2007年03月15日

酒もいらない、喧嘩もいらない。僕らは拳で語り合える。

 こんばんは、裏部長です。今日は天気こそ良く、昨日までの吹雪っぷりはすっかり治まっておりましたが、未だ少しだけ気温が低く、路面はブラック・アイスバーン状態。もう何処も彼処もツルッツルです。車を運転する方はじゅうぶんに気をつけていただきたいものです。

 さて、今夜は遠征前最後の稽古がありました。場所はいつもの通り、札幌大学の1001教室。参加者もいつもの通り、狗っちと大学院生のH田君と久しぶりの部長と・・・・・・ではあったのですが、ひとつだけ特別なことがございました。
 昨日のBlogにも書いた“新人”がやって来たのです。「先生」という呼称のつく、三十三歳の新人が・・・・・・。

 別にもったいぶる必要もないのであっさりと種明かしをしてしまいますが、本日より稽古へ参加されることになったのは、奈良において師匠より教授を受け、今年の四月から札幌大学文化学部の講師として着任された、Kさんです(わかるかなあ、このイニシャルで)。師匠とは奈良の教育大学、そして東京の日本体育大学と、長らく先輩後輩の間柄であり、こちらへ来る前は神戸の大学にいらっしゃったとか。体道のほうは伺うのを忘れておりましたが、空手は二段。ただ我我のように、毎週きちんと稽古をするという環境からは七年ほど離れられていたようで、今日もいっしょに稽古をしましたが、躰はまだ馴れてきていないようです。

 ともあれそんな先輩を迎えての稽古。冒頭はいつものように、基本稽古をひと通り。手廻し。移動稽古は追い突き、逆突き、追い突き・逆突きの三種類。
 中盤は体道です。部長はH田君と、師匠は狗っちと、そしてわたくしはK先生と組んでの復習です。やるのはもちろん浅山一伝流体術下段之位。先生もひさしぶりの体道ということで、わたくしの書いた穢いノートをいっしょに見ながら、憶いだし憶いだし教えてくださいました。
 ただ個人的な感想をいえば、「後双手」あたりの、つまり後方へ向いて相手を落とす系統の技で苦戦し、消化不良のままで終わったことが口惜しかったですね。いつか挽回してみせます。

 後半は約束組手です。わたくしと部長、そしてK先生の三人で組み、ローテーション式で行ないます。
 対K先生のことで云うと、最初わたくしが先生の突きを受け、後半その逆に、わたくしが先生へ突いていったのですが、やはり経られてきた稽古の厳しさ、その年季が違います。札幌支部でやっている稽古は、質の面では充実していてもやはり七段の師匠とせいぜい高いところでも初段補のわれわれしかいないという、つまりその中間層が抜けている環境での稽古であり、どうしても「教える」ということが全面に出てしまい、たまには激しく、ということがあまりありません。まあ、そこのところは師匠に任せておいて何ら問題はなく、そんな激しい組手も今後ぞくぞくと出てくることでしょうが、しかしこういう風に、本部や奈良支部などの方方と稽古をしてみると改めて、自分たちの稽古の甘さ、精神の未熟さに愕然としてしまいます。
 今日のところはK先生ご自身も久方ぶりの稽古であまり勘がもどらず、ホンイキではなかったのでこの程度ですが、調子が上がってきたら大変です。それに応じてこちらもレヴェルを上げなくてはいけません。
 組手で少し戸惑ったところは、K先生が構えたときに若干動かれたことです。もちろん攻防はその場にじっとして行なうものではなく、相手との間合をはかりながら常に動いて攻撃を仕掛けるものでしょうが、これまでそんな約束組手はしたことがなかったので、多少面喰った部分はあったと想います。この点、競技のほうにも経験のある部長はわたくしよりも対応できたのではないでしょうか。

 稽古は七時過ぎ、終了。わたくしはK先生との組手で右手首の内側を擦りむき、また同氏の左ひざに当たったためか、右の脛に痛みが残っております。明日から遠征だというのに・・・・・・そんな内なる声も聞こえないではないですが、しかしこれが空手、本来の稽古というものなのでしょう。これくらいの激しさでうろたえていてどうします。明日からはその本拠たる栃木へ乗り込むのです。
 意気揚揚といきたいものですなあ。

 しかし、何だかんだとは云っても、空手というものは不思議なものです。まあ、同じ空心館の先輩が同じ大学の同じ学部へ講師としてやってくるというのも十分珍しい話ですが、そんな、年齢も違う生まれた土地も違う、といった初対面の赤の他人と、出会ったその日に手を捕りあい、そして拳をぶつけあうのです。こんなことが当たり前のように出来て、そしてそれでいて何だか語り合えたような気にすらなるのは、おそらく空手という武術の魅力のひとつなのでしょう。よく他人とわかりあうには酒を呑むとか、喧嘩をして腹をわって話さなきゃいけない、なんて云うひとがありますが、われわれには空手で十分ですね。拳さえあれば、そして、ともに精進しようという気持さえあれば、それだけで通じ合えるのです。
 爽やかな夜でした。

 さてさてさて、いよいよ明日から三日間、札幌支部恒例の栃木遠征が始まります!!帰道は日曜日の夕方になるでしょう。ですからそれまで、このBlogにおける裏部長ならびに師匠、部長、S呂君、狗っちの書き込みはありません(と想います)。毎日見てくだすっている方がいたら、この三日間だけは勘弁してやってください。どうか見放さないでください。
 ただ、帰ってきたらきちんと遠征報告はさせていただきます。今回はデジタル・カメラを持っていって、出来うる限り写真を撮ってこようと想っているので、その画像とあわせて、稽古の風景をここへアップしようと考えております。どうかそれまでお楽しみに!!!

 ではでは、みなさん、行ってきま〜す。
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2007年03月14日

人生、辻褄合わせ

 どうもどうも、裏部長です。このところ、「今年は暖冬だねえ」とクドいほどに話しておりましたら、何の因果か、昨日今日と、二日連続で雪になりまして、風景はまたしても真冬に逆戻りしてしまいました。どこもかしこも真っ白です。
 おもしろいものですねえ。神サマはそこんところ、ちゃんと考えているのかもしれません。天国の条例かなんかで毎年降らせる雪の量なんかが決まっていて、今年は地上界の気温が高くてあまり積もらないから、このへんでドカッと降らしてやろう、なんて、そんな辻褄合わせをしているのかも・・・・・・いや、きっとそうです。そうに違いありません。

 よく考えてみれば、人生なんてそんなものかもしれません。幸も不幸も、どこかでバランスが整っていて、結局死ぬときには+−0、そんな風に最初から出来ているのでしょう。
 落語に『天災』という噺があります。短気で怒りっぽくで、すぐに喧嘩をしてしまう八五郎に、ある心学の学者さんが諭すようにこう説きます。

「たとえばあなたが往来を歩いているときに、どこかの商家の小僧さんが道に水を撒いている。何かのはずみでその水があなたの着物へかかってしまった。そんなとき、あなたならどうしますか」
「そら決まってるじゃねえか。その小僧って奴を撲るよ」
「では路地へ入って、ある家の屋根から瓦が落ちてきてあなたの頭に当たったとします。このときはどうしますか」
「そらまず、その瓦に怒鳴らァ」
「瓦は落ちたくて落ちたわけではない。風に吹かれて落ちてしまったのですよ」
「ならその家の主を・・・・・・」
「空家だったら?」
「大家んとこ乗り込んで、これでもかってほど文句つけてやる」
「じゃあ、これではどうかな。あなたは今、木一本すらない広大な野原に立っている。周囲に人家など一軒もない。そんなところへ急な夕立だ。あなたは雨宿りができず、頭の先からズブ濡れになってしまう。さあ、このときはどうする?」
「そりゃお前、怒るよ」
「そうだろう、そうだろう。小僧さんが引っ掛けてしまった少量の水に対しても怒ったあなただ、怒らないはずがない。しかし、この場合、あなたは誰に対して怒るのかな」
「そりゃあれだよ、お前、誰って・・・・・・アレ、誰だろ」
「誰です?」
「おいらは全身びしょ濡れ、と・・・・・・濡れたのは夕立のせいで・・・・・・夕立降らしたのは・・・・・・あっ」
「そう。雨を降らしたのはお天道さまだ。あなた、いくら濡れたことが腹立たしいといって、お天道さまに対して怒れますか。撲ることができますか」
「そ、そりゃお前・・・・・・できないよ」
「そうです。出来るわけがないのです。一事が万事。同じように、小僧さんにも、屋根から落ちた瓦にも、ああこれは天災なんだ、どうしようもないことなのだと、そんな風には思えませんか。相手がやったことだと思うから腹も立つのです。やったのはお天道さま。被ったのはすべて天災だと思えば、腹は立たないでしょう」

 そういうことなのですね。すべては天災。必ずどこかで辻褄が合う。そんな風に気楽な心持で生きてゆけたら、さぞ愉しい人生が歩めることでしょう。

 さて明日は遠征前の最後の稽古。やることは恐らくいつもの通り、普通の空手の稽古ですが、ある“新人”がやって来ますので、それを報告する明日のBlogは若干賑やかになること、請け合いです。
 その一日を終えると・・・・・・。
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2007年03月13日

遠征を前にして・・・・・・。

 こんばんは、裏部長です。栃木遠征が刻一刻と迫ってきております。わたくしなんぞはもう三度目ですが、それにしても今回は初めて尽くし。門弟四人、師匠ご家族も入れると七人という大人数で赴くのも初めてならば、宿泊するホテルも一見さん、小山というところに泊まります。このBlogを書くようになってからも初めての遠征で、そういった意味でいうと、何か今までにないことが起こりそうな予感さえあるのです。しかも帰りの飛行機は師匠ご家族とわかれて、われら門弟四人のみでの搭乗となりますから、こりゃもう珍道中間違いなし。無事、札幌へ帰れることを祈るばかりです。

 ただ個人的に申しますと、空心館へ入門して早三年。まだまだ未熟で、階級としてもその名の前に「補」がつく段階ですから、あまり偉そうなことは云えないのですが、しかし、空手も体道もそれなりに修行を進めて、まあきっちりというわけではありませんが、大まかに見積もって三年間は稽古してきた現在、はじめて栃木へいったときとはその見方、感じ方が違っているように想われます。諸先輩方はもちろん、各師範代、そして師範の教えに対しても、きっと、今までとは違う受け取り方のできるような気がするのです。
 だからこそ、毎回が愉しみですし、勉強にもなるのです。無駄な機会なんて一度としてありません。必ずそこには何か得るものがあるはずなのです。

 と、まあ、そんな決意表明のようなことをしちゃったりなんかして、これといって面白いこともなく、今日の裏部長の日記は終了です。ごめんなさいね。最近、あんまり面白いネタがなくてもうやだ〜(悲しい顔)

 とりあえず、栃木遠征まで、あと二日、と。
 その前に。木曜日にちょっとしたサプライズがあります。お楽しみにわーい(嬉しい顔)
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2007年03月12日

分割稽古

 こんばんは。ようやく筋肉痛のとれてきた裏部長です。若い証拠です手(チョキ)

 さて今夜は月曜日には珍しい、札幌大学1001教室での稽古で、しかも参加人数がいつもよりちょっぴり多かったため、すべての椅子と机を移動させて行ないました。参加者は、久しぶりの大学院生H田君、あとはお馴染みの狗っちとS呂君だけです。
 基本稽古はひと通り。手廻し。其場で受けと反撃のコンビネーション。前後斜めへのステップ練習。
 後半は各人、その内容を分割しました。S呂君と狗っちは、狗っちの体道(日本伝天心古流拳法初伝上段之位)の復習。わたくしとH田君は同じく体道から、彼の現在やっている居取之位十二本を復習し、続けてわたくしの浅山一伝流下段之位十二本をさらっと浚いました。
 狗っちも何かと苦労しておりましたが、こちらよりも早くその復習が終わったようです。こちらは、H田君が久久であるため技の内容を憶いだすのに時間がかかり、加えて今日はマットレスがないから、坐ってやる技をすべて立って行なっていたので余計に進まず、向こうが終わったころにはまだわたくしの方の復習が残っておりました。
 ですから、わたくしが急ぎ足で復習をやっている間、師匠とS呂君と狗っちは約束組手。あの分だと向こうもさほど長長とはやっておりませんでしたね。もともとあまり時間はなかったのです。

 こちらの復習がすべて終わったころに向こうも一段落。ここで師匠は早退。
 あとは例によって約束組手。ローテーション式の中段追い突きですが、途中から、わたくしが受けてS呂君が突くときだけ、一本だけとは云わずに突けるだけ突かせる、いつものやり方に移行したため、試しにみんなも、というわけで、教室を横にではなく斜めにつかい、その幅を最大限に利用できるラインで、受け側はとにかく下がる、突く側の人間はとにかく攻める、追い込む!そんな約束組手をやりました。
 やはり、と云いましょうか、当たり前と云いましょうか、不必要な力みを抜き、自然と歩を進めつつ突きや蹴りなどをスムースに出せたのはS呂君のみで、狗っちとH田君は後半、突きのことを考えずに相手を追い込むこと、まるでその躰に抱きつかんばかりの勢いで突進することなどを踏まえてみると、どうにか止まらずに行ける程度で、そこへ拳や足先を乗せることは難しそうでした。
 とにかく、最初は足が進まないんですね。ただ相手を追い込むだけでも、普段なにげなく行なっている歩行と同じように足が出ないのです。これはある意味でたいへん面白いことです。
 まあそんなことは置いといて、良かったのはS呂君のほう。以前から比べると数段良くなって、ずいぶん追い込めるようになりました。わたくしもウカウカしておれません。
 七時、終了。

 今日もケガなく、一日を終えることができました。師匠の奥様やご子息(ヨッ、六代目!)もすっかり快復されたようですし、あとはこちらが風邪を引かないことだけです。どうにか金曜日までは大過なく過ごしたいと想います。

 栃木遠征まで、あと三日。
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2007年03月11日

鼻毛に泣く

 こんばんは、裏部長です。今年の暖冬はウワサのみに留まらず、きっちりとその成果を残しております。札幌の今ごろであれば、路面は一面真っ白の雪景色、指は悴み、身は震える、といった状態が当たり前でありますが、今年はすでに路面に雪はなく、車を運転していても滑るという危険がほとんどありません。冬靴を仕舞ったっていいくらいです。
 ただ、冬があまり寒くなくても別に困りはしないのですが、この影響が夏に出て来られると辛いのです。裏部長はなにを隠そう、「夏好きの暑さ嫌い」というやつで、真夏という季節は大好きなのですが、いかんせん真夏日というあの言葉と気温がたいへん苦手なのであります。暖冬の影響が七月、八月あたりに現れないことを祈るばかりです。

 そういえば、みなさんは「鼻毛」の処理をどうしているでしょうか(唐突です)。なんでも、電動の“鼻毛カッター”なる小道具があって、若きご婦人方はそれでもって日夜、ウィ〜ンウィ〜ンと小刻みに鼻のあなを掃除されているそうですが、男性諸君はいかがでしょう。そんなオシャレな器具をお使いでしょうか。
 わたくしなんぞはそんなところへお金を使わない主義ですから、もちろん手動です。ちいちゃな鋏でもって定期的に、チョキチョキチョキチョキとやっております。
 ただ、この鋏による手動の処理も、これはこれでいろいろと大変なものでして・・・・・・というのも、やっぱり自分に合った鋏でないといけない。簡単にいえば、自分の鼻のサイズにあった鋏でないとうまい具合にカットできないわけですから、手動による鼻毛切りはまず、この鋏選びからはじまるわけなのです。

 斯く云うわたくしもこれには苦心をしました。巷のコンビニエンス・ストアあたりで普通に売られているものは大きすぎ、特に指をいれるあのふたつの穴自体が大きすぎて、裏部長の指には合わないのです。
 ドラッグ・ストア、スーパーマーケット・・・・・・わたくしは自分にあった鼻毛切り用鋏を見つけるため、日本全国津津浦浦、ありとあらゆるところへ赴き、見つけるたびに試し、泪を呑んで次の地へ。そんな長く苦しい放浪の旅を、かれこれ二箇月くらいはやりましたかね(短ッ!)。
 そして見つけたのです。自分にピッタリと合う鼻毛切り用の鋏が。
 何処にあったと想います?これはね、なんと近所の百円均一のお店にあったのです。
 人生、どこでどんなものに出逢うか、わからないものです。

 さーて、明日からはまた新たな一週間。そして遂に、札幌支部としては三度目の栃木遠征がやって来ます。
 あと四日です。
posted by 札幌支部 at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年03月10日

成人にしてヒーローものを見る!

 こんばんは、まだ躰の痛い裏部長です。この筋肉痛が、来週の金曜日までには完治していることを祈っております。

 昨日の稽古前、師匠が到着するまでの時間を用いて、早くに来ていた狗っちといろいろな話をしていたときに、彼が幼少のころ、それこそ同級生たちがアニメだ、漫画だと騒いでいた時分に、かれは絵本で落語を学び、TVでは「アンパンマン」よりも「水戸黄門」を見て愉しんでいたという懐古の弁を聞き、

「自分と同じタイプの人間が、世の中にはいるもんだなあ」

 と可笑しく想いました。そうです。裏部長もまた、同じような幼少期を過ごしていたのです。
 わたくしの場合は、まず香港映画ですね。ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモハン・キンポーなどのアクション映画から、『霊幻道士』に代表されるホラー・アクション作品まで、とにかく近所に小さなレンタル・ヴィデオのお店がありましたから、見ては借り、借りては見るの繰り返しでした。大好きだった『霊幻道士』に関しては、あまりにも多く見過ぎたために、冒頭の台詞をほとんど諳んじることができたほどです。
 ですから同級の友人たちと比して、たとえば「ガンダム」の話だとか「ドラゴンボール」の話なんかは出来ないわけです。ほとんど云ってよいほどその話題についてゆけないのです。いま想うと、少しくらいは歳相応のものを見ていたほうが良かったかなあ、と若干ではありますが後悔の念が湧いてきます。

 同じような理由で見逃していたものに、ヒーローもののTVドラマがあります。日曜日の朝に、おもにテレビ朝日系列で放送されている三十分のシリーズものですね。「変身ッ!」なんてなことを叫んでベルトをはめて、「トゥッ」と飛んで着地したときには着替えが済んでる、みたいな、あんな感じのものです。わたくしはこういったヒーローものに関しても相当に疎いと想われます。
 ですから最近になって、こういったものも、まあ時期としてはたいへん遅れてはいるけども、後学のためになるだろうと考えて、思い切って見ることにしました。

 見ました。そして、驚きました。

 現在放送されているのは(わたくしが見ているのは)、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』と『仮面ライダー電王』の二本ですが、いやはや面白いというのか見ていて恥ずかしくなるというのか、とても子供向けな部分があったと想うと、急に残酷になったり、急にコメディになってバタバタと喧嘩したり、とにかくこういったジャンルのものに疎い裏部長としては、面喰うようなドラマがそこに展開されていたのです。

 前者の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』は闘うのに中国拳法をつかいますし、後者の『仮面ライダー電王』のほうは“史上最弱の仮面ライダー”と云われている通り、その主人公の弱いこと!素の状態なら、女の子に殴られただけで「あれぇ」ってなもんで気絶してしまうのです。それに変身の仕方も、現代をおもしろく取り込んでおり、「ああ、今のヒーローものはこんなことになってるんだ」と、ついつい感心をしてしまいました。
 成人となったあとにこういったものを見るのもなかなか乙なものかもしれません。

 お暇な方は、明日も朝から上記二作品が、午前七時半〜八時半のあいだに放送されるので、ものの試しにご覧になってはいかがでしょうか。子供の気持へもどれること、請け合いです。
 わたくしも眠い目こすりながら見ようと想います。

 それでは、このへんで。トゥッ!
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2007年03月09日

蹴り三昧

 こんばんは、裏部長です。昨夜はひさしぶりに師匠の受けをとり、またVTR撮りということもあって若干張り切ってしまい、今日はもう全身いたるところが筋肉痛ですもうやだ〜(悲しい顔)足まわりは云うまでもなく、腰、腹、そして頸にも結構なダメージが来ております。日ごろの不摂生の表れでしょう。
 しかしああやって、師匠の瞬間の技を体験できるというのはなかなか無い機会ではありますので、その有難さに比べたらこんな痛み、屁でもありません。そう想うことにしてみます。

 さて本日は今週最後の稽古。師匠はお仕事の関係で、冒頭数十分だけ遅れて参加。他の参加者は狗っちとS呂君という、もうお馴染みとなったメンバーだけでした。
 基本稽古は受けまで。其場での上段受け・内受け・下段払い・逆突きの動作をひとつの流れでおこなう稽古。これは基立ちと猫足立ちのふたつの立ち方でやりました。
 後半は型。師匠が狗っちに「平安三段」を教えているあいだ、わたくしとS呂君は「鷺牌初段」の復習。
 師匠のほうが一段落ついたところでこちらの披露。技を理解した上での「やんわりとした締め」、呼吸、鷺立ちになるときの体内感覚など、細かい点についていろいろとアドヴァイスを伺いました。

 師匠はここで早退。われわれは残りの時間で約束組手をやることになったのですが、またも話題は蹴りのほうへ。
 というのも、昨夜の稽古で前蹴りの約束組手をやった際、S呂君のアドリブで、前蹴り(右)のあとすぐに旋回して後ろ廻し蹴り(左)を喰らわす、という連続動作を試してみたのですが、これについてのアドヴァイスをついつい我慢できずに師匠から頂いてしまったのです。
 要は、足をそのままの形で蹴りを放つのではなく、相手の躰にあたる寸前までは何もせず、触れた瞬間に膝をまげ、踵で相手の背中を打つように蹴る!足で相手の胴体を挟むようにしてしまうのです。これは痛い!呻くほどに痛い技です。
 蹴り技に興味のあるS呂君をはじめ、わたくしなどもこの技には目を惹かれましたが、しかし稽古でやるには痛すぎるし、師匠もいないので、今日の約束組手はいつも通り、中段追い突きと相成りました。
 狗っちには突いたあとの引き手と旋回、S呂君には前足(右足)を着かない追い突きを試してもらいました。

 いよいよ栃木遠征まで残すところ一週間となりました。最近は稽古のなかでもその話題が増えて、当日は一体どんなメンバーが集まるのか、ということで戦戦恐恐(?)としております。わたくしとしましては、もちろん師範やI先生Y先生の両師範代、Y先生のご子息・T君、三級になられたM田さん、Sさん親子、“棟梁”のTさん、あまり稽古へは来ないけどまだまだ突きの速いHさん、去年の遠征では初日にお世話になった長身のOさん、昔ヤンチャだったMさんなどなど、お会いしたい方は山ほどいて、できればその全ての方の動きを見て、いくらかでも盗めるところは盗んできたいと想っておりますが、三月のこんな時期でございますから、お仕事のお忙しい方も多くいらっしゃることと推察します。ですからあまり、期待している、などと重いことは云わずに、会えたらいいなあ、という程度の、かる〜い希望のごとくに願っておきます。
 ただ現時点で心配なのは、師匠の奥様とご子息のご容態です。おそらく普通のインフルエンザで、来週までには完治されるものと想っておりますが、不安は消えません。札幌支部の門弟四人、師匠ご家族三名、計七人のメンバーが無事本州の地へ足をおろせることを、今から祈っておきます。

 来週は月曜日と木曜日に稽古がございます。
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2007年03月08日

コンクリートでも受けは取れる。

 こんばんは、迫り来るインフルエンザの波に不安を隠しきれない裏部長ですバッド(下向き矢印)まあ昨年の暮れには予防接種も受けましたし、日日の手洗い、うがいもきちんと続けておりますから、万が一にもそういった事態には陥らないと想うのですが、しかし身近なところで発症したひとの話を聞いてしまうと、やはりどうしてもそんな心持になってしまいますがく〜(落胆した顔)
 なにしろ来週には栃木遠征が迫ってきているのです。患ってなんていられませんパンチパンチ

 さてさて今日も稽古はあったわけですが、その内容はちょっと特殊でした。
 冒頭、いつものように師匠とわたくしの二人だけ。この間に行なったのは、ちょっとしたVTR撮りです。
 実は現在、師匠はあるカルチャー・スクールみたいなところへ武術の歴史とか技の遍歴みたいなことを講義しに行っているのですが、今度そこで「拳法図」を紹介するらしいのです。
 空心館の門弟であればご存知の通り、「拳法図」とは、ひとつの技に対して一枚の絵しか残っていない柔術伝書のことで、描かれているのは向かい合う天狗たちのみ(技の解説はない)。彼ら(?)が組み合ったり、投げ飛ばしたりしたあとの図をもとに、先代・藤谷昌利師範がその技を再興され、現在に至っているたいへん珍しい資料です。
 師匠は以前、ある武術系雑誌(わたくしはこれを読んで師匠を知ったのでした)でこの「拳法図」の一本目の技を数枚の絵で紹介され、各動作に解説をおつけになったのですが、今回はこの技をそのカルチャー・スクールみたいなところで紹介されるらしいのです。ただ、文章や絵だけでは判りにくいところもあるだろうというので、実際にやってみているところをVTRに撮ってお見せしようト、まあそんな趣向だったわけなのです。

 「拳法図」の具体的な技法に関してはわたくし自身、ほとんど詳しくは知りませんし、まあ知っていたとしてもあまり口外はしないほうが宜しかろうと想うので、今日やった技に関してもその内容をここに書くことは控えておきますが、たいへん恐ろしい技ではあります。現に、あれはたしか体育の最初の授業で、師匠が、集まった生徒たちへいろいろな技を見せて今後の授業内容を説明された際にこの技を披露され、受けをそのときはまだ在学していた裏部長が取った、ということがあったのですが、勢いがありすぎたのか巧く入りすぎてしまったのか、腕の極めが鋭くきまってしまい、肘の筋をおかしくしたことがあったくらいです。

 師匠は、雑誌に書かれていた解説に沿ってゆっくりと演武されたあと、それをさらに噛み砕いて、どのタイミングでどこまで動くべきなのか、そのときに相手の体勢はどうなっているべきか、全体としてどのくらいの速度で技が完了すべきか等、解説の絵や連続写真が呈してしまう「瞬間の嘘」をうまくカヴァしながら演武をおこない、途中で参加したS呂君の協力なども受けながら、どうにか無事にVTR撮りは終了しました。一方のわたくしは、柔術の受けをコンクリート床でおこなったわけですが、案外できるものです。投げ飛ばしたり、腰へ乗せてから落としたりするような技でない限り、どうにかやっていけそうです。

 ここで師匠は早退。会社説明会帰りの狗っちも入って、残りの時間は約束組手。師匠が帰られる間際に、飛び蹴りのことについてご教授をいただき、そこから派生して蹴りへの対応、その受け方なども教わったため、今日は前蹴りの約束組手を行ないました。
 ただ横へ受けるところから、師匠が過去におこない、「おっ、これは遣えるぞ」と感じた二段蹴りへ。またS呂君のアドリブで、前蹴りを蹴る、こちらがその足を外へ払う、払われたほうはその勢いを借りて回転、左足で後ろ廻し蹴りを放つ、という、なんとも激しい連続動作もやってみますが、やはり蹴りの稽古頻度が低いためか、馴れませんね。これからもっともっと精進が必要なようです。
 
 明日も稽古はあります。栃木遠征までは、明日を入れて残り三回の稽古しかありません。無理をせず、しかし躰の鈍らぬ程度に稽古をしておきましょう。
 ああ、蹴りをやったためか、太股が痛い・・・・・・もうやだ〜(悲しい顔)
posted by 札幌支部 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年03月07日

成り行き稽古

 こんばんは、裏部長です。ここ数日の暖かさ&春一番のせいか、今日はぐっと冷えて寒かったですねえ。札幌でも氷点下の気温が続いて、風なども相当に冷えておりました。風邪が流行りそうな雰囲気です。
 その風邪ですが、なんと師匠の奥様とご子息が揃ってインフルエンザにかかってしまったのです。本日の午後に師匠から直接教えていただきまして、ただ師匠ご自身はいたって元気で、おそらく感染してはいないだろうとおっしゃっておりました。ですが可能性は否定できないので、今日は念のために稽古を休んで、奥様や六代目の看病をするということでした。大事ないとよいのですが・・・・・・。

 というわけで、今日は急遽師匠不在の稽古となったわけですが、しかしこれが不思議で、こういう日に限って参加人数が増えるんですねえ。月曜日も来ていた狗っちはもちろんですが、S呂君に、そして久しぶりの部長までもが来てくれたのです。どうも最近、師匠のいない稽古のときに限って参加人数が多いようです。
 ま、多いといっても四人ですけど(栃木は八人ですか・・・・・・いいなあ・・・・・・)。

 今日はそういうことで門弟のみの稽古でした。だからというわけではありませんが、若干思いつきの、行き当たりばったりの成り行き稽古にしてみました。なあに、特別なことをしたわけではなく、そのときそのときにわたくしが思いついたことを中心にして稽古を進めてみただけなのですが、たまにはこういう流れでやってみるのも面白いものです。

 基本稽古はひと通り。しかし、只やっただけでは面白くないので、前に立って号令をかける役をローテーションで担うことに(思いつき@)。
 其場突き、前蹴りは部長。受け四種、廻し蹴りはS呂君、刻み突き、裏拳打ちは狗っち、そして横蹴りと手廻しはわたくしと、二セクションごとに交代をしてやってみたのですが、これがなんとも四者四様で、見ていて飽きない光景でした。
 部長はもうこういうことには馴れているので、戸惑いなんていう反応はありませんでしたが、他のふたりは初めての経験でしたからね。また加えて、その方式でやってみようということを直前になってわたくしが、まさしく思いついたかのように云い出したため、彼らの狼狽ぶりは見てとるようにわかりました。
 S呂君はおそらく、前の道場にいたころの師範や先輩たちの姿から影響を受けているのか、もしくは実際に自分でもそういった役割を演じていたのか、やってみればこなれたもので、ただ狗っちが若干号令のリズムを掴みかねていたという感じがありましたね。今後もときどき思いつきでやってみたいと企んでいます。

 後半は型。まずS呂君と部長に「安南硬」を憶い出しておいてもらって、その間に狗っちの「平安初段」をチェック。
 狗っち、ようやく苦手の猫足立ちに馴れてきているが、ひとつの動作に意識を集中しすぎると他の部分があやふやになってしまう傾向があり、冒頭の横打ちの際の引き手や各動作の締めなど、細かいところまで踏み込んでアドヴァイスをしました。ただ、この型に関してはなんだかんだと云っても相当長いあいだ稽古をしておりますので、そろそろ次へいっても良い段階に来ていると想われます。

 狗っちと交代して黒帯のふたり。まずは「安南硬」を三人で。
 部長、久方ぶりの稽古であるためか、型の内容も記憶をたぐりながらの動きですこし戸惑いぎみでありましたが、最終的には憶いだして納得。わたくしが云ったアドヴァイスとしては、たとえば両拳による裏突き、続けてすぐに追い突きを出すところや、右手で掬い受けをしてそのまま追い突きへもってゆくところなど、これまでにあまりやって来なかった連続動作をおこなう際に、少し焦って動いてしまうと、手の動作に下半身がついてゆかず、結果「技」として成立していない動きになってしまうことがあります。これに気をつけること。あとは横幅のない前屈立ちでの旋回ですね。そのときの足位置をうまく調節すること。

 別にやらなくても良かったのですが、成り行きで、続けて「鷺牌初段」をやることに(思いつきA)。この型に関してはわたくしもS呂君も教わっていながら、部長はまだ習っていなかったのですね。
 おそらく後日に師匠から詳しく習える機会があるでしょうから、今日はとにかく予習程度の考え方で、その動作の流れと内容のみを憶えてもらいました。やはり四股立ち、そして鷺立ちに苦労していたようです。

 ふたりにはこの「鷺牌初段」を復習してもらって、その間にふたたび狗っち。
 「平安初段」を号令なしで。ここで出したアドヴァイスとしては、演武線の行き止まりへ来たときの動作の完結感(締め、少し止まる)、攻撃(突き、蹴り)をもっと強くはっきりとおこなう、この二点です。しかし、良くなってきたと想います。
 こちらも成り行きで、そのまま次の型「平安三段」へ(思いつきB)。一連の動作を憶えてもらい、そこへ若干の解説を加えて今日は終了。後日師匠から教わる際のよい予習になっていることを願います。

 狗っちへ型を教えているあいだ、S呂君と部長には約束組手をやってもらっていたのですが、こちらもひと段落ついたので、ぼぉーと彼らのその風景を見ていました。そしてまた思いついて、

「ああ、そういえば、こないだ教わった後ろ廻し蹴り、試しにS呂君やってみれば」

 嗾けるようにしてリクエスト(思いつきC)。S呂君も嫌いじゃありませんから、嬉嬉としてやってくれました。まだ馴れていないようですが、この、先日師匠より教わった後ろ廻し蹴りにはたいへん興味を持っているようで、栃木へ行ったらたれかこの技ないし蹴り技に詳しい先輩に教えを乞いたいとさえ申しておりました。そんな機会があれば、みなさんお願い致します。

 七時過ぎ、稽古終了。


 明日はおそらく師匠も来られて、普段どおりの稽古となるのでしょうが、しかしおそらく参加人数はまたすこ〜しだけ減って、いつもの如くになるのでしょう。ま、もう馴れましたけどね。
 インフルエンザの季節です。みなさんも「うがいと手洗いの励行」を心がけてください。
 裏部長でした。
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2007年03月06日

もう来週・・・・・・。

 どうも、裏部長です。今日も札幌は風がつよく、春一番の名残があちらこちらに漂っておりますが、本州のほうではどうなのでしょうね。やっぱり強風で吹き飛ばされそうになっているのでしょうか。

 そんなことより、大変です。気づかぬ間に、栃木へゆくのが来週へ迫ってきているではありませんか!時間が経つというのは本当に速いものです。来週の金曜日の夕方にはもう、われわれは栃木へ到着しているのです。
 今年はどんな稽古になるのかな?どんな収穫があるんだろう?そんなことを考えながら、遠征までの稽古を、怪我なく全うしたいと想います。

 明日は空手の稽古です。時間が午後五時からです。最近、師匠が風邪気味のせいもあって、空手で汗を流すということをしておりません。明日こそは久しぶりにちゃんと動きたいと想っております。
 早いですが、今日はこれで。
 裏部長でした。
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2007年03月05日

さあ来い、春一番!

 こんばんは、裏部長です。いやあ、今日の天気は最悪でしたね〜。雨に風にと、散散な目に遭いました。なんでも札幌では瞬間最高風速が記録的な数値を示したそうで・・・・・・確かに確かに、それだけのことはありました、ハイ。わたくし、今日の午後一時過ぎに、近所の郵便局へ用があって歩いていったのですが、このときの風が凄いのなんのって!冗談でもなんでもなく、この裏部長の躰が吹き飛ばされそうになったのですからたいへんなものです。まるで、至近距離に大型扇風機を置いて廻していたかのようでした。

 そんな、嵐のなかの本日の稽古でしたが、案の定というか何というか、やっぱり参加人数は増えませんでした。来たのは狗っちただひとり。
 以前にも書いたように、この狗っち、たいへんに長い武器(槍、棒、杖など)が好きで、実際に家でもヒマがあると振っているらしいのですが、先日の稽古でわたくしが持ってきたトンファを見て、ビビビッとなにかを感じてしまったようなのです。

「これはすぐにでも買わなくては!」

 聞けば先週の土曜日、さっそく武道具屋へいって新品のトンファを買ってきたそうです。
 「どんなタイプのやつ買ったの?」という裏部長の質問に、

「こんなやつなんですけど・・・・・・」

 と、おもむろにトンファを取り出す狗っち!あんた、なんちゅう物騒なもん携帯しとるん!

 ってなわけで、人数も少ないし、せっかくトンファもあるし、というので、稽古の冒頭はこの武器の使い方を学びました。
 まずはウォーミング・アップもかねて、片手でもったトンファをぐるぐると廻す稽古から。
 続いて受け。打ってくる棒などの武器を受け流すことを学びましたが、実際にもう片方のトンファで師匠に打ちかかられると受けるのがキツい!バシィーンという耳を劈くような音が廊下中に響いて、その衝撃がわたくしの肘関節中に響いて、ああ武器を稽古するというのは厳しいものなのだなあ、と改めて痛感させられました。

 ひと通りトンファの稽古が終わると、今度は体道です。こないだ奇数の技を復習したので、今日は偶数。
 狗っちは日本伝天心古流拳法から「小手取」「松風」「振込」「五月雨」「屏風返」「突身止」。わたくしは浅山一伝流体術から「片手締」「打込之押」「後双手」「腰返」「翼締」「後肩取」。

 帰りはそりゃもう悲惨な有様です。バス停で待っているあいだに吹きつける風雨で、わたくしの右半身はズブ濡れです。さしてる傘はぎしぎし軋むし、風は冷たいし、たぶんあのまま歩いていたら遭難してました。
 
 稽古後の あな恐ろしや 春一番

 お粗末さまでございました。
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2007年03月04日

飢える気持を

 幼いころ、貧乏であったり何かほかの事情があったりして娯楽に走ることができなかった人間は大人になると、そのときに溜まった欲求が噴出して、まさに貪るようにして若きころ得られなかった刺戟を集めようとする。まあもちろん、昔は娯楽といっても、映画とかレコードとか、地味なところでは読書くらいなもので、それを取りもどすと云ったって、映画館に通いつめるとか、DVDや新刊本を買い漁るくらいなものだが、その熱心さ、冷めぬ探究心たるや、常人、この場合の常人とはわれわれのような、本当の貧乏を知らぬ現代人のことであるが、そんな温い世代の人間たちには到底及ぶことのできない、たいへん強靭なものである。

 わたくしの知っているひとのなかにも、幼いころ大変な貧乏をして、大好きな読書が満足にできなかった、という御仁がいる。現在その方はすでに六十歳を超えているが、ようやく満足な収入を得ることができるようになったので、なんと一週間に本は最低五冊、それも文庫や新書などは入れない。すべて最新の単行本で、なかには上下巻の分厚い外国小説などもある。これを毎週欠かさずに続けている。
 これはいわば「飢えている」ということであろうか。若き日の欲求。読みたくても買えなかった小説や、聴きたくても手が出なかったレコードなどの残像が、数十年経ったいまでも心のなかに残り、あかあかと罐も燃やす機関車のごとくその熱意を持続させているのであろうか。

 何故このようなことを急に考え出したかというと、最近、ある事情により、至急できるだけ多くの日本映画を観なければならないという状況に、自分自身が陥ったからなのである。
 普段から映画好きの人間であるから、日本映画の十本や二十本、なんの苦労もなく観られるだろうと想っていたが、ことはそれほど容易くはなかった。とにかく、短時間に大量の映画を観ることくらい、視力や気力に疲労を与える娯楽はほかにはない。
 ちなみに、ここ一週間ほどで観た映画(外国映画を含む)のタイトルは、ざっと以下の通りである。

・『日本沈没』
・『16ブロック』
・『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
・『BOYS LOVE』
・『痴漢男』
・『ワナワナ』
・『ポセイドン』
・『CUBE ZERO』
・『ザスーラ』
・『あらしのよるに』
・『キャッチ ア ウェーブ』
・『トリック‐劇場版2‐』
・『マスター・オブ・サンダー決戦!!封魔龍虎伝』
・『県庁の星』
・『タイヨウのうた』
・『大停電の夜に』
・『バルトの楽園』
・『男たちの大和/YAMATO』

 ときには一日に二本、三本と連続して観たりもしたが、ここまで立て続けに映画ばかり観ていると、やはりどこかで飽きがくる。視力や姿勢に疲労が出てくるという点も少なからずその心情に加担していただろうが、しかし、やはりあれは飽きであったろうと想う。
 わたくしはこの一週間で、映画に対して嫌気を感じてしまったのである。

 しかし、現在はすこし距離を置いているためか、またも映画好きが復活してきている。前にここでも紹介した映画『アキハバラ@DEEP』のDVDを買ってきたので、早く観たいなあと愉しみにしているくらいだ。
 これはつまり、わたくしの内に、映画へ対する、もしくは映画を鑑賞するということに対する「飢えた気持」がふたたび生まれてきたためであろう。いくら満腹でも、数時間も経てば食欲が出てくるのと同じように、わたくしの内にむくむくと、映画を観たいという欲が生まれてきたのだ。
 
 そこで、考えた。この「飢える気持」をどうにかして持続することはできないものか、と。

 武術の稽古においても同じことである。現在のように、多少その日程にばらつきがあるとはいえ、ほとんど毎週きちんと稽古ができているときには感じないが、ひとたび仕事やその他の諸事情のせいで参加が叶わなくなると、むくむくと何ともいえない稽古欲のようなものがわたくしの内に発生してきて、ときには狂おしいほどの心持にさえする。あれは多分に「飢えている」証拠なのだろう。
 そんな心境になったときの稽古の愉しさ、面白さ、またそこで得たことに対する感動は、日常あるそれらの比ではない。なんというか、たった一つの発見や成長の確認ができただけで、明日からの日日が急にあかるくなったようにさえ想えるものである。
 
 だからこそ想う。あの「飢える気持」を常に持ち歩くことはできないだろうか。熱意を、やる気を、追い求めるこころを一時たりとも忘れずに、生きてゆくことはできないだろうか。

 裏部長はきっとできると信じている。



 現在はちょっとした文章を執筆中で、若干小難しい内容になってしまいました。勘弁してくださいもうやだ〜(悲しい顔)
 さて明日からはまた新たな一週間。稽古も夕方からのスケジュールへ変更となって、新しい日日がはじまります。
 さあさあ、飢えて行きますよぉ〜ぴかぴか(新しい)
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2007年03月03日

明日の予告

 こんばんは、裏部長です。今日はひな祭りですね。女の子の日でございます。わたくしのようなむさ苦しい男には関係のないことでございまして、野郎はどっか行きやがれ!ってなもんです。
 しかし、どういうわけだが裏部長の家にも雛人形というものが一式置いてありまして、これまたどういうわけだか、この時期になると押入れの奥のほうから出してきて飾ったりなんかしております。あれは恐らく母親のものなのでしょう。わたくしの母親はひとり子でありましかたら。
 ま、何はともあれ、華やかな一日でございます。

 本日の裏部長は、朝から晩までパソコンの前に坐ったぎり、びくとも動かず、キーボードを叩いておりました。執筆です。しかし今回のは小説ではありません。このBlogともすこしは関係のある、あることについての文章を書いていたのですが、それについてはまた後日にお知らせします。
 とにかく一日中パソコンの発する電磁波に曝されていたためか、全身いたるところがダルくて、目は疲れて充血するし、足は動かしてないから病人みたいになってるし、もうたいへんです。デスク・ワークは地味なように見えてその実、案外しんどいワークなのです。
 世界各国のデスク・ワーカーのみなさま、お疲れ様でございます。不肖ながらこの裏部長もいま、みなさまを見習って死んだようにパソコンへすがりついております。お元気でお過ごしでしょうか。
 ・・・・・・あ、そうだ。目薬ささなきゃ。

 ってなわけで、今日はこのへんで切り上げさせてください。明日にはいろんなことを報告できると想うので、それまで二十時間ほど待っていてください。

 裏部長でした。
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2007年03月02日

腰でドォーン

 どうも、こんばんは。裏部長です。ついに三月へ突入し、栃木遠征も近づいて来ておりますが、そのせいもあって、稽古終わりの会話には、当日どのような手段で空港へ行こうか、とか、お土産はホテルへ送っておこうか、とか、そんな打ち合わせも交じるようになりました。わたくしにとっては三度目の栃木遠征。よい勉強になることを祈っております。

 さて、本日は今週最後の稽古、そして、午前中におこなう稽古としても最後の日だったわけですが、やっぱりみんな朝は辛いのかな?開始時間となったとき、教室にいたのは、わたくしと師匠のみでした。
 一応、机たちを片づけて稽古をする環境を整えたものの、こうした状況を前にすると、裏部長&師匠のコンビはもう動きません眠い(睡眠)いつもの流れで、和気藹藹とした歓談ですわーい(嬉しい顔)数分前に、度重なる事務と清掃員との連絡ミスについて、担当者三名がていねいにも謝りに来てくれたのですが、その一件から給食費の滞納問題へゆき、昨日の杖術稽古の話へゆき、そのあとでやった約束組手での感想を伝え、そこから再度師匠のアドヴァイスを受け、話の流れでわたくしの考案した技を披露し、駄目だしを受け・・・・・・と、こんなことをしているところへS呂君登場。
 結局、今日はこの三名での稽古となりました。

 S呂君到着後、まずは基本稽古。これは受けまでをやりました。
 あとはもう約束組手です。わたくしとS呂君が向き合い、師匠にチェックをしてもらいながら中段追い突きをやります。
 双方にそれぞれいろいろなアドヴァイスが下されたのですが、そのどちらにも共通していて、なおかつ今日の稽古でのもっとも大きな収穫として云えるのは、



 です。

「なーんだ、空手をやるのに腰が重要だなんてこと、当たり前じゃないか」

 とおっしゃる方はご名答!その通りです。突きをするにも蹴りを出すにも受けるにも、腰という部位ないし感覚はたいへん重要で、わたくしどもも白帯のころからそのことを嫌というほど教え込まれてきました。ですから、約束組手で中段追い突きを稽古するときも当然そのことには気をつけて、腰で突く、ということを続けてきたわけなのです(本当は、腰で突く、にもいろいろとあるのですが)。
 しかし。やはり馴れというものは恐ろしいもので、少し動けるようになって、一本だけとは云わず二本三本と連続して突けるようになってくると、一本目の突きのタイミングを早くとってしまい、たとえば二本連続ならその二本目が終わるタイミングが動作の終わりに位置してしまうようになり、自然、腰の動きが疎かになってしまいます。現在のわたくしはまさにそうでした。
 加えて、これからはさらにそのレヴェルを上げてゆこうという段階ですから、腰に関しては今まで以上に、強烈に前方へ持ってゆかねばならない。今日のポイントはそこにあったわけなのです。

 今日教わった流れはこうです。
 一、まずは突きを出さず、右腰を相手の左腰ないし股関節へぶつけてゆくように右足を踏み出す。腰を持ってゆく。
 二、上記の動きが出来てきたら、今度は裏突きをするような程度で、少しだけ拳を出す。しかし、完全に突くのではなく、あくまで腰の切りのみで拳を突き出す。
 三、上記ふたつを備えた上で、もう一度突かない動きへもどる。拳を腰へのせたまま、相手の懐へズドォーンと突進し、その出していない拳が相手の腹部をかするようにする。わたくしの感覚では、出発地点から着地地点まで、一定の速さで移動したのではただ前進しただけ、もしくは、ただ腰を前へ出しただけになってしまい威力(迫力)に欠けるから、これをカヴァするには、例の縦回転の腰づかいをすこし意識して、足が着地する、腰がぶつかる、もっと簡単にいえば突きを放つタイミングで、腰を前へ切る。そこで一瞬、さらに速度が上がるのですね。


 この三項目をクリアした上で突こうとおもえば、正直どのタイミングでも突けるそうで、今日までわたくしがやっておりました、早めのタイミングで突いてしまう形だって、懐へ飛び込んでからの突きだって、なんだって出来るらしいのです。しかもそこには持続した勢いとパワーがありますから、突きとしては数段レヴェル・アップすることになります。
 しかし、この突き方はこれまでにもやってきたようで、それでいてたいへん難しい動作です。何がきついって、そんな風に腰をズドォーンと持っていって足をバシィーンと踏み込んだときの膝への衝撃、足首への負担。これが凄いのなんのって、久しぶりに、「ああ、やっぱりコンクリートの床はつらい」と嘆かざるを得ませんでした(しかし師匠曰く、それはまだ足を踏み下ろしているからであり、巧く前進させるように足を着地させることができたら痛みはない、とのことふらふら)。

 今日教わった腰の持ってゆき方、これはあくまで前方への横スクロールの動きですが、背の高いひとはこれを上から下へ落とす縦回転の突きへ応用すればいいし、逆に背の低いひとは下から上へ、まるでジェットコースターが滑降する前にてっぺんまで登りつめるときのように突き上げれば、効果は絶大です。S呂君もそんな師匠の突きを実際に喰らってみて、その印象に驚いておりました。
 最後は、その縦回転を刻み突きに応用して・・・・・・という話で終了。気づけば正午を三十分ほど過ぎておりました。

 少しづつ、少しづつではありますが、変化が訪れているような気がします。今日のような稽古を繰り返すうちに、それぞれの動作にそれぞれの個性が出るようになるのでしょう。自分だけの突きを見つけられる日が今から愉しみです。
 
 えー、来週からは告知の通り、午後五時から七時までという時間割りで稽古を行ないます。教室はいつもの通りです。
 裏部長でした。
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2007年03月01日

立て、ジョー!

 こんばんは、裏部長です。今日から三月ですね。いやあ、早いものです。ついこないだ正月を迎えたと思ったら、あっという間もなくこんなに春めいた季節になってしまって、人生というのは呆気ないものです。

 さて、本日は師匠不在。われわれ門弟のみでの稽古となったわけですが、これを事前から知っていた裏部長は、まさしくその名の通り、蔭に隠れてあることを画策しておりました目
 それは・・・・・・久しぶりに「杖」の稽古をやろう!というもの手(チョキ)
 先日、狗っちと二人ぎりで稽古をしたときに、昔の思い出話をしていて、

「ああ、そういえば、まだ札幌支部に門弟が数人しかいなかったころ、先生のいないときにみんなで木刀とか杖とか持ち寄って、コソコソ武器の稽古なんかしてたなあ」

 しみじみ懐古したのがそもそものきっかけで、まあ春休みだし、師匠はいないし、来るメンバーも、長い武器の大好きな狗っちと、多くてもS呂君が来るくらいだろうから、リフレッシュする意味もこめて、今日はひとつ杖でも振り回そうト、まあこういった趣向であったわけです。
 べつに師匠へ黙っておく必要はなかったのですが、やはり門弟のみで勝手に武具の稽古をするのは悪いことのように感ぜられて、少なからず後ろめたい心持であったため、結果的に隠すようなことになってしまいました。師匠、ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)

 さてさてその杖ですが、わたくしも別に巧いとか、どこかの流儀を修めているわけではなく、過去に合気道のほうで習ったものと、師匠のもとで教わったH流の杖と、あとは基本的な扱い方ですね、今日はそれらをやりました。

 午前十時、1001教室。なんと珍しく部長が一番乗りで、他のメンバーが来ないので、ひとまず空手の稽古を始めておくことに。
 基本稽古ひと通り、これをやっている間に狗っち、S呂君登場。
 手廻し。
 ここから杖の稽古。まずはH流の杖の構えから、相手が剣でもって真っ向を斬り落としてくる、そこ(顔面)を杖の先端部で突き、すぐさま相手の右肩と右顎のあいだのスペースへ杖先を入れて、梃子の原理で相手を下へ押さえつける技をやります。これは相当前に師匠から教わった動きです。
 三名は三名ともスムースに動き、難なくこれは大成功。

 次は合気道のほうの技です。剣は上記とおなじ。こちらは軽く右足を前に出した構えで、杖は右手に持ち、その先端を自分の正中線に合わせておく。
 相手が剣を振りかぶる、それと同時にこちらは杖の先端をあげて相手の顎を打ち、即座に杖の下部を左手でつかんで半身となり、相手の左側頭部を打つ。
 違うパターンでは、顎を打つのを杖の先端部ではなく最下部、下の先端をあげて打ち、打ったあたりを左手でもって半身となり、同じ箇所を打つ。
 これらは結局、相手が剣を振りかぶったときに勝負を終わらせてしまおうという話で、だから、顎へいったあとの打ち方、もしくはその部位に関しては如何様にも変化させられます。打つときの持ち方を変えてもいいし、逆の側頭部を打ってもよい。とにかく一瞬でその勝機を得たいわけですね。

 次はすこし色を変えて、わたくしが杖を持ち、後輩たちにはトンファを。
 こちらが杖で中段を突く、向こうはそれを空手の内受けの要領にて、前手で受ける。
 今度はトンファを利き手、つまり引いているほうの手で持ち、こちらは剣で真っ向斬り。相手はこちらが剣を振りかぶった刹那、その懐へ飛び込み、中段をトンファの頭で突く。これを逆突き、ワン・ツーの二種でおこなう。ワン・ツーでやる際には、前手にトンファ、後手に短刀という、なんとも物騒な構えでやってみる。

 次は蹴りに対する杖の使い方。後ろで両手に持ち、相手が中段前蹴りを出してくるのに合わせて右足をひらき、蹴りを外しつつ右手も離し、杖で相手の足を流す。そこからの反撃は相手との間合、こちらの杖の持ち方により千変万化で、そのときそのときに応じてやり方を変える・・・・・・とまあ知ったようなことを書いておりますが、これはなにを隠そう師匠からの受け売りです。
 そうです。これをやっている最中に師匠が顔を出してくだすったのです。
 悪事露見、というやつです。こそこそ隠れてやっていても、いつかはきっと見破られてしまうものなのです。

 上記のアドヴァイスを出して師匠はふたたびお仕事へ。わたくしども、というかわたくしの杖のレパートリーもそろそろ尽きてきたし、時間も時間だったので、ここからは再び空手です。最後は栃木式のローテーションで約束組手、中段追い突きをやって終了しました。

 稽古でこうして杖を持ったのはいつぶりでしょうか。去年の暮れか今年の始めあたりに一度、空手の突きの締めを学ぶためにちょっとだけ杖を持ったことがありましたが、あれはあくまで空手の稽古だったので、今日みたいに杖術として稽古したのは数箇月、いや、もしかしたら数年ぶりのことかもしれません。
 だから、かもしれませんが、たいへん疲れましたふらふらやる以上に、やってもらいたいことを教えたり伝えたりすることは本当にたいへんな作業です。この疲労の大半はそちらのほうに原因があるのかもしれません。

 久しぶりに杖術をやってみて感じたのは、やっぱり自分は杖が好きだ!ということですね。裏部長はどちらかというと武術に関しては貪欲なほうで、空手や体道はもちろん、剣術や居合抜刀術なんかにも多大な興味を持っておりますが、そのなかでもやっぱり気になるのが杖や棒などの武具技です。幼いころから観ていた香港映画の影響もあって、今もわたくし、棒っこが好きなのです。これは後輩の狗っちも同様です。
 これからも機会があれば杖の稽古、やってみたいものです。もちろん、そのときは師匠に教わって、ですよ。今日みたいに、鬼のいぬ間になんとやら、なんて具合にはもうしませんのであせあせ(飛び散る汗)

 えー、明日も稽古がございます。師匠も来られます。空手です。時間はいつもの通りです。
 ただ、これはすでに連絡が行き届いていることと想われますが、来週から稽古時間が変わります。これまでの午前十時から正午という枠ではなく、夕方の午後五時から七時までという、若干中途半端なスケジュールへ変更となります。門弟諸賢は間違いのないよう日日の予定を立ててください。

 それではまた明日。
 裏部長でした。
 
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2007年02月28日

吸って、吸って、吐かないで。

 こんばんは、腹の調子がわるい裏部長です。師匠も風邪気味だというし、もしかすると自分のもソレかもしれません。いま流行のインフルなんとかじゃないといいけど・・・・・・がく〜(落胆した顔)
 
 昨日のわたくしの記事を見てわかるように、たぶん「おすぎ」さんでしょうが、画像にリンクをつけてくれました。こうすると、その画像をクリックするだけで商品購入のページへゆくことができる・・・・・・と体面上はそうなのですが、これ基本的には著作権対策です。こうしとかないといろいろ危ないらしいのです。
 「おすぎ」さんには毎度迷惑をかけますあせあせ(飛び散る汗)ごめんなさいね、「おすぎ」さん。裏部長、いっつも深く考えずに好きな画像貼っちゃうもんだからもうやだ〜(悲しい顔)
 ただ忘れないうちに書き添えておくと、下の記事の画像はTV版の『アキハバラ@DEEP』ですね。わたくしが推しているのは映画のほうの『アキハバラ@DEEP』です。ま、この際もうどうでもいっか。
 とにかく、ありがとうございました。

 さて、本日は二月最後の稽古であったわけですが、そういった節目節目には必ず何かが起こるもので、今日もひと筋縄ではゆかない展開と相成りました。
 わたくしが午前九時四十分ころに大学へ入り、稽古場所である2102教室へ向かうと、あたりの廊下にはただならぬ雰囲気が立ちこめ、あきらかに平生とは違う音が溢れております。

「ん?こりゃおかしいぞ」
 
 すぐさま異変を察知した裏部長、急いで教室を見るに、声にならぬ声を立てて固まった!

「そ、そ、掃除してる・・・・・・」

 そう。本日の稽古場所である2102教室は、その椅子やら机やらを一切合財廊下へ出した上で、室内の清掃をやっていたのです。いえ2102教室だけではありません。二号館一階の教室すべてが同様のスタンスでその戸を開けひろげていたのです。

 ま、結局のところ、またも事務のほうで連絡が行き届いていなかったというお決まりの展開があり、師匠のほうで申請をしていただいて、ホーム・グラウンドたる1001教室で稽古をすることが叶ったわけですが、しかし、それで終わらないのが札幌支部。平穏無事になんて終わらせません。
 ほかに門弟が誰も来ないのです。いつまで経っても来る気配がない。
 開始時刻も中途半端だったし、師匠は風邪と多忙でお疲れのようだったし、わたくしどもはそのまま胴着姿でおしゃべりに興じました。起倒流伝書の教えから“狂気”の話まで、いろいろと深い話をしていると、そこへS呂君、到着。時刻は十一時半でした。

 残りの時間をつかって、型。まずは、動作の確認をする程度の観点で「鷺牌初段」を。続いて、今度は細かく見ながら「安南硬」を復習しました。
 
 今日の要点は【呼吸】です。息を吐くところと吸うところ、それに加えて、どちらもしない、つまり止めておくところの三種を動作に合わせてうまく用い、その呼吸の間合から躰の締めを生み出す・・・・・・これがなかなかに難しいやり方でした。
 師匠もおっしゃっておりましたが、意識的に呼吸を操るのは骨の折れる作業です。馴れてくれば動きに合わせて自然とそんな呼吸が出来てくるのでしょうが、それにしても師匠だって型を打ったあとは呼吸が乱れているし、やっぱり型を、呼吸を意識しながら行なうのはきついことなのでしょう。
 ただ、技のリズムと呼吸のリズムがリンクしてくると、動作のテンポというか、動きの意図が明確になってきて、ただ漠然と動作の内容とその速さを意識して打つよりはよほど解りやすく型を考えることができました。これは新たな発見です。
 これからは呼吸のことも考えてゆかねばなりませんね手(チョキ)手(チョキ)

 明日は師匠不在の日ですが、稽古は行ないます。教室は三月から、っていうか今日からでしたが、お馴染みの1001教室&1002教室へ移動になります。門弟諸賢はお間違いのないように。
 それではまた明日。
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2007年02月27日

明日は二月最後の稽古

 こんばんは、裏部長です。明日で二月も終わりですね。早いものです。
 今年はあんまり寒くなかったなあ。完全なる暖冬ですね。今日なんぞ、路面のアスファルトがきれいに露出しておりました。二月としてはかなり暖かいほうなのでしょう。
 しかし、そんな気候の変化にはお構いなしに、わたくしの周囲ではいまインフルエンザが流行っております。いわゆる「A型」というやつで、去年に打った予防接種が「B型」であったと記憶している裏部長はもう日日、戦戦恐恐として震え上がっております。栃木遠征を前に、体調にはくれぐれも気をつけたいと想います。

 明日は朝から稽古なので、今日はこの辺でご勘弁を願います。ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)正直、何も考えていなかったのです。
 明日はきちんと書きますから。

 あっそういえば、前にこのBlogでも紹介した映画『アキハバラ@DEEP』のDVDが出たそうなので、その画像をアップしておきます。興味のあるひとはレンタルするなり、思い切って買ってみるなりして是非ご覧ください。


←よろしくね手(チョキ)
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2007年02月26日

張ってぇぇええ!!

 こんばんは、意外と小食な裏部長です。わたくしは過去、体重が最高で九十四キログラムもあった時期があり、太っていることにコンプレックスを抱いておりました。ですから、最高時よりも二十キログラムは落とした現在にあっても、太る、ということには人一倍神経質で、だから、見た目ほど食事は多くとりません。食後の満腹感には後悔の念こそ覚え、充足感を得ることはなくなってしまいました。
 ですから、大学で食事をするときなんぞはほとんど麺類一杯のみ。今日は天ぷら饂飩でしたし、先週は醤油ラーメンを食べました。麺類のレパートリーが尽きたときはカレーライスにします。とにかく、一杯のみで済ましてしまうわけです。
 それが今日、驚くべきことを耳にしました。師匠ならびに狗っちが、
麺類は二杯から三杯は食べないと満足しない
 と、口をそろえてそう云ったのです。
 たしかに狗っちはいつも好く食べますし、師匠がそれほど大食だというのも頷けなくはない話ですが、しかし二杯以上も食べるとはねえ。なにごとも上には上がいるものです。
 
 というわけで、今日も稽古をしてきました。参加者は上記のとおり、狗っちのみ。
 彼が少し遅れてくるというので、裏部長と師匠は談笑。今度来る新しい講師のこと、武術における女性と男性の比較、Blogの現状などなど、想いつくままに語り合っておりました。
 十一時すこし前に狗っち、到着。彼がやってきたとき、わたくしは師匠に追い突きを見てもらっていたので、その説明に狗っちも参加。下腹部の張りと上半身の脱力について教わりました。
 ここで改めて礼。四股立ちで其場突き、前蹴り、受けまでやって、ひさびさの移動稽古。
 先ほどの内容を引き継いで、若干前屈立ち気味で追い突きと逆突きを、ねばっこく、下腹部の張りと押し出しを意識し、上半身に力をこめぬよう動いてみます。そもそもこの話になったのは、師匠がわたくしの追い突きを見て、ひとまずこうした、崩していない形での足運びをやったほうが良かろうと判断されたためであり、腕や肩から力みを外し、軸の前進と下腹部の張りでもって突きを出す、という、ゆっくりやると案外きつい移動稽古となったのでした。
 どうも最近は、例の「縦回転の追い突き」を考えはじめてからというもの、崩した感じの突きが沁みこんでしまい、足まわりをきっちり締めた動きに横着していたところが自分でも見受けられておりました。師匠はここを看破されたようで、当分のあいだはこの基本に立ち返ったような、しっかりと下半身を張った追い突きをやってみたいと想います。

 最後は型。狗っちは「平安初段」、わたくしは「鷺牌初段」を復習しました。
 わたくしの今日の課題は、鷺立ちです。軸は崩さず、しかし型の構成上、それを横へ移動させねばならない。ただ、そうかといって、単純に横へ持ってきたのではそこに勢いが生じてしまい、スゥと止まることはできない。立ったときに止まれていないから、急いでその次の四股立ちへ移ろうとする。一見すると、動作と動作のあいだに変なスペースがなくなって、たいへんスムースな動きのようにも想われますが、これは単に流れてしまっているだけですから、やはり鷺立ちは鷺立ちで、立ったときにそこで安定を得たい。そのためには軸の移動の塩梅、その感覚を掴まねばならぬ。
 これからは一つの型でも、その内でたくさんの課題が出てくることでしょう。慎重に消化してゆきたいと想います。

 あっという間に二月も終わりです。今月最後の稽古はあさっての水曜日。場所は今日とおなじ2102教室です。
 ただ、稽古時間に関しては一考の必要があるやもしれません。何せ今日もわたくし以外に来たのはひとりだけですし、この午前中のスケジュールにしてからは左様な状態がずっと続いているわけですから、もしかしたら午後六時からの、あのいつもの日程にもどしたほうが皆にとっては来易いのかもしれません。もしそうしたほうが多くの門弟諸賢たちにとって都合のよいものなら、変更せざるを得ないでしょう。
 まあとりあえず、今月中は午前中ということで。
 裏部長でした。
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2007年02月25日

ふと想ったこと。

 こんばんは、裏部長です。このBlogも書き始めてすでに数箇月が経ったわけですが、札幌支部の人間はもちろんのこと、栃木や奈良の諸先輩方や外部からの来客なんかもあったりして、気づいたら膨大な記事数になってきております。そりゃ一応、わたくしは毎日かかさず書いていますからね、過ぎた日数とおなじ量の記事がここにはあるわけですが、初めてこのBlogを訪れ、そして、「日本武術研究所空心館」に興味をもったひとには、多少わかりにくい部分もあるのではないでしょうか。

 ここは札幌支部唯一のページですが、あくまでBlogであってHPではないので、たとえば札幌支部の稽古日程だとかその風景だとか、空心館そのものの歴史や歩みなどを常時紹介しているページというものがありません。だから、不図したきっかけでこのBlogを見つけ、最新の記事を読むうちに興味をおぼえて、「空心館のことについてもっと知りたいなあ」と想ったひとには若干歯がゆい想いを抱かせているかもしれないのです。

 上記のような条件に当てはまる方は、このBlogの開始当初の記事を検索してお読みください。あの当時はどんなことを書いてよいのかいまいちわからず、隙間を埋めるようにして、空心館の歴史やその特徴などを書いておりましたので、多少でも参考にはなるかと想います。
 少しでも多くのやる気ある志願者のためになれば幸いでございます。


 さて、明日からはまた新たな一週間。今週は久しぶりに月曜日から稽古があります。教室はあの2102教室です。
 インフルエンザと花粉に気をつけて、元気よく行きましょう!
 裏部長でした。
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2007年02月24日

空手でヒトは殺せるか?

 こんばんは、散髪したばかりの裏部長です。出かけにワックスなどをつけて髪形をセットするなんてえことが面倒くさくて仕方のないわたくしは、ここ数年来ずっと短髪でおりますが、冬はやっぱり少し寒いふらふら今日は空こそ晴れておりましたが風はつよく、昨日に比べると若干寒かったため、切りたての頭はぶるぶると震えておりました。
 栃木へゆくころには好い加減になっていると想われます手(チョキ)

 さて、今日は稽古がない日なので、何か想いついたところを二三書いておこうと考えたのですが、そうすぐに良いネタが浮上するわけもなく、こうして挨拶口上などを書きながらその思案をしておる次第で・・・・・・。
 ああそういえば、みなさんは『銭形平次』っていう時代劇をご存知でしょうか。過去には長谷川一夫さんが主演で映画を、TVでは大川橋蔵さんが平次をやってロングランとなったあの時代劇です。現在、「時代劇専門チャンネル」というCSで放送されております。
 斯く云うわたくしもこれをいま見ておりまして、つい先日のタイトルが『』でした。正直な男がある井戸の底から三両を見つけ、懐へ入れようとするが女房に説かれて平次のもとへ。きちんと井戸の持ち主へ届け出るが、向こうでは知らぬといい、正直に云ってくれた彼へ、そっくりそのまま三両を褒美として呉れるという。
 男はよろこんだが、どこからか噂が立ち始める。その井戸の所有者の店ではこれまでに、三十両以上の金が紛失している。もしかしたらあの井戸のなかにはその全額が落ちていて、男はそれらすべてを拾っていながら嘘をついて、三両だけを表に出したのではないか、と。
 まあ、結局最後はうまいこと収まってハッピー・エンドになるのですが、噂というものは恐ろしいものです
 わたくしの現在すぐに想いつくもので、同じような噂の恐ろしさを描いた小説に、荻原浩さんの『噂』(新潮文庫)がありますが、これとて同じことで、噂のもつ威力、そして人間自身の恐ろしさをたいへん怖く見せてくれています。

 そこで今日のテーマは「噂」です。わたくしどもに関係があり、なおかつ現在、札幌大学に流れているある噂をここに紹介しましょう。
 それは・・・・・・

札幌大学文化学部のS.T先生(師匠)は人間を殺せるらしい

 もしくは、

札幌大学のT先生(師匠)は、人を殺したことがあるらしい

 
 これです。
 冗談ではありません。これはわたくしも学生だったころに直接耳にした正真正銘の「噂」で、おもに若い学年の生徒間で実しやかに囁かれているらしいのです。
 おそらくその発端は、日本武術研究所の創設者が、本物の忍者であった藤田西湖先生だから、という何とも単純なものからなのでしょう。忍者=暗殺者=殺し屋=殺人鬼、みたいな構図でもって想像が膨らみ、ついにはあの温厚な師匠が「ひとを殺せる大学講師」というレッテルを貼られてしまったわけです。
 もちろんこの噂がもとで被害を被ってるとか、大学を追い出されそうだとか、そういった弊害は生まれておりませんので、今はただ笑い飛ばしておけばよいのですが、しかし噂は侮れないものです。いつどこで火がついて、問題になるとも知れません。
 たかが噂、されど噂。われわれ札幌支部の門弟たちも気をつけて行動しましょうパンチ

 ・・・・・・ただね、そうとは云っても、これ、あながち「嘘」じゃないんだよねえ。だって、あの師匠だもん。あの実力、あの凄さ、あの威力だもの、そりゃあアナタ、云ってしまえばホレ、つまりその・・・・・・
 ええいっ、鬱陶しいexclamationこの際だからズバッと云っちゃおう、ズバッとexclamation
 師匠は殺せますexclamation×2殺っちまえますexclamation×2赤子の手を捻るどころか喰いちぎって呑み込むくらいの容易さで、武術素人の一般人ならあっという間に片づけてしまえますexclamation×2間違いない(古っ)
 そんなことをわたくしたちが云うと師匠は、「誰でもひとは殺せるよ。だって新聞を見れば毎日、必ずどこかで殺人事件が起こってる」なんてことを云ってしらばっくれますが、しかし恐らく可能でしょう。体道のほうの、つまり柔術関係の技を使わず、純粋な空手の突きだけでも十分やってしまえます。現に、「骨を折るくらいなら簡単にできる」と過去に師匠は云っておられました。人間のなかには、折られると非常にキケンな箇所が多数ございます。ポックリ逝く前にボッキリ逝かせてしまえるわけです(ヨッ、うまいね)

 もちろん、そうかと云って師匠が野蛮な性格であるとか、そういったことを標榜している傲慢な人間である、なんていうことではないのです。むしろ師匠はそんなヤな人間の反対側にいる方ですから、過去にひとを殺したこともなければ、喧嘩をしたり、相手をボッコボコにしてやったということもなく、いわば、ごくごく平和に生きていらっしゃる武術家なのです。そこんところはくれぐれも誤解のないようにお願いをしておきます。

 しかしねえ、空手だけで人間が殺せるものかねえ・・・・・・。

 ま、こんな話が噂にならないことを願うばかりです。
 
 でもね・・・・・・・・・・・・目
posted by 札幌支部 at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記