です。この疲労の大半はそちらのほうに原因があるのかもしれません。

 久しぶりに杖術をやってみて感じたのは、やっぱり自分は杖が好きだ!ということですね。裏部長はどちらかというと武術に関しては貪欲なほうで、空手や体道はもちろん、剣術や居合抜刀術なんかにも多大な興味を持っておりますが、そのなかでもやっぱり気になるのが杖や棒などの武具技です。幼いころから観ていた香港映画の影響もあって、今もわたくし、棒っこが好きなのです。これは後輩の狗っちも同様です。
 これからも機会があれば杖の稽古、やってみたいものです。もちろん、そのときは師匠に教わって、ですよ。今日みたいに、鬼のいぬ間になんとやら、なんて具合にはもうしませんのであせあせ(飛び散る汗)

 えー、明日も稽古がございます。師匠も来られます。空手です。時間はいつもの通りです。
 ただ、これはすでに連絡が行き届いていることと想われますが、来週から稽古時間が変わります。これまでの午前十時から正午という枠ではなく、夕方の午後五時から七時までという、若干中途半端なスケジュールへ変更となります。門弟諸賢は間違いのないよう日日の予定を立ててください。

 それではまた明日。
 裏部長でした。
 
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2007年02月28日

吸って、吸って、吐かないで。

 こんばんは、腹の調子がわるい裏部長です。師匠も風邪気味だというし、もしかすると自分のもソレかもしれません。いま流行のインフルなんとかじゃないといいけど・・・・・・がく〜(落胆した顔)
 
 昨日のわたくしの記事を見てわかるように、たぶん「おすぎ」さんでしょうが、画像にリンクをつけてくれました。こうすると、その画像をクリックするだけで商品購入のページへゆくことができる・・・・・・と体面上はそうなのですが、これ基本的には著作権対策です。こうしとかないといろいろ危ないらしいのです。
 「おすぎ」さんには毎度迷惑をかけますあせあせ(飛び散る汗)ごめんなさいね、「おすぎ」さん。裏部長、いっつも深く考えずに好きな画像貼っちゃうもんだからもうやだ〜(悲しい顔)
 ただ忘れないうちに書き添えておくと、下の記事の画像はTV版の『アキハバラ@DEEP』ですね。わたくしが推しているのは映画のほうの『アキハバラ@DEEP』です。ま、この際もうどうでもいっか。
 とにかく、ありがとうございました。

 さて、本日は二月最後の稽古であったわけですが、そういった節目節目には必ず何かが起こるもので、今日もひと筋縄ではゆかない展開と相成りました。
 わたくしが午前九時四十分ころに大学へ入り、稽古場所である2102教室へ向かうと、あたりの廊下にはただならぬ雰囲気が立ちこめ、あきらかに平生とは違う音が溢れております。

「ん?こりゃおかしいぞ」
 
 すぐさま異変を察知した裏部長、急いで教室を見るに、声にならぬ声を立てて固まった!

「そ、そ、掃除してる・・・・・・」

 そう。本日の稽古場所である2102教室は、その椅子やら机やらを一切合財廊下へ出した上で、室内の清掃をやっていたのです。いえ2102教室だけではありません。二号館一階の教室すべてが同様のスタンスでその戸を開けひろげていたのです。

 ま、結局のところ、またも事務のほうで連絡が行き届いていなかったというお決まりの展開があり、師匠のほうで申請をしていただいて、ホーム・グラウンドたる1001教室で稽古をすることが叶ったわけですが、しかし、それで終わらないのが札幌支部。平穏無事になんて終わらせません。
 ほかに門弟が誰も来ないのです。いつまで経っても来る気配がない。
 開始時刻も中途半端だったし、師匠は風邪と多忙でお疲れのようだったし、わたくしどもはそのまま胴着姿でおしゃべりに興じました。起倒流伝書の教えから“狂気”の話まで、いろいろと深い話をしていると、そこへS呂君、到着。時刻は十一時半でした。

 残りの時間をつかって、型。まずは、動作の確認をする程度の観点で「鷺牌初段」を。続いて、今度は細かく見ながら「安南硬」を復習しました。
 
 今日の要点は【呼吸】です。息を吐くところと吸うところ、それに加えて、どちらもしない、つまり止めておくところの三種を動作に合わせてうまく用い、その呼吸の間合から躰の締めを生み出す・・・・・・これがなかなかに難しいやり方でした。
 師匠もおっしゃっておりましたが、意識的に呼吸を操るのは骨の折れる作業です。馴れてくれば動きに合わせて自然とそんな呼吸が出来てくるのでしょうが、それにしても師匠だって型を打ったあとは呼吸が乱れているし、やっぱり型を、呼吸を意識しながら行なうのはきついことなのでしょう。
 ただ、技のリズムと呼吸のリズムがリンクしてくると、動作のテンポというか、動きの意図が明確になってきて、ただ漠然と動作の内容とその速さを意識して打つよりはよほど解りやすく型を考えることができました。これは新たな発見です。
 これからは呼吸のことも考えてゆかねばなりませんね手(チョキ)手(チョキ)

 明日は師匠不在の日ですが、稽古は行ないます。教室は三月から、っていうか今日からでしたが、お馴染みの1001教室&1002教室へ移動になります。門弟諸賢はお間違いのないように。
 それではまた明日。
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2007年02月27日

明日は二月最後の稽古

 こんばんは、裏部長です。明日で二月も終わりですね。早いものです。
 今年はあんまり寒くなかったなあ。完全なる暖冬ですね。今日なんぞ、路面のアスファルトがきれいに露出しておりました。二月としてはかなり暖かいほうなのでしょう。
 しかし、そんな気候の変化にはお構いなしに、わたくしの周囲ではいまインフルエンザが流行っております。いわゆる「A型」というやつで、去年に打った予防接種が「B型」であったと記憶している裏部長はもう日日、戦戦恐恐として震え上がっております。栃木遠征を前に、体調にはくれぐれも気をつけたいと想います。

 明日は朝から稽古なので、今日はこの辺でご勘弁を願います。ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)正直、何も考えていなかったのです。
 明日はきちんと書きますから。

 あっそういえば、前にこのBlogでも紹介した映画『アキハバラ@DEEP』のDVDが出たそうなので、その画像をアップしておきます。興味のあるひとはレンタルするなり、思い切って買ってみるなりして是非ご覧ください。


←よろしくね手(チョキ)
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2007年02月26日

張ってぇぇええ!!

 こんばんは、意外と小食な裏部長です。わたくしは過去、体重が最高で九十四キログラムもあった時期があり、太っていることにコンプレックスを抱いておりました。ですから、最高時よりも二十キログラムは落とした現在にあっても、太る、ということには人一倍神経質で、だから、見た目ほど食事は多くとりません。食後の満腹感には後悔の念こそ覚え、充足感を得ることはなくなってしまいました。
 ですから、大学で食事をするときなんぞはほとんど麺類一杯のみ。今日は天ぷら饂飩でしたし、先週は醤油ラーメンを食べました。麺類のレパートリーが尽きたときはカレーライスにします。とにかく、一杯のみで済ましてしまうわけです。
 それが今日、驚くべきことを耳にしました。師匠ならびに狗っちが、
麺類は二杯から三杯は食べないと満足しない
 と、口をそろえてそう云ったのです。
 たしかに狗っちはいつも好く食べますし、師匠がそれほど大食だというのも頷けなくはない話ですが、しかし二杯以上も食べるとはねえ。なにごとも上には上がいるものです。
 
 というわけで、今日も稽古をしてきました。参加者は上記のとおり、狗っちのみ。
 彼が少し遅れてくるというので、裏部長と師匠は談笑。今度来る新しい講師のこと、武術における女性と男性の比較、Blogの現状などなど、想いつくままに語り合っておりました。
 十一時すこし前に狗っち、到着。彼がやってきたとき、わたくしは師匠に追い突きを見てもらっていたので、その説明に狗っちも参加。下腹部の張りと上半身の脱力について教わりました。
 ここで改めて礼。四股立ちで其場突き、前蹴り、受けまでやって、ひさびさの移動稽古。
 先ほどの内容を引き継いで、若干前屈立ち気味で追い突きと逆突きを、ねばっこく、下腹部の張りと押し出しを意識し、上半身に力をこめぬよう動いてみます。そもそもこの話になったのは、師匠がわたくしの追い突きを見て、ひとまずこうした、崩していない形での足運びをやったほうが良かろうと判断されたためであり、腕や肩から力みを外し、軸の前進と下腹部の張りでもって突きを出す、という、ゆっくりやると案外きつい移動稽古となったのでした。
 どうも最近は、例の「縦回転の追い突き」を考えはじめてからというもの、崩した感じの突きが沁みこんでしまい、足まわりをきっちり締めた動きに横着していたところが自分でも見受けられておりました。師匠はここを看破されたようで、当分のあいだはこの基本に立ち返ったような、しっかりと下半身を張った追い突きをやってみたいと想います。

 最後は型。狗っちは「平安初段」、わたくしは「鷺牌初段」を復習しました。
 わたくしの今日の課題は、鷺立ちです。軸は崩さず、しかし型の構成上、それを横へ移動させねばならない。ただ、そうかといって、単純に横へ持ってきたのではそこに勢いが生じてしまい、スゥと止まることはできない。立ったときに止まれていないから、急いでその次の四股立ちへ移ろうとする。一見すると、動作と動作のあいだに変なスペースがなくなって、たいへんスムースな動きのようにも想われますが、これは単に流れてしまっているだけですから、やはり鷺立ちは鷺立ちで、立ったときにそこで安定を得たい。そのためには軸の移動の塩梅、その感覚を掴まねばならぬ。
 これからは一つの型でも、その内でたくさんの課題が出てくることでしょう。慎重に消化してゆきたいと想います。

 あっという間に二月も終わりです。今月最後の稽古はあさっての水曜日。場所は今日とおなじ2102教室です。
 ただ、稽古時間に関しては一考の必要があるやもしれません。何せ今日もわたくし以外に来たのはひとりだけですし、この午前中のスケジュールにしてからは左様な状態がずっと続いているわけですから、もしかしたら午後六時からの、あのいつもの日程にもどしたほうが皆にとっては来易いのかもしれません。もしそうしたほうが多くの門弟諸賢たちにとって都合のよいものなら、変更せざるを得ないでしょう。
 まあとりあえず、今月中は午前中ということで。
 裏部長でした。
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2007年02月25日

ふと想ったこと。

 こんばんは、裏部長です。このBlogも書き始めてすでに数箇月が経ったわけですが、札幌支部の人間はもちろんのこと、栃木や奈良の諸先輩方や外部からの来客なんかもあったりして、気づいたら膨大な記事数になってきております。そりゃ一応、わたくしは毎日かかさず書いていますからね、過ぎた日数とおなじ量の記事がここにはあるわけですが、初めてこのBlogを訪れ、そして、「日本武術研究所空心館」に興味をもったひとには、多少わかりにくい部分もあるのではないでしょうか。

 ここは札幌支部唯一のページですが、あくまでBlogであってHPではないので、たとえば札幌支部の稽古日程だとかその風景だとか、空心館そのものの歴史や歩みなどを常時紹介しているページというものがありません。だから、不図したきっかけでこのBlogを見つけ、最新の記事を読むうちに興味をおぼえて、「空心館のことについてもっと知りたいなあ」と想ったひとには若干歯がゆい想いを抱かせているかもしれないのです。

 上記のような条件に当てはまる方は、このBlogの開始当初の記事を検索してお読みください。あの当時はどんなことを書いてよいのかいまいちわからず、隙間を埋めるようにして、空心館の歴史やその特徴などを書いておりましたので、多少でも参考にはなるかと想います。
 少しでも多くのやる気ある志願者のためになれば幸いでございます。


 さて、明日からはまた新たな一週間。今週は久しぶりに月曜日から稽古があります。教室はあの2102教室です。
 インフルエンザと花粉に気をつけて、元気よく行きましょう!
 裏部長でした。
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2007年02月24日

空手でヒトは殺せるか?

 こんばんは、散髪したばかりの裏部長です。出かけにワックスなどをつけて髪形をセットするなんてえことが面倒くさくて仕方のないわたくしは、ここ数年来ずっと短髪でおりますが、冬はやっぱり少し寒いふらふら今日は空こそ晴れておりましたが風はつよく、昨日に比べると若干寒かったため、切りたての頭はぶるぶると震えておりました。
 栃木へゆくころには好い加減になっていると想われます手(チョキ)

 さて、今日は稽古がない日なので、何か想いついたところを二三書いておこうと考えたのですが、そうすぐに良いネタが浮上するわけもなく、こうして挨拶口上などを書きながらその思案をしておる次第で・・・・・・。
 ああそういえば、みなさんは『銭形平次』っていう時代劇をご存知でしょうか。過去には長谷川一夫さんが主演で映画を、TVでは大川橋蔵さんが平次をやってロングランとなったあの時代劇です。現在、「時代劇専門チャンネル」というCSで放送されております。
 斯く云うわたくしもこれをいま見ておりまして、つい先日のタイトルが『』でした。正直な男がある井戸の底から三両を見つけ、懐へ入れようとするが女房に説かれて平次のもとへ。きちんと井戸の持ち主へ届け出るが、向こうでは知らぬといい、正直に云ってくれた彼へ、そっくりそのまま三両を褒美として呉れるという。
 男はよろこんだが、どこからか噂が立ち始める。その井戸の所有者の店ではこれまでに、三十両以上の金が紛失している。もしかしたらあの井戸のなかにはその全額が落ちていて、男はそれらすべてを拾っていながら嘘をついて、三両だけを表に出したのではないか、と。
 まあ、結局最後はうまいこと収まってハッピー・エンドになるのですが、噂というものは恐ろしいものです
 わたくしの現在すぐに想いつくもので、同じような噂の恐ろしさを描いた小説に、荻原浩さんの『噂』(新潮文庫)がありますが、これとて同じことで、噂のもつ威力、そして人間自身の恐ろしさをたいへん怖く見せてくれています。

 そこで今日のテーマは「噂」です。わたくしどもに関係があり、なおかつ現在、札幌大学に流れているある噂をここに紹介しましょう。
 それは・・・・・・

札幌大学文化学部のS.T先生(師匠)は人間を殺せるらしい

 もしくは、

札幌大学のT先生(師匠)は、人を殺したことがあるらしい

 
 これです。
 冗談ではありません。これはわたくしも学生だったころに直接耳にした正真正銘の「噂」で、おもに若い学年の生徒間で実しやかに囁かれているらしいのです。
 おそらくその発端は、日本武術研究所の創設者が、本物の忍者であった藤田西湖先生だから、という何とも単純なものからなのでしょう。忍者=暗殺者=殺し屋=殺人鬼、みたいな構図でもって想像が膨らみ、ついにはあの温厚な師匠が「ひとを殺せる大学講師」というレッテルを貼られてしまったわけです。
 もちろんこの噂がもとで被害を被ってるとか、大学を追い出されそうだとか、そういった弊害は生まれておりませんので、今はただ笑い飛ばしておけばよいのですが、しかし噂は侮れないものです。いつどこで火がついて、問題になるとも知れません。
 たかが噂、されど噂。われわれ札幌支部の門弟たちも気をつけて行動しましょうパンチ

 ・・・・・・ただね、そうとは云っても、これ、あながち「嘘」じゃないんだよねえ。だって、あの師匠だもん。あの実力、あの凄さ、あの威力だもの、そりゃあアナタ、云ってしまえばホレ、つまりその・・・・・・
 ええいっ、鬱陶しいexclamationこの際だからズバッと云っちゃおう、ズバッとexclamation
 師匠は殺せますexclamation×2殺っちまえますexclamation×2赤子の手を捻るどころか喰いちぎって呑み込むくらいの容易さで、武術素人の一般人ならあっという間に片づけてしまえますexclamation×2間違いない(古っ)
 そんなことをわたくしたちが云うと師匠は、「誰でもひとは殺せるよ。だって新聞を見れば毎日、必ずどこかで殺人事件が起こってる」なんてことを云ってしらばっくれますが、しかし恐らく可能でしょう。体道のほうの、つまり柔術関係の技を使わず、純粋な空手の突きだけでも十分やってしまえます。現に、「骨を折るくらいなら簡単にできる」と過去に師匠は云っておられました。人間のなかには、折られると非常にキケンな箇所が多数ございます。ポックリ逝く前にボッキリ逝かせてしまえるわけです(ヨッ、うまいね)

 もちろん、そうかと云って師匠が野蛮な性格であるとか、そういったことを標榜している傲慢な人間である、なんていうことではないのです。むしろ師匠はそんなヤな人間の反対側にいる方ですから、過去にひとを殺したこともなければ、喧嘩をしたり、相手をボッコボコにしてやったということもなく、いわば、ごくごく平和に生きていらっしゃる武術家なのです。そこんところはくれぐれも誤解のないようにお願いをしておきます。

 しかしねえ、空手だけで人間が殺せるものかねえ・・・・・・。

 ま、こんな話が噂にならないことを願うばかりです。
 
 でもね・・・・・・・・・・・・目
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2007年02月23日

祖英会話教室月最高

 こんばんは、裏部長です。前にも書いたように、現在札幌では「雪世界スキー雪」というのが開催されておりまして、昨夜はクロスカントリーかなにかで日本の女子選手が最高の五位に入賞したそうです。次はジャンプ陣に期待したいですね。
 ただ、そんな雪の必要なイヴェントを開催しているというのに、昨日は春なみの気温とピーカン照り晴れ。今日は今日でおなじく八度ほどの気温とそして、雨、です。昨日来の気温のせいで解けてしまった雪の上へざあざあと雨が降り注いでしまったのですから、こりゃ大変です。札幌ドームへ続く道路を、雪をのせたトラックが列をなして走っていったのを見てもわかるように、相当たいへんなことになっているようです。
 明日以降、冬らしくなることを祈るばかりです。

 さて本日は今週最後の稽古日です。場所は昨日と同様で、床の汚い2102教室でしたが、今日は師匠自らがモップをかけてくださいまして、見違えるように綺麗になりましたので、足裏の心配をする必要はなくなりました。
 そんな綺麗になった教室での稽古でしたが、参加者はS呂君のみ。しかも開始後一時間ほどあとに彼はやって来ましたから、冒頭はほとんど師匠と二人ぎりの時間となり、ひさしぶりに差し向かいでの稽古をおこなったわけです。
 基本稽古は受けまでやって、すぐに型。「鷺牌初段」の復習をしているときにS呂君が合流し、そのままいっしょにこの型を稽古しました。
 「鷺牌初段」はとにかく、四股立ちなどにおける“落とし”と、一直線上に動くという、この二つのポイントが難しく、今日もそれらの点について師匠よりさまざまなアドヴァイスをいただきました。猫足立ちにしろ前屈立ちにしろ四股立ちにしろ、とにかく両足は一直線上になくてはならず、また各所で“落とし”を行なうには、それぞれの動作をきちんと完結させた上で次の動作へ移る、つまり締めですね、これを忘れないようにする。あとはそれぞれの動きに隠された技の内容を頭にいれて、すべての表現をひとつひとつの形に反映させる。こんなところが当座の目標になりそうです。

 型のあとは、先日S呂君がBlogに書いた「後廻し蹴り」について。彼がこれまで考えてきた後廻し蹴りを見た上でその問題点を考え、それから師匠の後廻し蹴りを教わりましたが、その動きを知ってみると、これは決して蹴りだけのことに留まらないなあ、と感心してしまいました。
 もちろん蹴りとしては強烈かつ相手にこちらの動きが見抜かれないという、なんとも恐ろしい動きで、実際に体道の稽古のときに師匠の後廻し蹴りを背中に喰らったことのあるわたくしとしては、あまり受けを取りたくないような技でしたが、実際にやってるとこれがなかなか難しく、わたくしはもちろんS呂君なども四苦八苦しておりました。
 まあ最後のほうには少しコツを掴んできて、どうにか蹴られるようになりましたが、しかしあれは難しいです。足まわりに自信のないわたくしなんぞは余計にそうです。もう少し足を動かさなければなりません。
 ただ、その歩法自体は通常の攻防においても遣えるものですし、そこから派生して教わった横方向への移動の仕方、足の出し方、間合の詰め方などは実戦的で、こりゃ遣えるぞお、と嬉しくなってしまいました。よい収穫になったと想います。

 稽古はここで終了。内容としては型と後廻し蹴りがメインのような一日でしたが、実はわたくしにとって、本日のメイン・テーマは他にありました。いや、そうなりました、と云うべきでしょうか。
 裏部長の本日最大の収穫は、「其場突き」です。
 exclamation&question 
 驚かなくてもいいんですよ。別にふざけてるわけじゃないんですから。
 わたくしは今日、この其場突きに関してちょっとした収穫をしたのであります。

 教わった要点はふたつ。
 一つ目は、「腕(二の腕)の裏側を意識して突く」ということです。とかく少しでも腕力があって、腕の筋肉(力瘤が出るほうの筋肉)で突きが出せる人間は気づかぬ間にそちらのほうの力に頼ってしまって、ほとんど筋力で突いてしまうことがあります。現在のわたくしには若干その気がございまして、今日はまず師匠からその点について指摘を受けました。
 これからは腕の表ではなく裏側、引いたときに後ろへ向いているほうを意識し、その面が押されて肘が飛び出してゆくようなイメージで突くべし!! 
 二つ目は「拳の返し」です。これまではただなんとなく、最後に返すといったくらいの認識で突いてきましたが、これからは指の締めを意識して突く。それも、小指の締めはあまり意識せず、どちらかといえば中指を中心に拳をまわし、突きとしてきちんと成立するように突かねばならない
 拳の返しは中指基準!!手首は折らない!!

 其場突きに関して師匠より指導を受けるのは本当に久しぶりで、ちょっと驚いてしまいましたが、しかし実をいうと裏部長、最近とんとこの其場突きについて悩んでおりまして、家でも大学でもしっくり来ないんで常にクビを捻っていた次第だったのです。だから嬉しかったし、現にそのアドヴァイスを聞いてから突いてみると、これがアンタ、変わったの変わらなかったのって、大変ですよ(どっちなんだexclamation)。
 いや変わったのですグッド(上向き矢印)急に締まってきちゃいまして、勢いも出たように感ぜられました。ちょっとした意識の持ち様だけであれだけ変わるとは、稽古とはすごいものです。
 これからはこの基本中の基本、稽古の要ともいえる其場突きについて再度あらためて考え直し、取り組んでみようと想っております。いわば『其場突き再考』ですね。

 ・・・・・・アレ?今日はタイトルがなんか変だな。

 そう想われた方は正解。今日のBlogのタイトルは暗号のようなものになっております。文章を読めばだいたいのことは解りますが、これだけを見てその原文を思いついたひとは相当なアタマのやわらかさです。
 解読すると下記のようになります。

「祖」→そ
「英会話教室」→大手英会話教室といえば→NOVAだ!→のば
「月」→つき→突き
「最高」→さいこう→再考

 お粗末さまでございました。

 
 
posted by 札幌支部 at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年02月22日

平常心

 こんばんは、久しぶりの連続稽古ですこし疲れている裏部長です。二月はかなり稽古日が不定期で、今週のように、数日連続して躰を動かすということが少なかったためか、ほんの少しだけグッタリとしております。気を引き締めねばなりません。

 今日は師匠が不在ながら、やはりきちんと稽古をして参りました。昨夜のBlogでもお知らせしたように、いつも使っている1001教室が室内清掃のために使用不可となり、師匠の申請により他の教室が宛がわれたわけですが、しかしこの教室がひどかったがく〜(落胆した顔)
 とにかく床が汚い!今までの比ではありません。埃や塵は当たり前、床全面がなにか粘着物でもへばりついてんじゃねえのかってほどにベトベトとし、稽古が終わったころにはわたくしをはじめ全員の足の裏が真っ黒になっておりました。ありゃ掃除してねえんじゃねえのかな、と思えるほどの汚さでした。
 しかし、そうかといって場所を替えるわけにもいかないので、どうにかこの教室で稽古をやってきたわけです。
 参加者は、昨日も参加の狗っちのみ。他はだれ〜も来ません。

 初めて入る教室で、なおかつ左様に汚いという不馴れな環境ながら、やはりこういったときは平常心ですね。一応はその汚さにリアクションは取っておきましたが、それはご愛嬌ということで、着替えてからは通常どおり躰を動かしました。
 基本稽古をひと通りやり、手廻しをし、其場でワン・ツーをしてから型。狗っちの「平安初段」を見て、思いつく限りのアドヴァイスをしました。
 後半は約束組手。今日は刻み突きとそれに対する受け方、さらにそこからの反撃を稽古しました。これはもう、わたくしというより狗っちのための稽古であり、さまざまな受け方とそこからの反撃を、本当にさらっとではありますが紹介し、彼もまたひと通りをざっと吸収してくれました。
 そんなことをしているうちに稽古終了。いやはや、二人ぎりの稽古にもすっかり馴れてしまいました。

 今日の稽古で気づいたことは、床は汚いがこの教室、案外天井が高いなあ、ということです。あの高さであれば、剣や杖が振れるかもしれません。
 あとは平常心exclamation×2これですね。場所が変わろうが相手が変わろうが、いつもの通り、自分のできる最高の力を発揮する。そんな当たり前のことを学んだような気がいたします。

 明日も稽古があります。同じ教室ですもうやだ〜(悲しい顔)門弟諸賢は気を引き締めてから来てください。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 21:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年02月21日

やっぱり、前へ

 こんばんは、裏部長です。明日から札幌ではなんでもスキーとかジャンプとかの大会が開かれるそうで、クロスカントリーではコースの途中に札幌ドームがあり、世界で初めてだという、屋内を経由するレースが展開されるそうでして、話題になっているとのことでしたが、知ってましたか。そういったウインター・スポーツとはほとんど縁のない裏部長はつい最近になって知りました。地元での国際的な大会ですから、盛り上がることを期待しておりますわーい(嬉しい顔)

 さてさて、今日もきちんと稽古をしてきたわけですが、どうも毎年この時期は教室内の設備点検やワックス掛けでドタバタとしており、事務と清掃担当者との連絡がうまくなされていないことがよくあります。今年もご多分にもれず、きちんと予約していたはずの教室がそういった理由で使えなくなり、明日からは違う教室での稽古となるそうです。どうにかしてもらいたいものです。
 本日の参加者は狗っちのみでして、そんないろいろがあったために稽古開始は午前十時半ころと、少し遅いスタートとなりました。
 基本稽古は受けまで。一週間も稽古がなかったためか、若干カラダが重く感ぜられました。
 移動稽古は追い突き、逆突きを丁寧にやりました。わたくしの、移動稽古における現在の目標は「きれいに動く」でございまして、約束組手なんかでやる勢い重視の突きではなく、いわば型のなかから抜粋したかのような、形としてきれいな突きを目指しておりますので、今日はそのあたりのアドヴァイスを師匠より頂きました。
 後半は体道です。まずは狗っちの日本伝天心古流拳法初伝上段之位十二本を復習し、そのあとでわたくしの復習を行ないます。今日はすこし趣向を変えて、狗っちの復習に関してはわたくしが捕りをつとめ、彼には受けの側に立って技を憶いだしてもらいました。こうした、見方のちがう稽古もまた難しいものです。
 わたくしのほうは通常通り行ないましたが、やはりまだ技の名前と内容が完全には頭に入っておりませんで、不甲斐ない限りでございました。栃木へゆくまでには完璧に入れておきたいと想います。

 稽古自体はこれで終了したのですが、終わる間際に、例によってわたくしから師匠へ質問をぶつけました。
 伺ったのは、以前からここでも書いております、腰を横回転にしない追い突き、あれについてでした。一度見本を見せていただいてからというもの、ずっと一人で工夫してみたのですが一向に光が見えず、悩みきっていたために、今日はその内容を思い切って訊いてみようと想ったのです。
 そうしたらあなた、大変な食い違いがありまして、そりゃ巧く出来ないはずだ、ということがわかりやすいほどに判明してしまいました。いやあ、訊いてみてよかったあせあせ(飛び散る汗)
 結局のところ、わたくしが考えていた「縦回転の突き」は、股関節をやわらかく使って折り、上から相手の懐へ突きを落としこむようにして行なうものであり、これは単に前傾姿勢になって倒れかかっているだけで勿論のこと宜しくはないわけです。しかし、印象としてのヒントがあまりなかったために、裏部長はそんな間違った動作のなかでどうにか光明を得ようともがいていたのです。
 しかし、実のところはもっとシンプルでした。つまりは、「全ての力は前方へ向けられるべし」という、最初のころから教えられてきたアレだったのです。

 上記の遣い方を修得するには、タオルを使ってやってみます。右手でタオルの先を持って、腕自体はあまり動かさずに腰の切り方だけでタオルを前へおくる。このとき、タオルが上から前へ行き、なおかつ前方へ伸びるようにするにはどうしたらよいか、その感覚こそが今後の突きに活かされてくるらしいのです(突きにおける腰の使い方と勢いの方向:下から、横から、そして上からの三つがある)。
 突きも蹴りも結局は前にいる相手へ向けるもの。そんな基本を改めて痛感した一日でした。

 稽古後、狗っちとふたりで昼食を摂りながらアクション映画について熱く語り合いましたが、彼も年齢のわりによく観ています。ことアクション映画に関しては裏部長よりも遥かに詳しいくらいです。感心してしまいました。
 やはり、好きこそものの上手なり、ですな。武術においても同じことのようです。

 さ〜て明日も稽古はございますが、師匠は不在です。なんでも朝は九時半から夕方は五時まで、長丁場の会議があるというので、とても出られる隙がないとのことでした。きっと明日は、そんな拷問のような時間と闘われることでしょう。大学の先生もラクではありません。
 しかし、稽古はやります。さっき書いたように、教室はいつもの1001教室ではなく、二号館の2102教室へ変更になります。門弟諸賢は間違わぬよう集ってください。
posted by 札幌支部 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年02月20日

見切っているのか、固まってるのか・・・・・・。

 こんばんは、裏部長です。明日から稽古があります。今週は水、木、金と、ひさしぶりに三日連続であるわけで、体力的になんとも不安な夜を過ごしておりますが、門弟諸賢はいかがなものでしょう。風邪など引いていないでしょうか。

 明日以降、おそらくいろいろと書くことが出てくるだろうと想うので、今日はあっさりと、先日感じたあることについて書いて終わりたいと存じます。

 あれは一月のことでしたが、友人といっしょに街へ繰り出しました。向こうは高校時代からの友達ですし、そのあいだに遠慮というものがありませんから、もう互いに行きたいところをそう云って、あちらこちらと歩き廻ったのですが、わたくしは体道のときに使う膝サポーターを買うために、よく行く武道具屋へと向かったわけです。
 お目当てのものを見つけてレジへ持ってゆくと、店主はそれが果たして幾らなのか、肝心なことをすぐに見分けられず、いちいちカタログを引っ張りだしては調べているので、会計をする直前に数分間のヒマができたのですね。
 このとき、果敢にも友人がわたくしへ襲いかかってきました。いや何もイヤらしい意味じゃありませんよ。ただ格闘ごっこのように、ふざけて、こちらの胸めがけて右手で突きを入れてきたのです。
 向こうはべつに武術の経験もなく、どちらかといえば運動をしないタイプの奴なので、だからこそあのときのような反応が生まれたのかもしれませんが、とにかくこのとき、わたくしは相手の動作に対して自分でも不思議に想うような対応をしたのです。

 それは「不動」です。躰をほとんど動かすことなく、手先で相手の拳を受け流したのです。
 たぶん、わたくしのなかでは、相手はまったくの素人であるし、親友でもあるし、ここは店のなかである、といった遠慮がちになりやすい要素が多くあり、また同時に、たとえ喰らったとしても大事ない攻撃であろうと瞬時に判断したからこそ、そのような動きを取ったのだと想っていますが、果たしてどうだったのか。もしかしたら突然のことに、ただただ身動きが取れなかっただけなのかもしれません。

 あのとき、動かなかったわたくしは、本当に相手の動きを見切っていたのか、それとも、ただビビッて固まっていただけなのか・・・・・・いまだに判然としない体内感覚ではあります。

 明日もこれまで通り、午前十時からの稽古になります。門弟諸賢は空手はもちろん、体道の用意も忘れずに。
 
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2007年02月19日

銃の前ではみな平等

 先日、ある一冊の小説を読了しました。筆者は深町秋生、タイトルを『ヒステリック・サバイバー』と云います。




 日本人の少年がアメリカの高校へ通っている。英語をどうにか使い、同級の男友達や、学校のマドンナ的美少女などとも会話を愉しみ、青春を謳歌している。
 そんなある日、学校内で、移民の生徒二名による銃乱射事件が発生。少年はどうにか一命を取りとめたが、友人たちのほとんどは死に、生き延びた仲間たちも、ひとりはその容貌をことごとく破壊され、またもうひとりはノイローゼのようになり、病院で自殺未遂をはかるような人生を歩む羽目になってしまう。
 精神的ショックから、少年は日本へ帰ってくる。こちらの高校へ転入し、着馴れない制服を着用して毎日を送る。
 向こうの年齢感覚からいうと途轍もなく幼稚に見えるクラスメイトたちやその生活に少なからず戸惑いは受けたが、それでも少年はなにごともなく日日を過ごす。気の合う友人もひとり得た。心の疵もようやく癒えかけてきた。
 と、そんなある日。少年はある「問題」を眼にする。それはこの学校内、いや、その地域全体に巣食っているある過去が原因の、陰湿な争いの一端であった・・・・・・。

 拳銃をひけらかしての大規模な争い、悲劇というものから比較すると、なんとも幼稚でスケールが小さく、日本人の哀しさを痛感するような対立構造がその学校内にはあり、それが最終的には、こちらでも拳銃を用いるという羽目にまでいたる大きな事件へと発展してゆくのですが、それから先のことは小説そのものの話になってしまうので、ここでは省略します。
 わたくしがこの小説を読んで感じたことは昨夜のBlogでも書きましたが、人間の無力さ非力さですね。拳銃という兇器を前にしたときの弱さ。日ごろから銃社会に住んでいない人間だからこそ余計にそう感じるのかもしれませんが、やはり拳銃というのは恐ろしいものです。
 同じように、学校内での銃乱射事件を扱った作品に、こちらは映画ですが、『エレファント』(アメリカ映画2004)があります。




 1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、その経過を淡淡と、少し奇抜な手法で描いた作品で、わたくしもこの映画を以前に観たことがありますが、たいへん衝撃的な作品でしたね。なにぶんにもその静けさが恐い。フィクションらしさ、映画らしさという名の「嘘」があまり多用されず、ごく当たり前に出来事の経過をたどり、少年たちが拳銃を持って構内へ入り、次次とそこにいる人たちを射殺してゆくまでを描いているのです。
 こうしたリアリティ(現実)を垣間見ると、やっぱり拳銃と、そして人間そのものの恐さを痛感せざるを得ません。つい数分前まで、そこで普通に流れていた平和な時間―――恋人たちの会話、少女の健気さ、友情、希望、未来―――そんなごく当たり前のこと全てが一瞬のうちに血色に染まり、生徒たちの声にあふれていた構内はしんとして静まり返る。がらんどうの廊下に響くのは、銃声とだれかの悲鳴だけ。

 そんな人間の無力さを感じていたときに観たのが『日本沈没』(日本映画2006)でした。



 こちらは天災です。地球に住む全人類がみな平等に向けられる銃口のような天災を前にすると、われわれは本当に無力です。映画としてはあまり観るべきところのない作品でしたが、ふとそんなことに気づかせてくれる、そのヒントくらいは持ち合わせているように想われます。

 昨年の後半から、師匠からの話題を発端として札幌支部でも、実戦における護身の仕方などを考えるようになりましたが、それはほとんど刃物に対してのことであって、拳銃などを向けられたときの対処法はいまだ稽古しておりません。  否、そもそも素手の武術にそんな対策ができるのでしょうか。たしかに対拳銃の護身術を工夫している格闘技各派はあります。裏部長もそういった類の本は嫌いでないので、よく読んだりはしますが、しかしあれで本当にうまくゆくのかどうか、そう簡単に納得はできません。いくら巧く相手を制することができても、それは単にその設定状況においては可能だというだけであって、一発でも命中すれば絶命しかねない弾丸をふくむ銃口が数ミリでもブレれば技は不可能になってしまうのです。そう考えると、容易く拳銃相手の護身術なんて宣伝できるものではありません。

 ただ、純粋な武術修行という「道」に立ち返って考えてみるに、上記のような恐怖と覚悟を持っているという、そのこと自体が大切なのであって、こちらではかえって深く考えないほうが良いのかもしれません。未熟な裏部長にはまだ判断ができませんが・・・・・・。

 書いてるうちに何だかよく解らない話になってしまいましたが、とにかく拳銃は恐いト、そんな当たり前のことを痛感した裏部長でございましたト、そういうことでご勘弁を願います。

 明日からはもう少し武術的なことも書こうと想っています。
 裏部長でした。
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2007年02月18日

無力

 こんばんは、裏部長です。今日はつかれたバッド(下向き矢印)なにせ朝早くから起きて、DVDで映画を立て続けに二本観たのです。いくら映画好きでもこういうメニューはしんどいものです。
 一本目に見たのは、みなさんご存知、『日本沈没』(日本映画2006)でございます。
 細かいデータは省きますが、映画としてはあまり良くはありません。とにかくこの作品に限らずですが、日本映画はスケールを描くのがとてつもなく下手ですね。原作にあれほどの世界観があるのに、いざ映像に、となると急に小さくなってしまって、小国の弱小製作会社がハリウッドの真似をして同じような映画を撮ってみた、という感じになってしまうのです。
 まあ、感想はこれくらいにして、映画の質はこの際忘れるとして、裏部長が感じたのは人間の無力さ、そして愚かさですね。実は先日読了したある小説や、過去に見た外国映画などの印象もここへ絡まってきて、「人間って、なんて無力な生き物なんだろう」としみじみ想ってしまったのでした。
 その小説とか過去の映画とかの話はまた後日ここに書こうと想っています。今日はとりあえず、かなり身近な近況報告だけにとどめておきたいと想います。

 あっという間に二月も終わってしまいます。明日からの一週間、わたくしも無駄なく過ごしてみたいと想っております。
 すこし短いですが、今日はここまで。裏部長でした。
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2007年02月17日

蹴りの選択

 こんばんは。夕食に、三時間もかかるフランス料理を食べてきた裏部長です。今日はべつに何かの記念日でもなんでもないのですが、家族と話しているうちに、「たまにフレンチでも食べたいねえ」なんて話になり、結局、自宅の近くにある札幌パーク・ホテルの一階にあるレストランへ行ってきましたわーい(嬉しい顔)このホテルは歴史のあるところで、天皇皇后両陛下が札幌へ来られる際にはかならず宿泊される定宿にもなっているくらいです。ただ、自分たちからしてみれば近所にある古いホテル、ってなもんですから、とてもとても気安く、ジーンズ姿で喰ってきました。
 正直いって、疲れたふらふらだって、喰い終わるのに三時間以上かかったんですよ。こりゃ誰でも疲れます。アミューズから始まってオードブル、パスタ料理なんぞを挟んでから魚、そして肉料理へとコースは進むわけですが、もうひと皿喰い終わってから次の料理の出てくるまでが長い長い!会話のネタも尽きてしまいます。
 とはいえ、料理自体はたいへん美味しく、家族六人、おひとり八千円のコースをじゅうぶんに堪能したのでありました。
 めでたし、めでたし手(チョキ)

 さて、久しぶりにS呂君が書き込みをしてくれました。一週間ほど大学での稽古がないというので、彼も自主稽古を重ねているようです。
 後ろ廻し蹴りだとか飛び蹴りだとかいう種類は別としても、わたくしも最近になってようやく蹴りというものの難しさを感じるようになりました。これはS呂君もそうだと想いますが、約束組手のなかで蹴りをつかうことの難しさ、あれですね。日ごろ基本稽古でくりだしている前蹴りや廻し蹴りが、動く相手を追いながらではなかなか巧く出すことができない。間合がたいへん難しいのですね。あれは実際にやってみるとよく解ります。

 わたくしなんぞはもともと足も短いですし、空手そのものの経験もまだ三年ほどしかありませんから、どんなに発展的な約束組手をしていても、蹴りはほとんど使いません。もっと云えば出そうともしておりませんで、もっぱら突きや打ちをどのように出せば効果的に相手を追い込めるか、こちらのほうに意識を集中しているのですが、S呂君は過去、競技のほうでやっていたころはよく蹴りを多用していて、現在でもその感覚が躰のなかに残っているようです。また足も口惜しいくらいに長いですからね。あれを効果的に使えたらたいへんな攻撃力になるでしょう。

 ただ・・・・・・やはり蹴りは難しそうです。それはおそらく、今後の稽古でさらに痛感することでしょう。なにせ、本格的な蹴りの稽古はこれから始まるのですから。
 わたくしもウカウカしてはいられません。自分もある程度は蹴りを修得せねばならないし、ましてや体格的に有利なS呂君などの強烈な蹴りに負けぬよう受けのほうでも精進せねば、なにぶんにも向こうには流派は違うといえども長年の空手経験があるのですから、あっという間に置いていかれてしまいます。今でこそ札幌支部でのキャリアということで「裏部長」などと名乗って大きな顔をしておりますが、実力では下のほうですからね、わたくしは。後輩たちに比べても、ここまで不器用な門弟は札幌支部にはおりません。
 彼らはみんなライバルです。負けないぞお、という気持でこれからも頑張ってゆきたいものです。

 せっかく書き込んでくれたS呂君につづいて、他の門弟諸賢もどんどん書き込んでください。もっと賑やかな、そして愉しげな雰囲気をこのBlogに与えてください。
 裏部長でした。
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2007年02月16日

一本でも追い突き

 こんばんは、裏部長です。今日も例によって大学での稽古が休みなので、自宅でひっそり自主稽古です。狭いマンション暮らしですから、そう大きな動きはできないもので、自主稽古といってもメインは基本稽古と武術的筋力トレーニング、あとは階下の住民の動静を伺いながらの、ささやかな移動稽古があるばかりです。それほど体力は消耗されません。
 ただ、最近は移動や約束組手における「追い突き」に新たな悩みが出てきているため、精神的にはいくぶん消耗している感はあります。これまでの横回転の腰づかいから縦回転へ、という、先日来このBlogでも書いてきた技術の移行でございます。これが殆どまったくと云ってよいほど巧くいっておらず、毎日ひとりで追い突きを稽古しては、頸をひねる日日を送っております。

 前にもここで書いたように、躰のなかに縦方向の回転力を生み出してそれを突きにのせる方法を実際におこなうには、そうした動きを出さないと突きが突けない状況にあえて我が身を追い込む、簡単にいえば横回転を封じて追い突きを出してしまうのがよい・・・・・・というような計画を立てて今も裏部長は工夫をしているのですが、どうもピンと来ません。股関節の柔らかさ、その曲げ具合などがまだきちんと掴めていないためでしょうが、もしかしたら根本的に間違っているのかもしれません。
 自分のなかのイメージとしては、その追い突きを突いたら、止める暇もなく二本目(左手)が出てしまう、その速度が頭のなかに残っています。
 あの速さとタイミングを常に念頭において、明日もまた追い突きに励みたいとおもいます。
 早く稽古でつかってみたいな〜。

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2007年02月15日

かるい刀としなる竹

 どうも、こんばんは。裏部長ですよ。昨日は本州のほうでも春一番を観測するほど風がつよく、札幌でも、二月としては観測史上最高の風速を記録するほどの荒れ模様で、今日はどうにか平穏に過ぎたものの、明日にはまた大いに雪が降って、雪かきをしなくてはいけない人は腰に負担のかかる一日となりそうです。裏部長はマンション暮らしなのでその点はまったく心配いりませんが、たとえば師匠のお宅など大変なのではないでしょうか。大学へゆくにも、車を出すにもまずは雪かきということになってしまうのですから、これほど鬱陶しいことはありません。

 ああ、そういえば雪かきで憶いだしましたが、去年か一昨年かの冬に師匠が、稽古前にご自宅で雪かきをして来て、そのために少し腰を痛くした(筋肉痛だと思いますが)、という日がございました。師匠も北海道に来られてまだ間がありませんからね、雪かきには難儀をしておられました。
 そのときの腰の容態はもうお爺ちゃんのようなもので、とにかく曲げただけで痛い。そんな状態を目の当たりにしますと、われわれ門弟たちもたいへん心配になったのですが、これが稽古をはじめてみるとアラ不思議!其場突きをしようが前蹴りをしようか、痛くも痒くもないというのです。
 もちろん痛みが薄らいだとか治ったというわけではありません。現に、稽古の合間にカラダを曲げてみるとそのたびに痛い痛いとおっしゃておりましたから、腰自体は悲鳴をあげていたわけです。
 しかしそれでも稽古はできるのです。おもしろいものですねえ。稽古の不思議さ、空手の特殊性を感じた出来事でした。

 稽古、ということで云いますと、久しぶりに栃木のI師範代がコメントを書いてくだすっております。お忙しいなか、ありがとう存じます。
 たしかにたしかに、どんな苦しかろうと悩ましかろうと、稽古をしている、出来ているということ自体はとても貴重なことで、たいへん愉しいことだとわたくしも思います。ただ長く続けていると、そんな単純なよろこびをどこかで見失ってしまって、とにかく技の精度を上げるんだ、とか、目標の諸先輩方に追いつくんだ、とか、そんな上ばかりを見つめた姿勢のみとなってしまい、あの、師匠の研究室で体道や空手の初歩を習っていたころの初初しさやドキドキ、新鮮な感動すらも忘れて、稽古をするということ自体が目的のようになりがちなのです。現に最近のわたくしがそのようになっていると想われます。
 ただ、諸先輩方の姿はもちろんのこと、このBlogを通して、奈良のM田先輩や明石のT相談役からさまざまな叱咤激励を受けて、少しづつ裏部長の心中も変化をしてきております。黒帯を締めて、さあこれからが本番だ、という段階に来ているからこそ、もう一度あのころの気持を取りもどして、新鮮な心持で稽古に励みたいと願っております。
 個性に関してもそうで、違いや差というものを個性と受け止めることがまだ現在の自分にはできていないような気がいたします。おそらくそこには「恐さ」があるのでしょう。たぶん、これに関しても徐徐に馴れてくるものと考えております。
 何はともあれ、I先生、書き込み、ありがとうございました。

 さて、今日は稽古もないですし、特にこれといって書くべき内容もないので、武器に関してちょっと想ったことを二三書いておきます。
 ひとつは日本刀に関してです。最近わたくしは昔のTV時代劇で『若さま侍捕物帳』というものを見ておりまして、






 もちろん過去に録画したVTRをヴィデオ・テープで見ているのですが、このなかで主人公のつかう刀の斬り方がとても軽く、それゆえにすこぶる速く見えるのです。
 その主人公を演じているのは、あの田村正和さんです。かなり若いです。
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 ご覧になったことのある方はフムフムと頷かれることでしょう。
 田村さんは他の時代劇でもそうですが、実戦的な刀法よりも、いわば舞っているかのような華麗な殺陣をモットーとしておりまして、わたくしもそれ自体はたいへん結構なことだと想っておりますが、これがですね、いざ刀で勝負!ということになると綺麗に見えるんです。ただですね、その殺陣を木刀でやる、ということになると、たちまち不恰好で、小学生が教室そうじの合間にホウキの棒でチャンバラごっこをしているような有様になってしまうのです。
 今日見た回にもそんなシーンがありました。北町奉行の中村梅之助さんと田村正和さんが道場で木剣をあわせるわけですが、もうその打ち合いといったら、まったく重みのない掠れ合いで、見ていてなんだか情けない心持になっちゃったほどです。ふざけてないでちゃんとやれよ!と野次を飛ばしたくなるほどでした。
 しかし、そのときとほどんと同じ具合の勢いで、今度はラストの大立ち回りのシーン。刀を抜いて、打ちかかる敵をバッタバッタと斬り倒してゆくという場面では、おそろしく速く、そして強く映えたのですねえ。これがどうも腑に落ちないというか、不思議に思えて仕方ないのです。
 もしかしたら木剣のシーンを弱めにし、ラストを盛大にしてそこに差を設けたのかもしれませんし、その違いが木剣と日本刀の違いなのだ、と云われればグーの音も出ませんが、しかしもしそうだとしても、果たしてあんな軽い感じの刀の使い方でひとが斬れるものでしょうかねえ。云うまでもなく、時代劇の殺陣と実際の剣術はおおいに違いましょうが、もしあれを実際のほうへ移植してみたとして、かる〜い刀の振り方で人間が斬れるものなのでしょうか

 ふたつめは中国武術です。わたくしの好きなアクション映画に、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』というシリーズがあって、そのなかでも副題に「天地大乱」という名のつく作品(香港映画1992)を贔屓にしております。






 主演はご存知、ジェット・リー(当時は「リー・リンチェイ」)。実在の人物・黄飛鴻とかれを取り巻く仲間たちが激動の時代を生き抜く、といった内容の映画で、全篇ワイヤー引っ張りダコの作品でございます。
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 この「天地大乱」のなかでわたくしが最も好きな場面は、主演のジェット・リーと敵役のドニー・イェンとの、棒をつかった格闘シーンです。大きくわけて中盤とラストに二回出てきますが、これがもう凄まじい攻防で、中国武術でよく使われる、あの撓る棒がもうブンブン鳴ってたいへんです。日本もこれくらいのアクションを普通にできるレヴェルに早くなってもらいたいものです。
 これに関してはべつに疑問というものはありません。ただ凄いなあ、と想っただけで、頸をかしげるとしたら、日本の武具(日本刀や樫の杖・棒)でこのような撓る武器に対したとき、どのような工夫が必要になってくるか、それくらいのものですね。基本的に、向こうがそう来るならこっちはこう行くぞ、という風に、武術では常に工夫と研鑽が重ねられますから、実際に闘ったとしてもこれといって問題はないのでしょうが、果たしてどんな闘いになるのか、一度見てみたいものです。

 なんだか取りとめもない話ばかりを書いてしまいました。無計画に書くといつもこんな文章になってしまいます。
 明日からはもっとスッキリとした内容を心がけますわーい(嬉しい顔)
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 21:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記