2007年05月26日

有を信ずるか、無を尊ぶか

 こんばんは、裏部長です。わたくしの近所の小学校では今週末に運動会をおこなうところが多いのですが、昨夜は大雨、今日は今日で朝からすっきりしない天気で、ぱらぱらと雨も降っており、その所為でのきなみ中止や延期が続いているそうです。残念ですねえ。子供たちにとっては良くも悪くもドキドキの絶えないイヴェントですから、みんな雨空を見上げてはため息をついていることでしょう。
 なんだか、梅雨でもないのに、最近雨ばっかりです。

 昨夜の稽古のときに、大学院生のH田君からある武道家のヴィデオを借りたのですが、帰ってきてすぐに見てみました。この方はわたくしでも知っているほどのご高名な武道家で、著作やDVDはどの書店にもずらっと並んでいるような、キャリアの長〜いひとであります。数数の武術流儀をおさめていて、外国人の弟子をおおく有する、かなり高齢の方だと聞いております。
 ヴィデオの内容としては、いくつかの柔術的技法から、おもに実戦における動き方として、掴まれたところから脱したり、相手が撲ってくるのを捌いて投げたり、そんな動作をいろいろと披露する、というもので、たしかに多種多様、さまざまな技法をかなり柔軟な視点で稽古しているんだろうなあと思わせる雰囲気がそこにはありました。おそらくはそんなところが、外国で警察官や傭兵として働いているひとたちにウケているところなのではないでしょうか。
 ただ、ですね、ひとつ気になったことがあるんです。
 それは、実戦目線がゆえの「グダグダ感」があったことです。これはこのひとに限らず、基本的にルールを設けず、試合のようにして演武する場合、受との呼吸があわずに技が成立せず、上手くいったんだか失敗したんだかよく判らん、といった状態に陥ることがよくあります。いわゆるアドリブで動いているため、技がきれいに決まらないことがよくあるわけです。
 今回のヴィデオにはそれが多く見られました。つまりあれは、武術にある型や技(=有)を基準にして動いていないためだとわたくしは思うんですね。実戦の場では構えなんかもない、手ごろな武器があるわけでもない、相手がひとりだとも限らない。上手くその攻撃を見切って技をかけようとしても、タイミングのずれや相手の身体そのものの反応で、きれいに決まらないこともある。そういうときには一つの技に固執せず、すぐに違った技や動作へ変化して相手を崩す……この理論は正しいと思いますが、しかしそれを稽古の主眼としてしまっては、武術としての可能性をせばめてしまう結果になりはしないかト、このヴィデオを見ていて感じたのです。
 相手が攻撃をしかけてくる、それに応じてパッと捌く、うまく合わずにグダグダになる、そんな場面がいくつもありましたが、そんなとき、当の師範は、なかば乱暴なようにも見える当身で済ませていました。それも、空手のような突きでもなければ、いわゆる柔術的な当身でもない、ただの「パンチ」や「キック」です。それでもって相手の顔面や股間などを撲り蹴るのです。あれはおそらく、想定しておこなった技が決まらなかったときは相手の弱いところを撲ってしまえばそれでいい、というような考え方があるのかもしれません。

 われわれの行なっている稽古方針としては、まず型ありき。空手にしても体道にしても、まずは決められた型をひたすらに稽古し、躰に馴染ませてゆく。いくら約束組手という名がついていても、約束とあるように、まずは一本のみをきちんと突くことからはじめる。
 つまりは「有」から発するわけですね。そこから「無」へと成長してゆく。だから、いくら約束事を決めずに組手などをしたところで、今回のこのヴィデオにあったようなグダグダ感は生まれないのです。それは云うまでもなく、有としての型から入っているからなのです。
 もちろんこの人たちも最初はきちんと流儀の型にしたがって修行されているのでしょうが、「無」として動いたときのあのグダグダ感はやはり見逃せませんね。たぶんに大きな違いがあるのだと思います。
 受のはなつ突きもまた疑問に感ぜられました。

 昨夜はこのヴィデオを見たあと、お口直しならぬお目直しのために、以前師範からお借りした、平成三年の七月に本部道場で撮影された「技」のヴィデオを見ました。それでようやく、腑に落ちてすっきりすることができました。
 最近、そういった市販の武術系ヴィデオをまったく買わなくなった理由は、わたくしの内の、そんな生理的変化に関係しているのかもしれません。

 裏部長でした。
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2007年05月25日

「らしさ」

 こんばんは、妙におしりの痛い裏部長です。穴ではありません。どうも右の尻っぺたが痛いのです。今日の稽古でなにかあったかな?まあ蹴りくらいでしかこのあたりを痛めることはないでしょうけど、でも、こんなこと今までには……。
 ま、忘れることにしましょうわーい(嬉しい顔)

 さて、上記のことでもお判りのように、今日は空手の稽古の日です。ただ、このところ皆勤賞のK先生は神戸だし、熱心なる韓国人留学生のふたりもいないしト、ちょっぴり淋しい稽古ではありました。
 参加者はわたくしと大学院生のH田君と、そして少し遅れてS呂君の三名のみ。あとは師匠、というメンバーでした。
 
 基本稽古ひと通りから移動稽古へ。追い突き、逆突き、追い突き・逆突き、逆突き・逆突き。
 ひと呼吸おいて約束組手を……というところで師匠に用事ができてしまったため、早退。残りの時間はわれわれ三人のみでの稽古となりました。
 受けを固定して突く人間がローテーションする、いわゆる「栃木方式」で中段追い突きをやります。受けは最初がわたくし、次がH田君、そして最後はS呂君です。
 H田君は、突きを出すときにどうしても腰と拳がいっしょに飛びでてしまい、腰のタメが作れないのでその点を意識してもらい、受けのときにはとにかく基本に忠実に、前足を動かさず、また前手もあまり動かさず、相手との距離感をうまく保ってあっさりと捌く、これをやってもらいました。
 S呂君に関しては、一見して彼自身もいろいろと試行錯誤しているところがわかったし、また何とはいっても黒帯ですからね、そうそう五月蝿くはアドヴァイスせず、突く際の引き手についてすこし進言したくらいで止めておきました。彼もそろそろ初段補から初段へあがりますから、互いに刺戟しあえる稽古にしたかったのです。
 最後は型……ということにしたかったのですが、いろいろと喋ってしまって、結局ほとんど時間なく、S呂君の「鷺牌初段」をともに確認しただけで終わってしまいました。

 今日はいわば札幌支部らしい稽古だったと云えます。師匠がいて門弟たちがいて、基本をやって移動をやって約束組手をやって型をやる。当たり前のことだと云えば、もちろんそうでしょうが、しかしこんな当たり前のことを当たり前のようにできることが、とてもとても貴重な体験であると、そんなふうに感じてしまうのです。
 「〜らしさ」というものは、気づかぬうちに浸食されて、ハッとしたときにはもう似ても似つかぬものへと変貌していることがよくあります。環境や年齢が変わればなおさらです。そんな中でどれだけ自分らしさを貫けるか、人間の存在はそのようなところに隠されているのかもしれません。
 ただ、あえて変えたほうが良いこともあります。これからの札幌支部にもさような点がありまして、それは稽古時間であります。
 現在、こちらでは午後六時から八時までを稽古時間としておりますが、一般的な道場としてはこの時間帯はすこし早い。本部道場の稽古時間を見てもわかるように、だいたい午後七時過ぎから九時過ぎくらいまでが妥当でしょう。なにより、そのくらいの時間帯でないと働いているひとたちが来られません。これからの札幌支部も、大学内のサークルとしてではなく、空心館札幌支部というひとつの武術道場として活動してゆくには、やはりそのあたりの改正が必要かもしれません。

 稽古終了後、一階の談話室でふたりといろいろ話しました。S呂君の「夢」の話、なんだか勇気づけられたなあ。
 彼もまた、自分らしさと闘っているひとりなのです。

 自分も闘わなくちゃ。

 
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2007年05月24日

蝋人形にしてやろうかッ!!

 こんばんは、裏部長です。ようやく札幌も、胸をはって「初夏」だといえる陽気になりました。暖かいですねえ。気温はいまだにそれほど高くはありませんが、それでも陽射しがあたたかい分よしとしましょう。
 なにせ今年の夏は例年以上に暑いらしいですからね、今くらいは涼しい思いをしていたいのです。
 そんな夏もあと数箇月でやって来てしまいます。

 さて、今夜は体道稽古です。参加者は先週とほとんど同様で、新任のM先生と韓国人留学生のふたり。あとは師匠とK先生とわたくしのみでした。
 冒頭、M先生への指導と韓国人留学生ふたりの動きをチェックするために、空手から、其場突きと内受け、そして上段受けを稽古しました。ひさしぶりの出動となった姿見鏡のまえにT君とHさんを立たせて、そのフォームをチェックさせます。ちょっと懐かしい光景ではありました。
 すこし躰が温まってきたところで体道へ。今日はおもにM先生ら三名を中心に展開し、わたくしとK先生は端っこで、浅山一伝流体術奥伝之位十二本をただひたすらに復習しておりました。今日は途中いくつかつまづいたり、立ち止まったり、アレこの技ってどうやるんだっけ?と頸をひねったりしながらも、比較的スムースに進んで、すこし時間に余裕をもって復習し終えることができました。
 後半、天心古流の三名がまだ稽古をしていたので、こちらでは時間つぶしのために、わたくしが独自に開発してきた技(アクション)をK先生相手にためすなど、ちょっとした遊びをしておりました。まあ、くだらない思いつきの動きだったのですが、師匠にも見てもらうとそこからいろいろなことが発見されて、これまたちょっとした収穫を得ることができました。やってみるものです。
 今日は時間ぴったし、八時に終了。

 体道稽古としての本日の稽古は、さほどに変わったことのないものだったのですが、わたくしとしては改めて師匠の身体に魅せられた日でありました。
 といいますのも、裏部長は目があまり良くないため、日頃はメガネをかけているのですが、空手の稽古のときにはこれを外しています。汗をかくし、また約束組手のときに上段へ攻撃が来ないとも限らないため、よほどのことがない限り外しているわけで、つまりは突いたり蹴ったりしている師匠を見るときはいつも、その全体像がぼやぁとボヤけているのです。
 しかしたま〜に、今日のように体道稽古の冒頭で空手の基本をウォーミング・アップをかねて行なうことがありますね。こうしたときは師匠の身体がとてもクリアに見える(体道のときにはメガネをかけているため)。いつもボヤけているためか、必要以上によく見えるわけです。
 今日なんかもそうで、特に其場突きでの師匠の拳には釘づけになりました。
 その腕はまさに「鞣革」のごとく。そしてその拳はまるで、「蝋人形」のごとくだったのです。
 べつに“光沢があった”ということではありません。師匠のくりだす拳のいづれもが、寸分違わぬ型で大量生産されたような、それほどきれいな拳になっていたのです。
 おそらく師匠ほどのキャリアを積めば自然とそのようになってくるのかもしれませんが、現時点でのわたくしを例にして申しあげれば、拳の状態をつねに完璧な状態にして無駄なちからを抜くということは、なかなかに困難なことであります。脱力メインにすると拳の握りが甘くなるし、かといって、拳の形態をきれいに拵えようとすれば無駄に力んで固まってしまう……肝心な部分を脱力させて、しかして大切な部分はきちんと締める。そんな、拳をきちんと握って突くという何の変哲もない基本的なことが、とてもとても難しいように感ぜられてしまうのです。

 修行の過程はらせん階段のように、同じラインを行ったり来たり……だからこそ、現在のように、初心者のひとがいてくれると、わたくしのような人間の稽古にもなるのでしょうね。またひとつ気づかされるところが出てくるのですから。
 武術というのは、やっぱり怠ってはいけない道なのですね。

 えー、明日は空手の稽古です。K先生は、三人にふえた愛する家族のもとへ飛んで帰ってしまうため、明日と月曜日の稽古では不在となります。明日はおそらく師匠がいらっしゃることでしょう。


 もしも悪魔に、

「お前を蝋人形にしてやろうか」

 と云われたら、

「はい、お願いしますッ!!」

 と答えてしまいそうな裏部長でした手(チョキ)
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2007年05月23日

どうぞと譲渡

 裏部長です、こんばんは。

 今日はちょっとした事情で、稽古へは行けませんでした。ですから本日のBlogの紙面は、稽古へ参加したひとたちのために空けておきます。
 
 ぞんぶんに書いてください。

 明日の稽古はかならず行きます!
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2007年05月22日

祝!!!

 こんばんは、裏部長です。

 Blogをご覧のみなさんはすでにご存知のことと思いますが、昨夜のコメントにもあったように、K先生にご子息が誕生しました!!いやあ、お目出度いですなあ。待望のご長男というわけで、先生のよろこびも一入でしょう。
 しかし、奥様の出産されたのは地元・神戸ですから、先生はその瞬間に立ち会えなかったことになります。これはちょっぴり悲しい。

 ただそうとは云っても、目出度いことには変わりありません。殺伐とした世の中、世間ではやれ立てこもり事件だ、やれハニカミ王子だなどと、いろいろなことで騒いでおりますが、こういった嬉しいニュースはそう多くはありません。
 K先生、おめでとうございます。これからもますます、よき父そしてよき指導者としてがんばってください。
 
 いやあ、なんだか自分も父親になった気分だなあ……。
posted by 札幌支部 at 19:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年05月21日

ぽろぽろ

 こんばんは。失意のなかの裏部長です。

 いまの裏部長は、事情があって、ぽろぽろです。ボロボロではありません。少しだけ不甲斐ない、ぽろぽろ、なのです。

 今日も稽古に行けなかった……。

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2007年05月20日

棒を振る

 こんばんは、またも筋肉痛の裏部長です。今回は肩の下あたりが張っております。K先生との約束組手でヒート・アップしすぎたかな?

 さて唐突ではありますが、裏部長、唯一できる楽器が「ドラム」であります。中学生のころに一度ギターにも挑戦してみたのですが、なんといってもコードが押さえられない。これでは曲をおぼえることもできない。
 そういった不器用な事情もあってドラムをやるようになったのですが、今もときどき、気づいたときに家のなかで練習するようにはしております。

 今日もふとスティックを振ってみたくなって、片づけたばかりの自分の部屋でいろいろと練習をしてみましたが、やはり肩まわりに筋肉痛があるためか、ほどよく脱力をして叩けませんね。ドラムを叩くスティックの使い方も、たとえば刀などの武器をつかうときの力配分と似ていて、その重量をすべて筋力で扱ってしまうと、とてもとても早いテンポにはついてゆけません。あの微かな重みをつかって振る必要があるのです。
 
 わたくしの場合、家のなかで棒を振るということは困難であり、またマンション住まいであるため、「庭に出て練習を……」というわけにも参りません。ですからたま〜に、こんなふうに短い棒をふってみて、自分の手先指先の脱力具合を試しているのです。
 だから今日のように、終始力みきっているようなときは、そう何曲も練習できませんね。あっという間にフラフラしてしまいます。
 音楽と武術稽古の、ちょっとした共通点でした。

 さて、明日からはまた新たな一週間。師匠もお忙しく、K先生もなにかとバタバタで、わたくしにしても仕事の関係で稽古へゆけるときとゆけないときがあるというので、札幌支部は門弟の数を増やしながらも不安定な状態にありますが、しかし後輩たちの熱意に支えられてどうにか継続しております。
 この灯を消してしまわぬように、裏部長もがんばってゆきたいと思います。
 まずは明日。1002教室で会えることを祈っておきましょう。
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2007年05月19日

雨燦燦

 こんばんは、裏部長です。

 さっぽろは今日も雨です。せっかくの休日なのに、朝からこう天気が悪いと、気分も滅入るというものです。

 ですから今日は、その滅入りついでに部屋のなかの整理整頓をしました。こんなときにしかしないことですから、今後数箇月はしないでも済むように、片づけられるところは大方片づけてしまいました。
 わたくしの部屋はそう広くはありませんが、あちらこちらに本棚から溢れでた書籍が山のように積んであるためか、よけいに狭く感ぜられ、そのぶん雑然とした雰囲気のぬけない場所なのであります。これをどうにかすっきりと、過ごしやすいところにしよう!というのが今日のテーマでしたが、果たしてそこまで出来るかどうか……。

 ま、今日はこんなところで。
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2007年05月18日

変化と反射

 こんばんは。たった一日の稽古で筋肉痛をわずらった裏部長ですあせあせ(飛び散る汗)
 どういうことでしょうねえ。それほど怠けているわけではないんですけどねえ。ま、足腰がヤワなんでしょうかね。
 少しづつでも鍛えてゆかねばいけませんね!

 さて今夜は雨のなかでも空手の稽古。あいにく師匠はお仕事のため途中参加でしたが、熱心なる韓国人留学生のおふたりを中心に、K先生の先導でとんとんと稽古は進みました。
 彼らにあわせて基本稽古はゆっくりひと通り。わたくしは、初心者に対するK先生の指導法と師匠の指導法とのその差異をいろいろと考えながら附いてゆきました。別にどちらがどうのこうのということではなく、どんな教え方をすればよいリアクションが返ってきて、どんな解説を加えれば飲み込みが早くなるのか、そんなことをひとり考察しながら動いていたわけです。
 基本のあとは其場での稽古。追い突きの一進一退や逆突き、ワン・ツーなどをやります。
 移動稽古はその延長で追い突き、上段受け・逆突き、追い突き・逆突きを。この間に師匠到着。

 後半はふた手にわかれて、わたくしとK先生は約束組手、師匠らは基本や型の復習を行ないます。
 これは稽古のときにも感慨ぶかく話しましたが、約束組手でK先生といっしょにやるのは久しぶりであり、やってゆくうちに自然とヒート・アップしてゆくのが感じられました。
 これは最近の感覚ですが、約束組手においては現在、K先生とやるときだけが他の機会とちがうような気がしております。おそらく先生もそのたびごとに何かしらの工夫をし、突くときも受けるときも、同じことの繰り返しという状態にならないため、自然とそれへ対応するわたくしも変化や考察を必要とし、その結果ハッスルすることに繋がるのでしょう。その熱さに比例して手傷の数も増えるというものです。
 わたくしは今日、突く際には四つの形態を試してみました。すべて追い突きですが、ひとつ目は脱力しきったムチのような(もしくは蛇のような)突き、ふたつ目は下から這い上がってくる突き(栃木のI師範代のイメージ)、三つ目はその逆で上から瀧のように落としこむ突き、そして四つ目は息を吸うことによって腕を伸ばす突き、です。これらをいろいろと遣いながら相手の出方を見、そのうえでさらなる攻撃をと考えたのですが、なかなか反射的に反応することができませんでした。ああいった、一本目以降の展開にはもっと工夫が必要でしょう。
 受ける際にもいろいろとやってみましたが、とにかくこちらは脱力一辺倒。硬くならず、相手の突きの軌道やその勢いを感じ取って、上下左右さまざまな方向へ捌くことを念頭において動きました。
 ラスト。わたくしが捕りでワン・ツー。追い突きにくらべてほとんど馴れていないワン・ツーを久久にやって、これまた課題が見つかったような気がします。
 八時、終了。

 稽古の終了間際、例によって師匠による型の演武がありましたが、「十八」はいつ見ても恰好いい!素晴らしい型でした。新人が入るたびに師匠の型演武があり、そのたびにわたくしは遠まわしにいつもこの「十八」を期待するのですが、何度見ても飽きない型ではあります。

 今日もさっぽろは雨になりました。愛知県では事件が起きているし、なんだか晴れない週末になりそうです。
 裏部長でした。
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2007年05月17日

打ちーの・・・腕まわしーの・・・肩から入りーの、落としーの。

 こんばんは、裏部長です。本日のさっぽろは午後から雨。夜には土砂降りまでいってしまいました。篠つく雨というやつです。
 傘をさしていても服が濡れるというのはなんとも厭なものであります。

 さて今夜は体道稽古です。もちろん師匠も参加されての稽古となったわけですが、その参加者がちょっと変わっておりまして、まあ当破君や、韓国人留学生のHさん(女性)などはお馴染みとしても、今年赴任してこられたというM先生もノート持参でいらっしゃいまして、いつもとは若干ちがう雰囲気が漂っていたのです。
 このほかには、もちろんK先生と、そして一時間ほど遅れて部長も参加しました。

 内容としましては、当破君、Hさん、今日はじめてのM先生は日本伝天心古流拳法居取之位を。当破君たちは「紅葉返」まで行ったのではないでしょうか。
 一方わたくしは、浅山一伝流体術奥伝之位より、九本目「双手投」十本目「閂返」十一本目「捕縛」十二本目「隅攻」の四本を教わりました。一日に四本はなかなかのペースです。
 ただ……そうとはいっても、「双手投」は下がコンクリートのため投げられず、担ぐところまでしかやっていないし、「閂返」は一度、天心古流でまったくおなじ技を教わっているので、比較的時間としてはあまり要さずに教わることができたわけです。

 K先生はみなの稽古につき合いながら、後半は部長の相手をして浅山の上段之位を復習されていましたが、ふと見たときの技(「打落」)がわたくしたちの教わったものと違っていたため、そう云ってたしかめてみると、なんとK先生がそれを教わってから今日までのあいだに、技の内容がT技術顧問ヴァージョンへ変更されたらしいのです。なんでも、打ち込みを山字受けで受けてから相手の腕を押さえてしまう技はその前の段階でひとつ出てきているため(初伝下段之位六本目「引落」)、こちらではそうせず、現在わたくしたちの稽古している形に改めたそうなのです(T技術顧問はそう教わってきたらしいのです)。

 今日はそんなこんなをしているうちに稽古終了。わたくしは自分の段階を進めつつも、当破君らの天心古流も稽古し、すこし前の段階をやっている部長とも稽古し、またそこから一寸したポイントも学ぶことができて、一石三鳥くらいの日でした。

 明日は空手の稽古です。雨はあがっているでしょうか。
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2007年05月16日

ねじ込めッ!!

 こんばんは、体調の回復した裏部長です。空手をやり始めてからというもの、めっきり風邪をひくということが少なくなりましたが、そのぶん一度かかるとドシンと響いてしまい、なかなか治らなくなってしまいました。
 躰を鍛えるというのはなかなか難しいものです。

 さて今夜は空手の稽古です。韓国人留学生のおふたりがかなり熱心ですからね、われわれも負けていられません。
 本日わたくしはうまく都合がついて、先週のように遅刻はせずに教室へ到着。その後、K先生、狗っち、S呂君と集まってきて、結局今日はこのメンバーにて稽古を行ないました(師匠は仕事のため不在)。
 基本稽古は横蹴り以外ひと通り。例によって号令役をまわしながら行ないました。わたくしとしては、やはり稽古量としてやり馴れていないためか、ただ単に腕より重いためか、咄嗟に出すにはまだまだ蹴りがうまく使えませんね。どうしても遅れてしまう。もっと小さく、そしてもっと軽く蹴ることができればよいのですが、なかなかそう巧くはできません。要稽古ですね。
 なお裏拳打ちのあとに、其場でのいろいろな動きもやりました。四股立ちでの動きはなかなか鍛錬になります。

 移動稽古では追い突きを大きくゆっくり、逆突き、呼吸を意識した追い突き・逆突き、猫足立ちから後ろ足を旋回させつつ前に出し、それに合わせて内受け・下段払い・逆突き、横蹴り、などなどを。呼吸を意識すると、普段なにげなくやれている動きもむつかしく感ぜられます。

 約束組手では最初、ミットを使いました。今日は逆突きでもって、とにかく脱力をし、多少好い加減でもよいから上半身をだらっとさせて、当たる瞬間に拳を握るという稽古から。もちろん、躰すべてをだらっとさせてしまってはただの腑抜けになってしまって、突きもなにもなくなってしまいますから、体内の根幹部分はある程度しっかりと保っておいて、上半身の、特に腕まわりから余分な力をぬき、拳の握り締めだけでミットに負けないようにします。
 そのあと、この感覚でもって追い突き。脱力により、突きの伸びる感覚を体験しました。

 最後は型の復習。このとき、わたくしからK先生へ、ある突きの動きについて話題をふりました。それは出だし普通の追い突きのようにして足を踏み出し、しかして突く瞬間にその足は床につけない。躰は前にいってしまっていますから、当然からだは崩れそうになる、それを反射的にかばって前足がサッと出る、これに合わせて突いてしまう。だから結局、逆突きのようになる突き方で、わたくしがこの威力というか凄まじさを知ったのは二度目の栃木遠征、Y先生のご子息T君からの要請で、長身のOさんを相手に師匠が解説されたときでした。
 なんでもこの突き、「突き抜けてしまう」らしいのです。ですから、実際に突くにはある程度のレヴェルのひとが相手でないとできないし、それでも突く側(そのときは師匠でしたが)は少しだけ瞬間的に躰でブレーキをかけなければ危ないから、何本もやっていると自然に動悸が早くなってしまうト……ですからわたくしはこの突きを、かなり危ないものだと認識していたのですが、K先生はそれほど深刻な印象を受けていなかったようで、もしかしたら技のレヴェルが違っているのかなあ、なんてなことを話していたわけです。
 そうしたら上手い具合に師匠登場。さっそくこれをぶつけてみましたが、わたくしとK先生の印象の違いは、単にそのときの解説に若干の違いがあっただけで、レヴェルとしては変わっていなかったそうです。また加えて、この動きは通常の突きの動きとしては推奨できないこと、直線的にしか遣えないこと、などなどを解説していただきました。

 さらに、今日やったミット突きを師匠に見てもらいます。このときに与えられたポイントは幾つかありましたが、わたくし個人の課題としてはやはりあのことしかありませんでしたね。
 それは、突きをねじ込む、ということです。
 どうしてもこうしたミット突きをやる場合、突きの終了形態がいわゆる正拳の形になっていないといけない、と固く考えてそうしようと努めてしまうと、どうしてもどこかで、早めに拳をまわしてしまう傾向があり(もしくはその危険性を感じ)、よってわたくしはこれまで、実際にこういったものを突く際にはあまり突きの完了形態にはこだわらず、むしろ縦拳でよいくらいの認識で、それよりも脇をあけないことを意識してやってきましたが、これからはやはりそうではいけないというのです。
 たしかに物を突くと拳が止まりやすいし、K先生ご持参のミットは柔らかくて拳が埋まりますから、その状態でそれをねじ込むことはなかなかに難しい動作なのですが、しかし空手の突きはそのねじ込みによって威力を発揮するものなのですから、やはりそこを避けるわけにはいかない。なおかつ裏部長もすでに初段をいただいた身、そろそろ本腰をいれて突きそのものに取り組まなければいけない時期に差しかかってきました。
 上記の問題を解決する一案としては、拳の突きに用いる部分、つまり人さし指と中指の二本ですね、ここを特に意識すること。親指と小指の締めによって拳を小さくし、返すのではなく廻すのでもなく、“突きをねじ込む”意識で放り出す。これができれば、ミットを突くときにも巧いこと拳をぶつけることが出来るのです。
 至急とりかかりたい課題が出来てしまいました。

 ひと言に「脱力」といっても、本当にその意味は深くて、そしてその応用範囲は広い!今夜はそんなことを痛感した一夜でしたね。

 明日は体道稽古です。師匠も来られる予定です。
 裏部長でした。
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2007年05月15日

明日こそきっと

 こんばんは、裏部長です。唐突ですが、ソメイヨシノからも蜂蜜は取れるそうですモバQ

 やはり昨夜はK先生と韓国人の方だけでしたか……何より、自分の行けなかったことが悔やまれますね。もっともっと稽古に対して貪欲にならなくてはいけないと痛感しています。キャリアがあるから、長くやっているからという理由だけで尊敬されるのではなく、誰よりも熱意をもって続けているというところから声をかけられるようになりたいものです。

 『明日こそきっと』なんていうタイトルの日本映画がありましたね。爽やかな、よい映画でした。今のわたくしにぴったり。

 明日は空手の稽古です。明日です。明日。
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2007年05月14日

僕が僕であるために

 こんばんは、なかなか体重の減らない裏部長ですバッド(下向き矢印)空手をはじめた当初はそれこそ面白いほどスムースに体重が減り、周囲の友人たちをして「ダイエットの神」とさえ云われていたわたくしですが、修行も三年をすぎるとあちらこちらに筋肉がついてくるためか、どうもここ数箇月間は変動がありませんね。あるといえば、たまに増えてしまうくらいで……。
 この壁を突破するにはなにか更なる工夫というか、努力が必要なのでしょうね。安穏としていないで、汗水流して、歯くいしばって耐えるような何かが必要なのでしょう。
 ダイエットも命かげですパンチ


 さて今夜は師匠不在の空手の日ですが、わたくしは仕事の関係上、ギリギリのところで行けませんでしたもうやだ〜(悲しい顔)正確に申しあげると、行くことはできたのです。ただあの時刻ではおそらく、教室へついてもほとんど稽古ができなかったであろうと思われたため、なくなく大学へゆくのを断念したのです。K先生、ごめんなさい。
 どうも月曜日は鬼門のようです(先週も風邪でゆけなかったし)。はやくいつものペースにもどしたいものです。


 こうして、普段当たり前のようにおこなっている習慣とか、生活のリズムが崩れると、わたくしは少しだけ不安になります。もちろん生活の内容が変われば当然のなりゆきでそのリズムも変わるし、そこから得る刺戟や出逢うひとびと、時間の流れるテンポからなにからすべてが変化してしまうのですから、これまで続けていたことが当たり前にできなくなってしまうということは、人生を歩むなかでは避けられない局面なのかもしれません。もしかしたら、そんな変化のなかを泳ぎ、前進してゆくことが「生きる」ということなのかもしれない。過去の習慣や自分だけのルールに固執することは、ただの「わがまま」なのかもしれない。

 でも……、と想う。

 でもやっぱり、時代が世間が、社会がどんなに変化を強要しても、そのひとだけの何かは変わらずにあり続けてほしいと、裏部長は想う。だってそれが自分なんだもの。おのれを見失わず、自分がずっと自分自身でいられるためには、そんなmyselfを貫き通すことも必要だよ。周りがどんなに騒ごうと、世間がきみを批難しようとも、たとえ非常識だと云われたって譲れない何かが、君が君でいられるなにかがなくちゃ、生きていたって意味がないでしょ?

 ねえ、そう想わない?



 今日の文章はいまの裏部長本人にあてたものでもあります。真意は解説しません。ただわたくしは今、こんなことを心のなかで考えながら、僕が僕であるために何をしつづけたらよいのか、そのためには何を捨て、そして何を守りぬけばよいのか、すこしだけ真剣に考えています。


 水曜日の稽古へは必ず参加します。
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2007年05月13日

ブルー

 こんばんは。裏部長です。

 札幌はいま雨です。せっかくの日曜日なのに雨です。なんだかブルーな気持になります。

 今日は母の日ですね。みなさんは何かプレゼントを用意しましたか。えっ、忘れてた?いけませんねえ、そういうことでは。武術家たるもの「義」を忘れてはいけません。
 斯くいうわたくしはちゃんと用意しております。まあ、ここでは敢えていいませんがね、ちょっとしたサプライズも兼ねて用意しているのです。
 感謝は忘れたくないものです。

 さーて、こちらは雨ですが、明日からはまた新たな一週間。札幌支部においては新たな参加者も増えて、急激に賑わっておりますが、わたくしもこの勢いに流されぬよう、どうにかこうにかついて行きたいと思っております。
 風邪も治ってきていることだし、明日からは気合を入れてゆかねば。
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2007年05月12日

ちょっと変わった日常鍛錬@

 お晩です。裏部長です。もう五月も半ばへさしかかり、本州では真夏日さえ迎えているというのに、北海道はあいもかわらず涼しいです。今日なんかも、よい天候のわりには気温が低く、風も、薄いシャツだけでは震えるほどです。
 こういう不安定な気候のときこそ風邪に注意せねばなりません。現にわたくしはそこへ嵌ってしまったのですから。門弟諸賢においてはくれぐれも体調管理を怠らぬよう、気を引き締めてもらいたいものです(説得力ナイ?)。

 さて今夜は話題がない代わりに、日頃わたくしが日常生活のなかで行なっているちょっとした鍛錬法をご紹介します。

 一発目の今日は、駅や街中の、つまり人通りの多い場所を歩くときの心得です。まあ、心得といってもそんな大したことではなく、本当に“ちょっとした”ことなのですが、これが案外おもしろいくらいに巧くゆくのです。ご興味のおありになる方は一度実践されてはいかがでしょうか。
 駅の構内なんかで、時間がなくて急いでいるようなとき、正面からやってくる通勤ラッシュの波をさっさっと止まることなく避けつづけ、歩行のスピードを落とさずに人ごみのなかをすり抜けてゆけたらどんなによいか……そんな場面に遭遇したことはありませんか。たとえば対向者と向かい合ってしまって、互いに互いの道を譲り合ってしまうような、あのよくある光景に出くわしたことはないでしょうか。
 そんなきまずい瞬間を避けるために、もっといえば、人ごみのなかを、まるでサッカー選手がドリブルをして潜りぬけてゆくが如く歩いてゆくために、わたくしはある「意識」を開発しました。
 それは、

 向こうから歩いてくる人間すべてへ、追い突きを入れるつもりで歩く!!

 これです。いやあ、なんと画期的な考え方でしょう!!実際に行なったらこれほど野蛮な行為もありませんが、思うのは勝手ですから、自分の頭のなかで、向こうからやってくる人たちをバッスンバッスン倒してゆけばよいのです。

 これは案外つかえます。ひとりひとりに対してちゃんと突こうとおもえば自然と相手を見ますし、こちらも動ける準備ができる。突こうとする、ということは、その相手へロックオンすることですから、間合に入ればこっちのものです。あとは突けるタイミングまで待って、その横をなにもなかったかのような顔をして通り抜ければよいのです。
 ネ?なかなか画期的でしょう。実際にやってみるとわかりますよ。一度、混雑している場所でやってごらんなさい、あなたも明日から「人ごみ知らず」になれますから。


 本日の鍛錬法(?)はいかがでしたでしょうか。結局は集中力だろ!?というような野暮なことは云わないでください。気持よく、裏部長にBlogを締めさせてください。

 なおこの『My鍛錬法紹介』は不定期でつづきます爆弾
posted by 札幌支部 at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年05月11日

剛と柔

 こんばんは、裏部長です。どこかのホテルに滞在していた中国人グループの部屋のなかから、覚醒剤かなにかの麻薬が大量に発見されたというニュースを今日聞きましたが、数十キログラムでなんと三十億円相当らしいです。すごいですねえ。どこで手に入れてんのかなあ。
 いやいや、裏部長はなにも麻薬に興味があるわけではありませんよ。わたくしはそういった類のものにはきちんと拒絶をする男です。どんなひとと同席しても、無理なアルコールは一滴もとらない男なのです(関係ないか)。
 興味をひかれたのはその価格のほうです。末端価格というやつですね。すごいものです。
 ハア、三十億円があればなあ……。

 さて今夜は師匠不在ながらも空手の稽古、きちんとやって参りました。ただわたくしは水曜日とおなじように少しだけ遅れてしまいました。教室へついたのは午後六時四十分ほど。室内ではK先生先導のもと、大学院生のH田君とS呂君、そして狗っちが汗を流しておりました。
 聞いたところでいうと、基本をひと通り、号令役をまわしながら行なったそうです。わたくしが参加してからは、其場での体捌きをいくつかやり、その延長で移動稽古となり、足をぬくことで前進ないし逆突きを出す、なんてこともやって、あとは約束組手です。
 今日はS呂君と狗っち、わたくしとH田君が組みました。
 内容としてはここ最近やっている下半身のやわらかさを十分に用いた動きを三種類やったわけですが、最後におこなったのは水曜日にもやった、足の位置は動かさず、前手・腰・足のひねりで相手の追い突きを受け流すというもの。K先生の指導をうけたわけですが、各人各様、いろいろと苦労していたようです。わたくしは足に筋肉痛があったため、力むことを忘れるのに苦労をしましたが、みんなはどうだったでしょうか(できれば書いてほしい!)。
 他のふたつとは、まず刻み突きに対して、其場で反時計まわりに腰をおとし、まるで胡坐をかくようにして小さくなる動きと、あとは逆突きに対して、前手でそれを受け流し、と同時に右拳で相手の胸へ裏拳打ちをいれるというもの。ここに関しては、やはり前者の技でみんな苦労していたようです(まあ、わたくしもですが)。
 最後は型をやって終了。

 ここのところ、カラダに筋肉痛があるためか、妙に「剛と柔」について考えます。つまり、柔らかさを得るために剛は不必要か、ということと、身体における剛と柔の共存は可能か、ということですね。
 つい数週間前までは、わたくしはおもに「柔」をイメージして、追い突き一本やるにしても、とにかくやわらかく力をぬいて、ムチのように突くことだけを考えておりましたが(栃木のY先生の影響もあり、です)、最近はむしろ脱力の範囲をからだの根幹のみにとどめて拳そのものには力を満ち渡らせるようにできないものかと考えております。これにはたぶんにK先生の影響があります。
 これはまた上記の疑問にもどってしまうのですが、躰そのものとしては屈強なものを持ち、剛としての要素を兼ね備えていながら、それでいてやわらかく、無駄な力みを排除して(もしくは存在させずに)動くことができればそれに越したことはないんじゃないか、と思うようになったのです。つまりは、自分のなかに「剛」と「柔」を共存させたいわけです。
 まだ試行錯誤の真っ只中であまりうまくは書けませんが、いづれ稽古のなかでも探ってゆきたいと考えています。

 
posted by 札幌支部 at 23:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年05月10日

体道の日

 こんばんは、風邪治りかけの裏部長です。だいぶ咳もおさまってきて、おそらく来週からは元気になれると思います。
 どうにか桜の季節に間にあいそうです。

 さてさて本日は体道の日。わたくしは数分おくれで到着したのですが、教室内はおもわぬ賑わいぶり。というのも、月曜日の稽古から参加している韓国人の方おふたりが来られていて、なおかつ当破君も来ていたので、すべての机と椅子を片づけていたからなのです。ひさしぶりに教室の広さを体感しました。
 ひとしきり自己紹介をして稽古開始。ひとまず復習とウォーミング・アップをかねて其場突きと前蹴りをやります。師匠による基本の指導がおこなわれました。
 あっという間に一時間ほどが経過。すぐに体道へ移りましたが、今日は三人が初心者ということで、かれらを中心とした稽古体制となりました。
 まずはみんなで日本伝天心古流拳法居取之位。一本目と二本目をやりましたが、わたくしもK先生も、遅れてやってきた部長もひさしぶりの天心古流であったため、なんだかぎこちないまでも懐かしく、ひさびさに「ああ、体道やなあ」と感じました。
 わたくしはいつもの通り、浅山一伝流体術奥伝之位から、七本目「入身」、八本目「逆背負」の二本を。躰があまりよく動かないなか、それでも思いのほかスムースに教わることができました。
 
 疲労のせいかあまりよい文章が書けませんが、今日はそんなこんなで、体道稽古らしい体道稽古の風景がひろがった教室内でした、ということであります。
 
 明日は師匠不在ながらもきちんと稽古は行ないます。わたくしも仕事と体力の許すかぎり参加する予定です。
 雨が降らないとよいですが……。
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2007年05月09日

「懐」のつくり方

 こんばんは、裏部長です。今朝、会社へむかう道すがら、なにかが地面のうえをヒラヒラ舞っているとおもって目を凝らしてみると、それは桜でした。彼らはもう散りはじめているのですね。
 
 春は残酷な季節です。


 さて今夜は空手の稽古。参加者はK先生、S呂君、そして当破君。もちろん師匠あり、です。
 当のわたくしはというと、少しだけ仕事が長引いてしまったため、教室へ到着したのが午後六時四十分。というわけで、途中からの参加となりました。

 わたくしが参加したときには手廻しを終え、其場での躰捌きをいろいろとやっていましたが、今日は足まわりの柔らかさ。先日来いってきている柔らかさよりも若干かたい感じの、つまり初歩的なといいましょうか、根本のところを、さまざまな動きでもって稽古します。これは多分に、当破君のためでもあったでしょう。
 ひと通り動き、師匠の解説があったあとは約束組手です。わたくしは当破君と、S呂君はK先生と組みました。
 今日は相手の追い突きの威力をかりて、前手のひねりを生み、それを前足のひねり(踵が外へ出る)へつなげて、足そのものの位置はほとんど動かさずに受け流す、という捌きをやりました。さきほどの基本でやった種種のうごきの応用ですね。
 それぞれに与えられた注意点や気づきなどはどうかそれぞれの手で書き込んでください。裏部長はひとつだけ。ピンときた師匠の教えだけを書いておきます。

 上記の受けをおこなうとき、こちらは足の位置をほとんど動かさず、踵のみをさっと外へずらし、また前手の捻りも加わって、相手の突きの軌道をこちらの正中線から外してしまいたいわけですが、相手の突きをおのれの胴体へ当てないために、自分の「懐」をあけて相手の突きをのみこんでしまうような躰のつかい方が重要になってきます。
 この「“懐”をあける」ということ。これを今日は教わったような気がします。
 これまでの単純な考え方でうごくと、とにかく突きが当たらないように懐をひろくあければいいんだろうと、そんな風に考えて、足の位置も軸の位置も、ほとんど動かさずにはいても結果的には、自分のからだが相手の突きから離れてしまう、逃げてしまうことになる。これでは次の技につながらないし、相手への影響も薄くなってしまいます。
 これをせず、つまり逃げず、相手に触れ続けながらしかも上記の技をおこなうには、懐を「円を描いて」あけることが必要なのです。
 つまり、腰の動きが円状にあるということです。その動きのラインは相手の躰へ横ないし後方からつき刺さります。このラインへこちらの躰が乗ってゆくがために、ただ前手で触れているだけで相手をそのまま崩すことができるのです。

 急ぎ足で書いてしまってなかなか整理が出来ておりませんが、この「円をえがいて懐をあける」という動き、たいへん重要なような気がしております。もちろん先日来の「捻転」とはちがう動きですが、約束組手における受け技にうまく利用できるような気がします。
 
 今日はあまり動けませんでした、時間的にも体力的にも。はやく風邪を完治させて、思うぞんぶん稽古に汗を流さねば!
 
 明日はひさしぶりの体道稽古です。
posted by 札幌支部 at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年05月08日

無国籍道場

 どうも、裏部長です。唐突ですが、最近は給食費どころか、保育園の保育費すら滞納する親がいるそうですね。もちろん、批判の対象は「払えるのに払わない」ひとたちです。
 あれはおそらく、払わないでもどうにかなってしまう現状があるから起こりうる流れなのでしょうね。いくら督促状をもらおうが、役所の人間が訪問してこようが、その場しのぎの云い逃れをしていれば、なんとなくそのまま時間は過ぎてしまうのですから、こんなに楽な滞納の仕方もないわけです。
 役所もどうにかしてもらいたいものです。認可保育園には待機児童という、入るのを待っているひとたちがいるのですから、そんな不逞な親たちはさっさと排斥してしまって、きちんと納める意思のある人間だけに教育をほどこすべきです。

 今日はガラにもなく熱く語ってしまいました。

 K先生、書き込みありがとうございます。そうでしたか、韓国のお二人が来られましたか。そういえば、GW明けから来るという話でしたね。すっかり忘れておりました。
 当Blogをご覧のみなさんはすでにご存知かと思いますが、以前わたくしの書いた文章のなかに、今度新しく入門者がある、といったような記載がありました。あれはこの、韓国人のおふたりをさして書いたことだったのです。
 いやあそれにしても、いいですなあ、こうして多国籍の仲間が増えるというのは。合気道をやっていたころには、それこそアメリカ人がいるカナダ人がいる、屈強なロシア人がいたかと思えば、妙に日本語の上手なモンゴル人もいたりする、と、まさしく無国籍道場の態を呈しておりましたが、稽古を通して、育ってきた環境の大きく違う相手とコミュニケイションをとるということは得がたい経験です。普段、しようと思ってもなかなかできないことです。
 わたくしも早く稽古の場で、かれらに会いたいものです。

 さて、そうこうしているうちに明日は水曜日です。稽古がございます。そして、裏部長もおそらくは参加できます。よほど体調が悪化するか仕事がのびるかする以外はほとんど100%の確立で参加できると思います。
 ひさしぶりの稽古なので、ヘロヘロにならぬよう気をつけて参ります。
posted by 札幌支部 at 20:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年05月07日

パワーは拳から

 こんばんは、鼻づまり状態の裏部長です。みなみなさまにご心配をかけておりますわたくしの体調ですが、どんどんと良くなっております。おそらく昨日の注射と抗生物質がきいているのでしょう。若干の咳と鼻づまりはありますが、どうにか仕事へは行ける状態になってきております。
 水曜日の稽古にはかならず参加したいと思います。

 稽古、ということで憶いだしたのですが、ここ数日、体調がこれでもか!ってほど悪いのにも関わらず、裏部長、自宅にて自主稽古を欠かしません。ふだん怠けることもある自主稽古を、どうしてこんなときに行なうのか、それは自分自身にもよくわかりませんが、どうも躰がそうしたくて疼いているようなのです。
 わたくしの自主稽古のたいはんは拳立て伏せなどの鍛錬ですが、その中心にあるのは其場突きです。回数は百回。これは毎日欠かしません。
 今回、ひさかたぶりに風邪をこじらせて寝込んでいた数日間も、この其場突き百本だけは続けました。多少しんどさは感じましたが、しかし、突いてるうちにどんどん躰があつくなって、気づいたら元気が湧いている、あれは不思議ですねえ。底がついていた体内のパワーが、どこからともなく湧き出してきたかのようです。
 だから、今日もおそらく、仕事と風邪につかれた躰をシャキッと引き締めて、たった百回の其場突きを、精神集中しておこなうのでしょう。きっとそうなると思います。
 いつからか、拳から元気をもらえる躰になりました。

 さて、今夜の稽古はどんな感じになっているのでしょうか。そして、その報告をだれかやってくれるのか、愉しみですねえ。
 稽古が中止されていないことを祈るばかりです。

 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 19:38 | Comment(1) | TrackBack(0) | 裏部長の日記