2007年04月17日

お疲れ様です。

 こんばんは、腹の調子がわるい裏部長です。べつに風邪というわけでもなく、なにか腐ったものを食べたわけでもないのに、昨日からどうも具合がよくありません。まあもとより便秘症の裏部長、下痢をしたりすることは日常茶飯事なのですが、今回はどうもすこし違うようです。
 様子を見たいと思います。

 さて昨夜の稽古はK先生と狗っちだけだったそうで、お疲れ様でございます。ご両名ともに、Blogへの書き込みもバッチリ。わたくしでなくとも稽古報告のできる証となりました手(チョキ)
 しかし、二人ぎりというのは……やはり月曜日はひとつの鬼門となっておりますね。どうも人数が集まらない。もしかしたら、師匠が来られないということがその大きな原因となっているのかもしれませんが、そんなことではいけません。もっと熱中して稽古に励まねば。
 その証拠に、昨日の狗っちを見てください。あの熱心さ、あの稽古バカっぷり。危なっかしいくらいです。彼はよくつづけて稽古へ来ております。
 まあ彼自身、K先生の若さあふれる稽古メニューに心服しているようなところがありますので、たとい二人だけであっても、狗っち本人にしてみれば、昨夜の稽古は有意義なものだったのでしょう。そう在る稽古こそが本来のものなのでしょう。
 とにかく、われわれも彼に負けぬよう、熱心さを取りもどしたいものです。

 明日は空手の稽古です。裏部長のおなかがぴーぴー鳴っていないことを、今から祈るばかりです。

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2007年04月16日

お願いします。

 こんばんは、裏部長です。今日は師匠不在ながらちゃんと稽古のあった日なのですが、不肖・裏部長、所用のためこれに参加できず、今さっき帰宅した次第。よって本日の稽古内容については、参加した後輩たちに一任して筆を置く所存であります。
 
 たれか、書いてくだされ。
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2007年04月15日

何もいわない。

 お晩です。裏部長です。

 たまには言葉少なに、多くを語らず全てを書かず、といったBlogも良かろうとおもって、今日は何もいわないことにしました。

 ただ。本当になにも書いていないとただの余白になってしまうので、師範からいただいた大切な言葉をひとつ、ここに書き込んでおきたいと想います。

 最近、ようやくこの言葉が身に染みてきました。

 師範曰く、


「力で技をやるのではない。技が力を生むのだ」


 明日からは新たな一週間。
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2007年04月14日

カンコツ・ピンポイント

 こんばんは、裏部長です。本日、またも雪が降りました。まあ、さすがに積もるところまでは行きませんでしたが、四月の雪というのは風流な反面、春の装いをはじめている人間にとっては厄介なことこの上ないものです。こんな気温の上下動を繰り返されては、いくら健康に気をつかっていても風邪にかかってしまいそうです。
 札幌支部のみなさん、気をつけましょう晴れ


 話は替わりますが、昨日からどうも顔面が痛い。大口をあけて何かを食べたり、歯を磨いたりしているときに鈍〜い痛みを感じるのです。これが手とか足とかならば、稽古のときにどこかへぶつけたかな?と、その心当たりを探ることができるのですが、いかんせん顔面ですからね、誰かの突きが当たった憶えもないし、一体どうしたことだろうト、昨日来訝っている裏部長です。
 しかしですね、その原因が今日判明しました。
 根源は「カンコツ」です。顴骨、と書きます。位置でいえば、ちょうど上歯茎のところですね。
 わたくしは木曜日の体道稽古で、この顴骨をせめる技を喰らっていたのです。


 それは「咽喉落」という技で、痛かったのは師匠の受けを取ったときです。とにかく師匠の極めは痛い!どの技においても同様ですが、どうしてここまで鋭いのか!?というほどに正確で、当然のことながら非常に痛いのです。しかも精度が高いですから、急所へスパッと指が来るのです。もう逃れようがないのです。
 わたくしの修行課程でいえば、この顴骨をせめる技は、以前に一度出てきたぎりです。おそらく今後も、そう何度も出てくるものではないでしょう。だから師匠も特別に、この極め方だけを重点的に稽古していたわけではないのです。
 それなのにあの精度、あの鋭さはやっぱり信じられません。師匠の師匠たる所以でございました。
 わたくしも早くそんな風に、ピンポイントで極められるコツを掴みたいと想っております。

 今日はこんなところでお暇を。
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2007年04月13日

熱気

 こんばんは、13日の金曜日です。ああ、違った!裏部長です。映画のなかではジェイソンが襲ってくる頃合となりましたが、みなさんご無事でお過ごしでしょうか。遠く、唸るようなエンジン音が聞こえたらすぐに逃げてください。それはチェーンソーの音なのでがく〜(落胆した顔)

 ま、冗談はさておき、栃木のT君、書き込みありがとうございます。「手廻し」の技に関してはご指示どおり、詳しく書くことを控えます。
 空心館だけのヒ・ミ・ツということで……黒ハート

 さて、今夜は今週最後の稽古。もちろん空手です。参加者は狗っち、A君、S呂君、そしてK先生という、まあお馴染みといっちゃお馴染みのメンバーで、稽古内容も、基本稽古をひと通りやり、手廻しをやり、其場でワン・ツーをやり、移動稽古では追い突き、逆突き、追い突き・逆突き、五連続をやりト、これまたいつもと変わらぬ流れで進んでゆきました。ただ、師匠先導による稽古は久しぶりであり、たった二週間ぶりのことですが、なんだか懐かしささえ感ずる稽古ではありました。
 後半は約束組手です。最初は師匠・裏部長・S呂君、K先生・狗っち・A君の組でおこない、そのあと師匠とK先生と交換してもう一巡、どちらも中段追い突きでやりました。
 それぞれへ出た課題やそれへ直面したときの心情などに関しては、今後それぞれの手でこのBlogにアップされるであろうという、希望的観測をこめてわたくしの方からは書きませんが、みんな何かしらの課題は出されていたようです。
 ちなみにわたくしは受けの際の構えについて一点、アドヴァイスをいただきました。
 とにかく、相手の攻撃を出させる、つまり「突かせる」ためには、ある程度は意図的に隙をつくっておかなければならぬ。だからこそわたくしも、前前からそのように構え、中段をあけて立っていたのですが、師匠によると、そこに出来ている隙の幅がいくぶん広すぎるというのですね。だだっ広く開いてしまっているというのです。
 いくら相手に突いてもらうとはいえ、がラッと大きく開けていたのでは無防備ですし、また突きの暴走にもつながってしまうという危険性を孕んでおります。ですから今後は、上記のような精神にもとづく構えではあっても、云うなれば、相手の拳が入る一点のみをあけて構える。これが必要だというのです。
 もちろん、前手などで隙間を狭めるのではありません。手はほとんどそのままの位置で、つまりは胴体のほうでそういった構えを作るわけです。
 これは難しい!今日の時点ではたしかな感覚は掴めませんでした。今後の大きな課題であります。

 最後は型。一同揃って、「平安二段」から順番に稽古しますが、狗っちとA君は「平安三段」を終えたところでフェイド・アウトするし、S呂君も「安南硬」と「鷺牌初段」を終えた時点で終わり。そこへ加えて「二十四歩」までを休まずやったのは師匠とK先生とわたくしのみです。これが疲れた〜ふらふらなにせぶっ続けですから、もう終わったころは汗ダクダクの躰はヘトヘト。ダクヘトというやつで、改めて型を打つということの難しさ、シンドさを思い知りました。
 八時、終了。

 そういえば稽古終了後、ふと目をやると、窓ガラスが曇っておりました。冬でもないのに目
 原因はふたつあります。ひとつは今日、札幌は風がつめたく少し寒かったため、室内の暖房がきつかったこと。こちらの室内暖房たるや凄まじいのです。少しでも気温が下がろうものなら、もうアナタ、親の仇にでも会ったような強さで熱風を吐きだすのですむかっ(怒り)
 そんななかで白熱した稽古をしていた、これが二つ目の原因です。真冬でもない限り、あまり見られない光景でした。
 ま、ただ単にいつもより人数が多かっただけ、といえばそれまでですが……もうやだ〜(悲しい顔)

 来週は師匠もK先生もいろいろとお仕事があり、今週のようには順調に進まないかもしれませんが、わたくしも出来るかぎり参加して稽古を盛り立ててゆこうと想います。門弟諸賢もどうか附いてきてください。
 裏部長でした。
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2007年04月12日

捻転でんねん

 こんばんは、裏部長です。今日、札幌では雪が降りました雪午前中だけでしたが、一時は吹雪になって、視界が真っ白になるほどでした。本州では桜も散りはじめるという頃なのに、こちらはきちんと北国をやっております。

 はい、今日は体道稽古です。参加者は狗っちにA君にK先生と、ほとんどお馴染みのメンバー。師匠も来られて、久しぶりに体道稽古らしい体道稽古をしました。
 狗っちとA君はともに、日本伝天心古流拳法初伝上段之位〜初伝中段之位という段階にいるため、ふたりで組んで稽古。わたくしはいつもの通り、K先生と組んで浅山一伝流体術下段之位十二本を復習してから次の段階、つまり奥伝之位へと進みます。
 ちなみに、本日わたくしが新たに習った技は、奥伝之位四本目「払倒」五本目「岩石落」六本目「咽喉落」の三本。多少物騒な名称のものもあり、上顎が痛〜くなる技もありましたが、比較的スムースに教わることができました。このあたりになると、いわゆる“頭では解っている”という状態へ達するのが早くて、どちらかといえばそれを躰で実践する段階ですこし往生をするというのが、稽古を滞らせる原因の最たるものとなるのですが、今日はそのあたりをうま〜い具合にトントンと進んで、いろいろなことを教わることができました。
 狗っちたちはどうだったかな。

 稽古の途中で、あれはおそらく大学の先生だと想われますが、ひとりの男性の方が来られて、ひと通り見学をされてゆきました。師匠の解説で、抜手術や、空手の追い突きに対する受け方の話など、わたくしたちは普段から教わっていることを、わかりやすく披露したわけですが、実際に掴まれていた手首からその手が外れたという体験もあってか、いたく感動をされておりました。やっぱり、実感するということがそのような感触に繋がっていたのでしょう。
 このとき、師匠は何度か「捻転」という言葉を使われました。前から稽古のなかで何度も使われていた言葉なのかもしれませんが、わたくしにとってはどうも最近この二文字が耳につきます。気になっているのかもしれません。
 今日のタイトルは、それを使った、ただの洒落です。

 八時過ぎ、終了。師匠に空手のことでふたつ伺う。
 まず突いてゆくときのこと。相手の前手がどうも邪魔で突きづらいと感じたときは、その手を払って突いてもよい。ただ自分と同じような背丈のひとに対してならば、その前手(肘)の下へ低く入って突くことも可能である。
 逆に受けのとき、相手が左右に動きつつこちらへ突進する機をうかがっているとき、自分はあまり動かず、目でのみその動きを追っているがよい。相手があまりにも大きく動いたときはそれへ合わせて自分の躰も方向転換するが、それまではあまり動かず。そもそも、自分の裏側へまわろうとする動きにさえ気をつけていればあまり問題はない。
 ざっと書くとこのようなアドヴァイスをいただきました。

 どうでも好いことですが、最近トンと札幌支部メンバーからの書き込みがありませんねバッド(下向き矢印)どうしたのでしょう。栃木や奈良からはあれだけいろいろなコメントが寄せられているというのに。今となってはまるで裏部長オンリーのBlogのようになってしまっています。
 これでは、わたくしが北海道を離れたらこのBlogも終焉を迎えてしまうことになります。
 ヒマな門弟はなんでもいいから書いてーな。俺は生きてるぞぉー!、みたいなそんなことでも良いから、たまには書いてーな。

 そういえば、部長よ。あなたは、いづこへ……?
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2007年04月11日

後廻しに出来ない手廻しの技

 こんばんは、服装も春らしいものに替えつつある裏部長です。しかし、札幌はまだ寒いふらふら陽が照ってる日中はいいとしても夜がいけません。だってまだ吐く息が白いんですから。そら、薄めのジャケットだけでは震えてしまいます雪
 まあ結局のところは、いわゆるひとつの季節の変わり目というやつで、風邪などを引きやすい時期ですから、みなさん気をつけましょう、ということでした決定

 さて、今夜は1001教室での稽古。約二週間ぶりに師匠も参加しての稽古でした。参加者は狗っち、S呂君、そしてK先生です。
 冒頭、師匠がある会議へ顔を出しに行ってしまったので、その間にK先生の先導で基本稽古をひと通りおこないました。今日はどれも速くは行なわず、突きにしても蹴りにしても、極力ムダな力は抜いて、そしてゆっくりと動くことを目標に、いつもより本数を多くしての稽古。これがゆるやかながら結構むつかしいもので、蹴りなんぞは速度がないとバランスを保つのが大変でした。
 後半からは師匠も合流。ひとまず会話の流れで、師匠不在のときの稽古で得た疑問などを各人に問います。こういう質疑応答のようなことをすると、どうしても毎回わたくしの独壇場となってしまって後輩たちに発言権を渡さないようなところがあるので、今日は口をつぐみ、彼らに思う存分やってもらいました。
 急に話をフラれてふたりとも戸惑っておりましたが、狗っちはK先生との約束組手で感じた受け方の違いを、S呂君は同じくK先生との組手でおこなった粘っこい受け方を質問していました。それへ逐一、的確かつ深長な解説を師匠がおこなったことは云うまでもありません。
 続いてK先生からも質問。基本稽古の最後にやっている「手廻し」、これに隠されている技はいったいどういうものだったか……これが今日の稽古のメインとなりました。

 「手廻し」とは何も、裏でコソコソ誰かにお金を渡すことではなく、一見ただの手首の柔軟運動に見えるがしかし、その内にはいろいろな技が隠されているという、なんとも面白い数種の動作のことであり、普段は、基本稽古の最後、乱れた息を整える意味もかねてゆっくりと行なっております。
 もちろん手首をやわらかく使うという稽古でもあって、動作そのものを憶えることができれば、あとはただ自分でヒマなときにそれを繰り返していれば十分なのですが、今日は違います。そのなかに含まれているさまざまな技を抽出して稽古してみたのです。

 これまた先ほどの質疑応答の流れで、狗っちやS呂君にその回答をもとめる師匠。これまた突然のことに絶句する両名。
 結局、回答権はわたくしのもとへ帰って参りました。
 ここからは裏部長の記憶を頼りに、憶いだし憶いだし、まずはわたくしがその技を解説し、それを受けて師匠から更なる解説があったあと、わたくしとS呂君、K先生と狗っちにわかれて、約束組手風に稽古してゆきます。
 どこまで書いて良いものか判断に困りますが、おおざっぱに云うと、相手の蹴りや突きに対する受け技がメインです。それも、決して大きな動きではなく、微細な動作で相手の攻撃を外す、そんな技が隠れております。なかには柔術的な技もあります(これで内容の想像がついたひとは天才ですひらめき)。
 
 今度、師匠の許可を得られたらこれらの技法に関してもっと詳しく書こうと想いますが、結局はそんな凄まじい技の数数が、一見すると手首の運動にしか見えない何気ない動作のなかに、いろいろと含まれていたのです。一応そのラインナップに関して、わたくしは知っておりましたが、こうして改めて稽古してみると、その深さ、恐さに驚いてしまいます。間違いなく、これらは高度な技法なのです。
 そんな技技をふだんの稽古の、あの手廻しと称する単純な動作のなかでやっていると想うと、これからは気が抜けません。きちんとしたイメージの下で、しっかりと柔らかく、手首を廻したいと想います。

 今日から正式に、札幌支部でも礼の仕方を本部道場のものへ改めました。つまり師匠が前に坐って正面へ向く、K先生が「正面に礼」と云って一同礼、師匠こちらを向いて、K先生「師範に礼」、最後は師匠によって「互いに礼」、とまあこんな風に、全体的に真似してみたのです。本部と違うところは「押忍」と云わないことくらいで、あとはほとんど同じです。
 今夜からこれでいってみます。

 明日は体道稽古です。
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2007年04月10日

脱力を考える。

 こんばんは、裏部長です。ここ数日の札幌の天気は不安定で、雨が降ったり止んだりを繰り返しております。今日も、おそらく数十分きざみくらいの速さでそんな変化が続いておりました。ある一瞬はきれいに晴れているのに、それでも傘は手放せない、そんな一日でありました。
 暖冬の影響もあってか、札幌でもそろそろ予想最高気温が二桁に届こうかとしておりますが、本州のほうでは桜が散りはじめているくらいですから、すっかり春なのでしょうね。九州なんぞではもう二十度を超えておりました。
 ぽかぽか陽気に、カラダの力が抜ける季節となりました。

 あっ、そうそう。力が抜ける、で憶い出しましたが、先日のT君の書き込みにもあった「脱力」ということ、最近わたくしも特に気をつけて考えております。もちろんこの事柄については入門当初より師匠からうるさいほど教えられており、また、諸先輩方の動きを見るにつけ厭がうえにも意識せざるを得なくなって、現在では裏部長、稽古における第一のテーマになっておりますが、下は白帯の子から上は師範代、いや師範にいたるまで考えられている大きな命題ですから、やはりそう簡単には身につけられません。
 昨夜の稽古でもその難しさをうかがわせる一面がありました。久しぶりに稽古へ参加したA君は、初対面のK先生とその稽古速度に多少なりとも疲れを見せてきて、K先生のほうでもそれを見てとったので、「今日は力をいれず、ゆっくりやろう」というようなことを指示されたのですが、そう示されて、ハイそうですか、と吸収できるほど、この“脱力してゆっくり”というのは難しいのですね。云われたA君も「力を抜くとバランスが崩れてしまう」とこぼしておりました(崩れないためには下半身にだけ力を……と、そのあとK先生によってきちんとアドヴァイスがなされました)。

 たしかに、力を抜くという単純明快なことも、その通りにやってしまうとただの腑抜けになってしまって、前進すらできなくなってしまいます。足を運ぶにも腕を伸ばすにも、何かしらの力がなければ不可能なのであって、全身からすべての力を抜いてしまうと、それは人間であって人間に非ず、ただの人形になってしまいます。
 これに対する現時点でのわたくしの見解は、「躰の末端から力を抜く」ことです。下半身に加えて、躰の中心、つまり軸はビシッと張っておいてブラさない。それはすなわちカラダ全体を傾けない、崩さないということです。
 この意識によってできる躰そのものを基盤として、あとはすべて脱力します。突きであれば腕を、蹴りであれば足を、という風にですね。
 こんな感じで意識を保っておいて、たとえば約束組手で中段追い突きなどをやると、ただ漠然と突いていたときとはやはり違って、自分のなかに余裕というか、その次の瞬間に取れる動きの選択肢が増えてくるように想われます。結局は、相手へぶつかるギリギリのところまで自分をニュートラルな状態でキープしておける、ということなのでしょう。
 この考え方にはたぶんに、師匠やY先生からの影響があります。

 ちなみに。約束組手ではそんな風に、末端部分の脱力を行ないつつ腰による爆発的な突進でもって、さまざまなタイミングで突きを放つ、ということをしているため、移動稽古ではもうちょっときっちりと、書道でいうところの楷書風に、きれいな追い突きを意識してやっております。約束組手で草書が書けるように、移動のなかで動きを構築してしまうのですね。
 これが現在の、裏部長の稽古テーマでございます。


 さーて、明日からは三日連続で稽古がありますよー。天気は良くないかもしれませんが、躰の動くかぎり、存分にやってやりましょう。
 裏部長でした。
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2007年04月09日

ひと皮むける

 こんばんは、髪型を変える方向で考えている裏部長です。坊主頭は手入れがラクで、ついついその容易さにおぼれて長年髪をのばすこともせずここまで生きてきましたが、気分にまかせて少し風貌を変えてみようと想います。
 ま、ちょっと伸ばすだけですけどねわーい(嬉しい顔)

 栃木のT君が書き込みをしてくれました。弱気になった裏部長の記事に、高校生とはおもえない、重みのある文章で応えてくれました。ホント、十代とはおもえない人です目
 彼の文章はその通り、道場でカラダを動かしているだけが稽古ではないのですね。生きていること自体がなにかの運命によって決まっているレールのようなものならば、きっとその瞬間、稽古ができないという期間にもまた意味がある。たぶん神サマがそう云っているのでしょう。今はそんな気がします。
 話は変わりますが、来年のおみや*は何にしましょうかねえ。なにかこう、箱をあけた瞬間にビックリするような、それでいて喜んでもらえるような、そんなものを今から考えております。何かリクエストがあったらそう云ってください。あなたとお父様にはいろいろな面でお世話になっているので。

 さて、今夜は久しぶりの稽古がございまして、月曜日恒例の、師匠不在の一夜でありましたが、K先生の先導で、そこへ狗っちと久しぶりのA君なども参加してくれて、1002教室の稽古としては賑やかな回になりました。
 内容としてはK先生とおこなった先先週の稽古とほとんど同じでありまして、違ったところとしては基本稽古の合間に体捌き・内受け・逆突きや外受け・前蹴りなどの動きをやったことと、横蹴りのみ移動稽古のほうでやったことくらいです。
 後半の約束組手ではいつものようにミット打ち。わたくしはどうも一週間ぶりのせいか下半身が安定せず、納得のゆく追い突きは多く出せませんでしたが、しかし躰を大きく動かせたせいか、気分はとても爽快で、サッパリとして稽古を終えられました。

 物を実際に突くという、いわゆる巻藁に代表されるような鍛錬をほとんどやっていない札幌支部、そこで稽古をしている裏部長もまた、あまり拳を鍛えてはいないのですが、K先生との稽古を重ねるうちにその点へ少しづつ興味が出てきております。というのも、実際に突いてみると、普段の約束組手ではわからない点、気づけないズレのようなものを発見することができるからです。
 その一例が今日のわたくしです。A君の持つミットへ向かって中段追い突き!と、別にへんな突き方をしたわけではなかったのですが、右手の、人さし指のつけ根、つまり拳骨ですね、ここの皮がパックリと剥けてしまいました。これほどきれいに剥けたのは初めてのことです。
 表皮の脆さというものを感じさせられた一夜でございました。

 次回の稽古は水曜日です。おそらく、師匠も来られることでしょう(今年から教務部長となられた我が師匠、幸か不幸か、昨年以上に忙しくなるそうですバッド(下向き矢印))。
 今日のように、静かながら賑やかな稽古になるといいですね。

 裏部長でした。
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2007年04月08日

「愛」は売れない

 こんばんは、裏部長です。今日は選挙でしたねえ。行きましたか、選挙。わたくしは宣言どおり、朝いちで行って参りました。懐かしかったなあ、小学校。ほとんど変わっておりませんでした。
 しかしそれにしても(話は急に深刻になりますが)、北海道はいまたいへんな赤字で、夕張だけじゃありません、この北の大地のいたるところが火の車になっております。歌志内なんてところも町全体が閑古鳥にとりつかれたみたいになっているし、他の市町村にしても同様です。賑やかなのは札幌とか旭川とか、いわゆる都市部のみでしょう。
 だから今回の選挙で当選された人たちには粉骨砕身、北海道復活のために頑張っていただきたい。財政面のみではありません。文化を吸収することだけでなく、北海道独自の文化を生み出してゆくことを考え、そして実践していただきたいと願っております。

 昨日、買い物へいったついでに、YUIのニュー・アルバム『CAN’T BUY MY LOVE』を購入してきました。裏部長、前前からこのひとには注目をしておりまして、CDもこのほかに何枚か持っておりますし、初主演映画の『タイヨウのうた』も観ました。若いのに頑張ってますね(オヤジくせぇ〜)。
 このタイトル、『CAN’T BUY MY LOVE』(直訳すれば「わたしの愛は買えないよ」)は、つまり、「愛なんて買うことはできない」ということなのでしょう。純粋でいて強く、脆そうでいて激しく、自立しているようで幼い……そんな彼女のパーソナリティが十三曲のなかに散りばめられております。
 気持は売れない、こころは渡せない。良いテーマです。

 最近、自立ということをよく考えます。そして、そのたびに師匠やK先生、そして師範らのことを想います。わたくしもこの人たちのように、自分というものを持ちながら不器用な我を捨てて、信念のままに強く生きてゆけたなら、と、心の底からそう想うのです。
 強く生きてゆくこと、それはたしかに立派で自立した人間の姿かもしれませんが、しかしそれでいて、そんな道を歩もうとしている自分の背中が、なんだか淋しく感ぜられていけません。云うなれば、後戻りのできない恐さ、でしょうか。本当の意味での“大人への過渡期”なのかもしれません。
 わたくしのこの足はこれから先、どんな世界へと向いてゆくのでしょうか。

 さて、明日からはまた新たな一週間。そして一週間ぶりに稽古も再開されます。急に運動をしてへばらないよう、十分に気をつけて動きたいと思います。
 明日は1002教室、時間は午後六時からです。
 裏部長でした。
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2007年04月07日

憧れのこと

 どうも、こんばんは。裏部長です。今日は髪を切ってきましたわーい(嬉しい顔)春らしい陽気で、外はぽかぽかです晴れなんだか良い季節になってきました。

 近所ではもう選挙運動がうるさいくらいです。北海道知事や市長の選挙が明日にあるので、みんな最後の追い込みに躍起となっているのでしょう。火事のサイレンか!?、と思いきや選挙カーのアナウンスだった、なんてことが毎日のようにあります。
 わたくしが毎度投票に行きますのは近所の小学校。何を隠そうここは裏部長の母校でございまして、投票へゆくたびに「ああ、学校ってこんなに小さかったんだ」と、幼き日のことを憶いだします。
 将来のことなんて少しも考えずに、ただ目の前の毎日を生きていたあのころ。自分はどんなことを夢見ていたのでだろう……なんて、ちょっぴりセンチメンタルな気持になります。
 明日もそんな風に昔を憶いだして来たいと思います。

 実はいま、ある文章を書こうとしているのですが、これが難しい。全然筆が進まないんですね。どうしたものかなあ、と頸を捻っているのですが、その内容とは、自分の夢、憧れのひとのことなのです。
 わたくしが心から尊敬している誰かのことを文章にして表現する、そんなことは簡単じゃないか、と想われるかもしれませんが、これが存外むつかしい。なにせ、昨日や今日からはじめた憧れじゃないんです。一年とか二年なんてものでもない。約十年間も心に想いつづけたひとのことを書かなければならないのです。これはやってみると案外できないものです。
 おそらくその原因は、憧れの強さにあるのでしょう。あまりにも長い間、しかも強烈に想い続けてきたために、心のなかにそのひとの影がピッタリと張りついてしまって、今となっては染み込みすらしている。ほぼ一体化の様相を呈しているのです。それを一旦はがして見つめ直す、なんて行為がそう易易とおこなえるはずがありませんや。
 ただひとつ想うことは、そこまで考え続けてきた年月と染み込んだ現状があるのだから、それ自体を表現すればいいじゃないか、という提案です。なにも憧れ始めたあの頃のように初初しく表現する必要はないんです。今の自分にできる最大限の表現でもってその想いを表現すれば良いのです。もしそれで相手に受け入れられなければ諦めるしかない。仕方のないことと、忘れるしかないのです。
 それくらいの了見で挑めば、おそらくはどうにか形になってくれることでしょう。
 今夜、意を決して書いてみたいと想います。

 ちなみに、上記のものは「ラヴレター」ではありませんよムードあしからず。

 一週間も稽古をしていないためか気分もあまり晴れず、どうもムラムラとしておりますが、来週になれば、おそらくはいつもの元気がもどってくると想われます。それに応じて、おそらくは他の札幌支部の門弟諸賢もここへもどってきてくれると想われます。
 ま、おそらくというか、願わくば、ではありますがねどんっ(衝撃)

 栃木では今日も熱気にあふれた稽古が展開されているのでしょうね。今の、こんな無気力な裏部長を、いつも元気なT君はどう想っているのでしょうか。
 明るい彼を見習いたい裏部長でした。
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2007年04月06日

感動のない人生なんて

 こんばんは、裏部長です。ああ、春ですねえ晴れ晴れ晴れ

 ごめんなさいもうやだ〜(悲しい顔)今日も特にこれといって書くことはありませんふらふら絵文字をつかって誤魔化しているだけです。ホント無内容なBlogですみませんバッド(下向き矢印)

 やっぱり、稽古がない、っていう状況がいけないんです。一週間も稽古をしないという事態は久しぶりですから、頭のなかでは理解できていてもカラダのほうが納得をしません。欲求不満の運動不足ほどタチの悪いものはありません。
 そこに加えて裏部長自身の悩みなんかも入り混じってしまって……そりゃ愉しい話題なんて提供できるわけがありませんや爆弾
 感動を得られない生活ほど窮屈なものはありませんね。生きることは苦だ、とお釈迦さまはおしゃったそうですが、人生の大半が「苦」ならば、それを乗り越えられるだけの感動を得なければなりません。そうしないと今のこのBlogのように、ただ愚痴ってるだけの退屈な場になってしまいます(ホントです)。

 来週からは稽古も再開されますし、現在の裏部長が抱えている問題にも少なからず展開というものが現れて来るでしょうから、多少はBlogの上でも派手さがもどってくると想われます。そう期待しておいてください。

 今夜はこんなところで失礼を。
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2007年04月05日

よーく見れば・・・

 こんばんは。苦悩のなかの裏部長です。すいませんねえ、何だか暗い打ち明け話みたいなことばかり書いてしまって。わたくし自身はね、自分のなかに溜まってるストレスを吐き出せるから書いててなんともないんだけど、それを読まされる側のひとにとってはねえ、そりゃ蔭蔭滅滅としてきますよ。読んでて愉しいわけがない。栃木のY先生がご多忙のなか励ましのコメントを入れてくれるわけです(ありがとうございました)。
 気持的にはすこし盛り返しました。今日、師匠と会っていろいろと相談をぶってきたので、どうにか明るい顔をしております。

 久しぶりにA君が書き込んでくれました。楽しみですね。月曜日に会いましょう。

 さて、今日はちょっとした発見を。インターネットで、ある動画サイトを発見したのですが、そこには船越義珍の映像がある、国井善弥が島津兼治がスティーヴン・セガールがあるト、いろんな動画が集まっており、たいへん面白いです。わたくしも初めて見るものばかりで、ひそかに愉しませていただいておりますが、このなかにある剣術家の動画があります。「昭和の達人」と呼ばれた有名な方で、ここには居合の映像なども入っているのですが、このひとの動きが、どうもわたくしには師範に似ているように思われるのですね。技そのものはもちろん、立ち上がる際の所作や動作のリズム、躰のキレなど、やっぱり似てるんですねえ(あくまで独断ですが)。
 その人とは、あの中山博道さんです。口ひげが印象的な、あの御仁です。わたくしには、師範と中山さんの動きに同調性があるように思われます。もちろん世辞ではございませんで、興味のある方は見てみてください。

 明日にはもう少し元気になっていると思います。
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2007年04月04日

うぅ……うぅぅ……あぁ……。

 ハア……ああ、どうも、こんばんは。裏部長です。

 こんな書き始めからもわかる通り、裏部長、今とっても悩んでおります。ことは身の進退に関わってくることです。そりゃ悩みます。
 どうしようかなあ……やっぱり、思い切って……でもなあ……う〜ん……。
 
 そんなこんなで、ごめんなさい。今日は何も書く気になれません。
 稽古もできていないし。踏んだり蹴ったりです。

 ああ、どうしようかなあ。
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2007年04月03日

『秘伝』道場ガイド誤植問題のその後

 こんばんは、裏部長です。今日の札幌は雨でした。昨日もパラパラと降っておりましたから、二日連続の雨ですね。春になってきた証拠です。

 昨夜、奈良のM田先輩からのコメントを見てはじめて気づきましたが、先日書きました「月刊『秘伝』道場ガイド2007」の誤植はわたくしがアップしたものに留まっておりませんで、記載のミステイクは後ろについているINDEXにまで及んでおりました(お持ちの方はご参照ください)。
 ですので昨夜、このBlogへ書き込んだあとすぐに、株式会社BABジャパンの『秘伝』編集部のほうへ、メールにてその旨を伝えました。まったく知らない間柄ではないため、多少温和に、しかし間違っていることに関してはきちんと伝え、そして向こうにできる最上の訂正方法を伺いました。
 これに対して先ほど、同社より返信があったため、その文面を以下に載せます。


 月刊秘伝別冊付録「全国道場ガイド」製作を担当致しました、秘伝編集部・原田と申します。
 この度は数多くの誤植ミス、誠に申し訳ありません。ご迷惑をおかけしてしまった事、ご無礼、深くお詫び申し上げます。
 すでに全国頒布されてしまっているものゆえに、本当に甚大なご迷惑をおかけしてしまったものと認識しております。
 せめて、という対応しかできず恐縮ですが、今月発売号の別冊付録となる「全国道場ガイド(後編)」誌上にて、訂正掲載をさせていただきます。
 今後、二度とこのような事のないよう、細心の注意を払ってまいります。
 まずは、心よりお詫び申し上げる次第です。



 こんな具合です。とても恐縮されてましたね。
 本部ならびに各支部のみなさま、こんな感じでいかがでしょうか。何かあったらまたお申しつけくださいませ。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年04月02日

反省点

 こんばんは。春ですね〜晴れアッという間もなく四月を迎えてしまいました。気温も少しづつ高くなり、昨日なんぞは今年はじめての真夏日が観測されたとか。なんだか夏が思いやられますふらふら
 えー、四月ですから、わが札幌大学でもいよいよ新学期が始まりまして、今週いっぱいはやれ健康診断だとか就職ガイダンスだとか履修登録だとか、そんな授業とは関係のないスケジュールでもって、すっかり休み馴れしてしまった生徒たちの目を覚ましてゆきます。いきなり授業は始まらないわけです。
 ただ、一応は大学として動き出し、校内もいろいろなことに使われるのですから、そのなかの一室を借りて稽古しているわれわれも、春休みのときと同じような心構えではいけません。もしかしたら、もしかすることも、もしかするとあり得るので……。
 と、そんなことを懸念していた矢先、師匠から衝撃的なメールが届きました。
 なんとなんと、今週いっぱい教室が使えず、稽古不可!だというのです。
 昨夜にもお伝えしたとおり、今日は健康診断のため教室が使えなかったのですが、まさか今週いっぱいまで駄目だとは想いませんで、若干ガッカリしておりますバッド(下向き矢印)通常時間での稽古は、来週の月曜日までお預けですもうやだ〜(悲しい顔)

 ま、辛抱して待ちましょう。

 そういえば先週の金曜日、S呂君と狗っちも来てくれて、四人でやった稽古のときに、ちょっとしたことを反省いたしました。まあ反省というと少し大仰で、そして若干厚かましいのですが、なあに、三年経って黒帯締めてもまだまだ空手というものに馴れていない裏部長、まーだまだ誰かを実際に突く(または打つ)ことを恐れているのです
 あれはS呂君との約束組手で、その前に彼はK先生と組んでやっていて、そのときに、相手の突きへ最後まで左手を合わせ、粘っこく押さえるような受け方を教わっていたため、わたくしと組んだときも同様の動きを出してきました。これはK先生曰く、明石のT相談役からの教えにあるもので、巧く相手の突きを押さえられたら二本目三本目の突きが出ない、という高度な技です。だからS呂君も、相手が変わってもやってみようと実践していたのだと想います。
 ただ、俄かに教わったものをあっという間もなく実行できる人間はそう多くはいません。もちろん、誰も彼も、です。このときのS呂君も左様であり、上記の受け方が、ただ単に相手の腕を向こうへ押しやっているだけになっていたのです。
 もちろん、相手の突きとそのタイミングを合わせられれば、差し迫って問題にすることではありませんで、このときの彼の受け方も、突きを喰らっていないという結果からすると決して失敗ではなかった。現に、その躰へもろに拳が当たった回数は少なかったと想います。
 でもですね、突いた腕をグッと向こうへ押されてしまうと、こちらとしては、その力を利用して打ちへと変化したくなってしまうのです。また二本目、そして三本目と続けて攻撃を繰り出すにはそうするのが今わたくしの内にある最上の手であり、また脱力というテーマからしてもこの動作をやりたい。逆にいえば、このときのS呂君の受け方は、こちらのそんな連続攻撃を生み出す要因にもなりえる動作だったのです。
 だから、裏部長はそれを実行しました。中段追い突きのあと、払われた右手をそのまま柔らかくムチのように使って、相手の側頭部へ……。

 結果、一度ですが、バシィーン!!と普通に当たってしまいました。その掌に、彼の頬の感触を得て、そして急激に、わたくしは落ち込んでしまったのです。

 そんな心持になってしまったのにはふたつの原因があると想われます。
 ひとつは先ほど書きました通り、わたくし自身がまだ、その素手で誰かを突く(打つ)ということに馴れていないから。その衝撃に自分で驚いてしまったのですね。空手修行者としてはあるまじき遠慮、恐怖心。そんなものに慄いてしまったことがひとつ。
 もうひとつは、寸前で止めようとして止められなかったことへの口惜しさ、でしょう。一応セオリーとして、中段へ突いたあとの打ちは自然と上段へいってしまうため、この突きから打ちへの変化は、現時点でのレヴェルとしては存外キケンな技であり、同階級とはいえ先輩である自分が後輩であるS呂君に対してそれを行なったということは、自分のなかではちょっと許されないことだったのです。だから、バシィーン!!と当たってしまった瞬間、「ああ、やってしまった」という後悔の念にかられてしまったのです。

 空心館では「寸止めは寸止めでも、突かれるほうの人間が、当たる寸前にどうにかする“寸止め”」をしており、簡単に云ってしまえば、入門して以来ずっと、実際に当てる空手を稽古してきたわけです。だから、いわゆる競技空手に見られる寸止め、当てない空手はできません。今いきなりスポーツ空手の大会に連れて行かれて、グローブはめて試合にほっぽり出されたら、おそらく一回戦で反則負けとなるはずです。競技経験のある部長やS呂君以外はおそらく全員がそうだと想います。
 ですから、器用にぎりぎりのところで止める技術がなくても別段落ち込む必要はないのかもしれません。栃木のY先生がおっしゃるように、突きそのもののレヴェルが上がってくれば寸止めも容易くできるのかもしれない。今はまだ、そんな小手先の技術を考えるより、突きそのものの精度を上げたほうが……。
 でも、止めようと思ったときに止められないということは、自分がそう思っているほどは上手く、自分のカラダを操れていないということであり、これは今に始まったことではないとしても、こうして実感してみると愕然としてしまうものです。ああ、自分はまだこんなことも出来ないのか……金曜日の夜はそんな些細なことで落ち込んでおりました。
 みんなで食べた夕飯はとても美味しかったですけどね。

 もしY先生、この記事をお読みならばご意見を伺いたく存じます。また同師におかれましては、どのくらいから打ちを稽古のなかへ取り入れ始めたのか、組手のなかで使うようになったのか、そのあたりのことも教えていただけると参考になります。

 春はちょっぴり残酷な季節です。桜も咲いて、とても清清しい季節のように見えますが、特に四月はわれわれに「変化」を強要します。もしその要求に応えられなかった者は、時間の波に取り残されて、過去という時代に蹲るしかありません。まるで、散って踏みつけられて、すっかり泥に汚れてしまった桜の花びらのように。
 裏部長も、この春に取り残されないように、懸命にもがいてみせます。
posted by 札幌支部 at 20:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年04月01日

明日の稽古

 こんばんは、裏部長です。個人的なことでたいへん申し訳ないのですが、今日はちょっと用事が立て込んでいるため、簡単な連絡事項だけを申し上げてお暇を頂戴します。

 明日、四月二日の稽古ですが、当初の予定ではふつう通りに行なう段取りで、教室の使用許可もそのように取ってあるはずです。ただ、わたくしどももその心算でいたのですが、先週金曜日の稽古のときに、「二日から健康診断がある」ということに想い至り、また月曜日の稽古場である1002教室がその会場になっていることも知って、もしかしたら出来ないかも……という懸念が漂っているのであります。
 この件に関してはK先生から師匠へとお伝えいただき、お調べいただいた上で、遅くとも明日の稽古の前には判明するものと想います。門弟各人はその連絡を受けてから来るか来ないかの判断をしてください。

 今日はそんなご連絡のみで、失礼をいたします。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年03月31日

月刊『秘伝』道場ガイド2007誤植について

 こんばんは。朝、適度な筋肉痛とともに目覚めた裏部長です。いいもんですなあ、こういう朝も。なんだか躰が引き締まった気がいたします。
 昨夜書いた「勝負」の件ですが、なんと今日中に決着がつくかと思いきやさにあらず、来週の金曜日まで持ち越しとなりました。Blogをお読みの方方にはなんのことだかサッパリだとは想いますが、どうかそれまで待っていてください。

 栃木のY先生、コメントありがとうございます。
 わたくしは想うがまま、ひとり勝手の了見でY先生に憧れ、その技を盗もう盗もうと日夜考えている人間ですが、いかんせん栃木と北海道、お会いできる機会も少なく、何だかすっかり親しくなった気でいても、直接稽古をつけていただけたのは今回の遠征を入れても三度しかありませんから、同師のことに関してはほとんど知らないわけです。ましてや昔のこと、K先生が東京から毎月一度、栃木へ通って稽古をしていた時分のことなどはまったく知らないわけですね。
 ですから、昨夜の会食におけるK先生のお話はたいへん興味深く伺いました。わたくしも出来るだけ早く、そんな厳しい稽古をつけていただけるレヴェルに達したいと想います。

 K先生、三日間ぶっ通しのご指導、ありがとうございました。わたくしのほうが幾らも若いのにこの有様ではいけませんね。お恥ずかしい限りです。
 ただ、稽古方針に関してはなにも意見はございません。むしろ賛成するばかりです。K先生の行なわれた稽古体系は、門弟それぞれを自覚的にさせてくれます。これは普段の稽古ではあまり自然と湧いてこない感覚だと想います。
 おそらく今後は、師匠不在の月曜日、もしくは、師匠が急な用事で来られなくなったときの稽古などでこれを実行できるわけですね。それまでに、後輩たちもちゃんと自分のテーマを探しておいてほしいものです。

 さて、今日はちょっとした訂正記事を載せさせていただきます。
 みなさん、すでにご存知の方もいらっしゃると想いますが、BABジャパンという会社が出している月刊誌『秘伝』の四月号と五月号には、附録として、「武道&武術全国道場ガイド」というのがつきます。四月号には前編、五月号には後編が入るわけです。
 わたくしどもも、札幌支部という名称になってからは毎年ここへ道場情報を載せており、今年もやはり載せておりますが、この紹介文のなかにいくつかの誤植(古い言葉やなあ)がありましたので、当Blogにて訂正させていただきます。

 まずデータ番号D「日時」、というのはつまり稽古のスケジュールですが、ここに書いてある「月・水・木・金」というのは間違いありません。大学のはじまる四月からも当分はこの曜日に稽古を行ないます。
 ただ、ここに書いてある稽古時間「16時〜24時」は誤りです。当たり前です。午前零時まで稽古をするはずがない。正しくは、
18時〜20時
 つまり午後六時から八時までの二時間、ということになります。

 もうひとつの誤植は、データ番号E「支部」の表記です。空心館の支部情報は本部道場(同ガイド十三ページ)の紹介文のなかにあり、第一、札幌支部に支部のあるはずがありません。よってここに書かれている“江別支部”なる文章はまったくの誤り。空心館とはまったく関係のない記載であります。

 上記ふたつがその誤植記事ですが、これはちょっと酷い。今度、編集部のほうへきちんと云っておきたいと思います。
 念のために申し上げておきますが、これら以外の表記は正しいので、もしこの道場ガイドを見て、それからこのBlogも見て「空心館に入ってみようかなあ」なんて想ってるひとがいたら、迷わず師匠のメール・アドレスにその旨を送ってください。躊躇することはありません。うちは来る者は拒まず、ですので

 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 21:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年03月30日

稽古!稽古!稽古!

 こんばんは、裏部長です。いやあ、ヘトヘトです眠い(睡眠)疲れた〜。こんなに疲れて、そしてこんなに筋肉痛を抱えたのは本当に久しぶりで、ここ数箇月間はなかったことです。怠惰であったと云われれば反論の言葉もありませんが、やっぱり稽古の量と内容ですね。ここに違いがあるように想われます。
 師匠はどちらかというと、量よりも質を取られており、普段の稽古でも、基本にしろ移動にしろ約束組手にしろ、たくさんやって時間をかけるということはあまりしません。いわゆる、「数を恃む」というところがないんですね。
 だから平生も、門弟たちの疲労度などを見ながら本数や分数をお決めになります。これに馴れてくると、ちょっとやそっとでは筋肉痛に襲われることはなくなってしまうのです。

 もちろん師匠の方法論がよくてK先生と行なったこの三日間の稽古内容がよくない、ということではないのでしょう。どちらも良き点があり、また陥りやすい穴も有している。この兼ね合いが稽古の愉しさであり、そして難しさなのである……なんてなことなのでしょうね。
 いろいろと考えさせられます。

 さて今夜も昨日来と同じ稽古です。しかし少し違っていたところは、参加者がわたくしとK先生だけではなかったということです。
 今日はS呂君と、稽古開始の一時間半ほど前に北海道へもどってきたばかりの狗っちもともに躰を動かしました。
 稽古内容はほとんど同じ。変えたところは、ミット打ちを二組にわけて行なったこと、約束組手もそれに準じて行なったこと、この二点くらいでしょう。あとは殆ど水・木曜日とおなじ内容でした。
 S呂君とK先生は競技の話で盛り上がっていたし、狗っちは狗っちで、疲れているところを踏ん張って、大汗をかきながら動いておりました。彼らも熱心であります。

 稽古終了後、全員で大学の近くにある〔ガスト〕へ。談笑をしながら会食をいたしましたが、このときK先生からはいろいろと面白いお話を伺うことができました。同氏の奈良時代、そして東京時代のときのI師範代、Y師範代との交流、その凄まじさ。実際にいろいろと喰らっているひとのお話だけにとても迫力があり、両師範代の技の鋭さ、速さ、そういったものが目に見えるようでした。
 ちゃっかりK先生にご馳走になって、散会。帰途、バス停までK先生と談笑。一昨年の十二月、師範来道の折に突きを受けてもらったことをお話しすると、「それは貴重やわあ」と驚いていらっしゃいました。やっぱり、師範と直接触れ合って稽古をつけていただく機会というのは、とてもとても貴重なのですね。大切にしなくてはいけません。

 さあ、来週からはもう四月です。大学のほうもようやく動き出して、稽古も通常どおりの時間帯にもどります。今年度はどんなことが待ち受けているのか、どんなひとがやって来るのか、今から愉しみです。
 非常に個人的なことですが、明日はちょっとした勝負があります。その結果はまた明日、このBlogで明かしたいと想います。
 何だかわかんないけど、裏部長を応援してやっていて下さい。
posted by 札幌支部 at 21:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年03月29日

自立した稽古

 こんばんは、適度な筋肉的疲労を感じている裏部長ですパンチ遠征からあと、体調の良くなかったこともあって、あまり激しい稽古をしていなかったところへ昨日、そして今日の稽古が重なったわけですから、いくら気合を入れたところで躰はギシギシ云うわけですむかっ(怒り)ただこれは、何かやり馴れていないことを無理して行なった結果の疲労ではなく、いつもの稽古をそのまんま、ただひたすらに一所懸命の心持で行なったがための疲れであるため、とても清清しく、そして妙にやる気が出てくるのです。
 武術の稽古とは不思議なものです。

 書き込みにもあった通り、おすぎさんが北海道を離れてしまいます。淋しくなりますねもうやだ〜(悲しい顔)稽古で顔をあわせる回数はたしかに少なかったけれども、彼の明るさ、能動的な生き方、その積極性にどれだけ助けられたか知れないし、札幌‐栃木‐奈良‐明石と、空心館内部をスコンと繋げる成果をあげた、このBlogを提唱してくれたのも彼でした。おすぎさん無しには現在の札幌支部は語れません
 仙台ですかあ。牛タンくらいしか思い浮かばないけど、もし何かがあって再び北海道へもどることが出来たなら、是非にもまた稽古へ来てください。そのときまで、どうにかこうにか札幌支部を存続させておきますので手(チョキ)
 いってらっしゃい。決して無理はしないで、頑張って決定

 奈良のM田先輩、コメントありがとうございます。お久しぶりの書き込みに、ホッとしておりますわーい(嬉しい顔)
 わたくしは、昨年の九月の、うちの部長がお邪魔したときの稽古ヴィデオしか見たことがありませんで、あとは師匠の結婚披露パーティや過去のVTRばかりで、あまり多く先輩の姿を見たことがなく、その印象も薄いわけですが、昨年のVTRからのイメージだと、これでもか!というほどの柔らかさ技の滑らかさがあります。全体的にサラサラっと動かれる感じで、だからこそ昔の厳しかったお姿がイメージできなかったのですが、しかし本日、K先生はきちんとそのあたりをフォローされておりました。
 「M田さんは、凄く人格のできたひとだから」と。
 武術家=教育者=人格者。理想的な支部長は、札幌だけではないようです。

 さてさて、冒頭の文章からも察せられる通り、本日もまた、わたくしとK先生の二人だけでございました。まあ昨日の今日ですから、おおかた予想はしていたし、K先生もどこかですでにその心算でおられたようだったので、当たり前のことのように、普通に稽古をはじめました。
 内容は昨日とほとんど一緒です。基本稽古は交互にカウントを発し、移動はひとつの動作に二往復のペースで行ない、後半は約束組手です。
 まずはミットを実際に突く稽古。昨日は互いに中段追い突きを五十本づつ、という設定だったのですが、これだと途中で本数がわからなくなる可能性があるため、今日は本数ではなく分数でわけることにしました。
 ひとりの持ち時間は十五分間です。このあいだ休むことなく追い突きを繰り出します。
 K先生もそのあたりまでは予想されていなかったようで、案外十五分というのは長く、結局ひとり百本以上は突いたのではないでしょうか。ひさしぶりに長くやったなあ、という感想でございます。
 ただ、突くときはあまり疲労というものは感じませんで、むしろ辛かったのは受けるときです。とにかく、ミットを持つ腕がシンドイ。その辛さが目立った稽古でございました。
 続けて、昨日できなかった捌きありの中段追い突き。十本交代で行ないますが、今日はとにかく相手の反応に気をつけて、それへ対応しつつ腰による前進は止めない。突きばかりではなく打ちも用いて、とにかく相手へ効果的に迫る動きを心がけました(受ける際も同様です)。
 刻み突きもやって、最後はお互い型の復習をして終了。K先生もひさしぶりの稽古で、筋肉痛を抱えてらっしゃいました。

 やっぱりそれぞれの支部、それぞれの土地柄というものがあって、それが技に影響してくるのか、奈良支部でやられていたK先生と、たとえば栃木でやっているY先生の息子さんのT君とでは大いにその動作に違いがありますね。そこにはもちろん腕前、レヴェルの差や体格差、やろうとしている現段階での技の色というものがあって、当然ひとつとして同じ人はいないわけですが、しかしそういったものを差し引いたとしても、どこかに地域色みたいなものがあるように想われます。
 わたくしは勿論、札幌のこの稽古場をメインとしており、そこで指導をされている師匠の動きを目標にするのは当たり前として、加えて栃木のY先生、この方の動きを取り入れたい。まあ簡単に云ってしまえば、師匠とY先生を足したような感じですね(足して二で割ったような、と云うと少し損した気がするので、今日からは割らないことにします)。これを自分のスタイルにしようとしている。
 もちろん其処へは、師範の動き、I師範代の鋭さ・疾さ、棟梁Tさんの迫力、T君の重さなどなど、諸先輩方のエッセンスをうま〜いこと加味して、自分だけの動きを見つけようとしているのですが、そんな自分だけのスタイル、攻撃でいえば突きや蹴りですが、これらを、自分とは修行してきた環境のちがう(スタイルの違う)ひとと稽古するときにも維持して発揮しつづけるというのはなかなか難しいものです
 その身近な例がK先生との稽古で、やっぱり同氏は奈良支部の色が強いためか、栃木の諸先輩方とはどこか違う雰囲気があり、突きにしても受けにしても、やっぱり独自のもの(裏部長が感じる師匠または栃木の雰囲気とは違うもの)を持っていらっしゃると感じます。
 そんな方といっしょに稽古をし、約束組手をするときに、自分のスタイルを貫き通しながら相手の動きも受け容れて理解し、それを無理して真似たり変に順応したりはせず、しかしてきちんと向き合い見つめ合う、ということは、たいへん難しいテーマながら、それでも大切なことなのではないか。今日はそんなことを想って稽古しました。
 どんな環境でも自分のスタイルを持って稽古を愉しむ。そんなことが出来ると、もっと違うものが見えてくるのでしょうね。

 明日も稽古があります。午後五時からの、春休み用スケジュールは明日の稽古で最後となり、四月からは通常どおり午後六時からの日程となります。
 四月は旅立ちの季節。何かとみなさまお忙しいでしょうが、躰にはじゅうぶん気をつけて、仕事に稽古に学業に、と、充実した一年を過ごしましょう。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記