2007年07月09日

駄目駄目

 こんばんは。夕方の涼しさにあわてている裏部長です。北海道の怖ろしいところはここなんです。夏だというのに、夜になるとグッと冷える。ですから朝、快晴の空を見て、「おお、きょうは暑そうだぞ」と思って半袖を着ていっても、帰宅するころにはすっかり冷えてしまって、諸腕をさすりながら早歩きする羽目になる。これはたいへんに厳しい、体調管理へ対するおおきな壁です。道産子は日夜これに対する作戦を考えねばなりません。

 わたくしもいま考えているところです。ふ〜む...

 さて今夜は稽古、だったのですが、またもや参加できず。今週はただでさえ稽古の数が少ないというのに口惜しい限りです。おそらくはK先生をはじめとして、熱心なる韓国人留学生たちが頑張っていたことでしょう(たぶんですが)。
 明日はどうにか行こうと思います。
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2007年07月08日

「好い加減」という遊び心

 こんばんは、裏部長でございます。

 以前からここでも書いてきたように、わたくしは小説家志望で、それも青春もの、ネ?若者たちの群像劇、みたいな作品をおもに書いてゆこうと考えている人間なわけですが、その勉強のためにはいろいろなものを見ます。それこそ映画からTV、小説、脚本、戯曲に写真集、とにかくそこに若者たちが描かれていればなんでも見る。特にフィクションに関してはできうる限り見てやろうと日頃から目を光らせておりますが、なかなかね、そうすべてを網羅できるわけではございませんで、なかには泣く泣く鑑賞をあきらめる、といったものも出てきてしまうものです。
 映画はリアルタイムで映画館へいって観ることができなくても、あとあとすぐにDVDになって出ますしね、またその数数の衛星放送、CSなんぞというものもありますから、こらあいいんです。公開しているときに観逃してもあとあと挽回できるんですが、TVドラマとなるとこうはゆかない。CSや地上波での再放送、なんてものはそう早くは行なわれないし、DVDを借りて見るといっても、一枚や二枚じゃないですからね。これはとても厄介なことです。
 ですからわたくしは殊TVドラマに関してだけでは可能なかぎりリアルタイムで見てやろうと思っております。こらあもう病気みたいなもんですな。ひとつでも見落とすなんてことがあったらもう我慢ができない。ううぅ、ってんで口惜しい気持になります。

 ただこの、ね、それじゃあ一週間のうちにあるすべてのTVドラマを見ていられるか、といやあ、やっぱりそうじゃない。うん。一日中TVの前に坐っているわけにもゆきませんから、どうしても鑑賞にあてられる時間というのが限られてくる。そうなると、どうしても見るものを限定しなければゆかなくなります。
 そこで、切り捨てる基準ですが、まずはやはり上記のことでもって、青春ドラマを優先する、これですね。大人の話はまたあとで、ということにしてしまうのです。
 しかしこの方法で減らしてもまだ数はあります。まあそれは、日本のTVドラマのほとんどが青春ものである、ということの証明でしかないんですが、それらをくまなくチェックしたい人間としてはいささか辛い。

 そこでこの「好い加減さ」という基準が出てくるのです。わたくしはこの、他人から云われるとあまり嬉しくない基準でもって、鑑賞するTVドラマを選定しているのです。

 その一例を、前クールのTVドラマ群からご紹介しましょう。
 ざっと云って、つい先日まで放送されていたTVドラマのなかで、青春ものというジャンルにあてはまるものは以下の通りでしょう(札幌で放送されているもののみ)。
 月:フジテレビ系列『プロポーズ大作戦』、テレビ東京系列『美味學院』。
 火:フジテレビ系列『花嫁とパパ』、日本テレビ系列『セクシーボイスアンドロボ』。
 水:日本テレビ系列『バンビ〜ノ』。
 木:フジテレビ系列『わたしたちの教科書』。
 金:テレビ朝日系列『生徒諸君!』、TBS系列『特急田中3号』、テレビ東京系列『エリートヤンキー三郎』。
 土:フジテレビ系列『ライヤーゲーム』。


 このうちわたくしが途中で鑑賞を断念したのは、『わたしたちの教科書』と『生徒諸君!』の二作のみです。それ以外のものは最終回まできちっと見ました(最後まで秀逸だったのは『バンビ〜ノ』のみ)。

 では、どうしてこの二作の鑑賞を断念したか。
 それは「好い加減さ」がなかったからです。

 ここで云う「好い加減さ」とは、遊び心、そこから転じる“笑い”のことです。この二本のTVドラマにはそんな遊び心がなかった(もしくは少なかった)と云えるでしょう。
 内容としてはどちらも学校もの、『わたしたちの教科書』はイジメ問題、『生徒諸君!』は学校問題全般をあつかったもので、テーマやモチーフは決して悪くないのですが、いかんせん硬い。見ていて少しもたのしい気分にならないのです。
 もちろん、フィクションにはジャンルというものがありますから、見ているこちらを不快にさせるような作品もあって良いのでしょうが、あそこまで遊びがないと、やっぱり最後までは見られません。
 TVドラマというのは三箇月、合計十一本の作品でひとつのドラマを構成します。つまり、映画ならば二時間ほどで一気に見せることのできる物語を、週一のペースで、三箇月もかけて見せなければならないのです。視聴者の意識を引きよせつづけておくには、相当の質と内容がなければなりません。しかも「イジメ」や「不登校」などといった暗い話題を描くのであればなおさらで、少しでもそこに見やすさ、受け取りやすさを拵えてほしかったと、わたくしは思います。

 そういったことで云うと、同じクールの『プロポーズ大作戦』、『美味學院』、『花嫁とパパ』、『エリートヤンキー三郎』、『ライヤーゲーム』なんかも、軽さ、明るさはあったものの、流れが単調すぎて、後半すこしダレてきた感がありました。ハナから明るく、テンポのよい作品というのは、どこかでそのリズムを変えないと、最後には飽きられてしまうものです。こっちはこっちで大変むつかしい話であります。

 とにかくそんなわけで、わたくしはこの「好い加減さ」というものをたいへん贔屓にしておりまして、じぶんの作品にも投影させてみたいと考えておりますが、この夏からはじまる数数のTVドラマもしくはTV番組のなかにも同様の視点で作品をつくっているものが幾つかあるので、もし気になった方は一度ご覧になってみると良いと思います。
 たとえば火曜日、フジテレビ系列で放送されている『花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス』。これなんか「好い加減」の代表。好い加減の国から好い加減ひろめにきたようなドラマです。とにかく内容に深みがないし、最初っから「この作品にムリがありますけど、大目に見てください」なんてお断りをしているし、なんともふざけたドラマではありますが、しかしね、そのストーリー展開の速さといったら表彰状ものです。あれだけ速く、とにかく人物の素性や過去の出来事やその学校の内部のことなど、ドラマに必要だと思われる情報をほとんど説明せぬまま、グングンと話を進めてしまうあの強引さ!しかして、見ているほうは理解できないかっていうとそうじゃない。なにせTVドラマというのは視覚的なものですから、そのキャラクターの喋り方、歩き方、なにかが起こったときのリアクションの仕方なんぞで、ああこのひとはそういう性格なんだ、と、ネ?なーんとなく解ってしまうのです。
 ですから不要な説明はいらず、ただただストーリーを前進させるだけでドラマが成り立っているのです。

 同じことでいえばTBS系列の『山田太郎ものがたり』、こちらも馬鹿馬鹿しさでいえば合格点でしょう。しかも子役たちの演技がいい!ひとりとして視点の揺らいでいる子がいません。あれは凄いメンバーです。

 しかしね、「好い加減さ」でいえばね、もっと凄いのがあるんですよ。まあこちらはドラマじゃないんですけどね、フジテレビ系列で金曜日の夜十一時からやっている『スリルな夜〜イケメン合衆国〜』という番組。これほどふざけているものもありません。
 とにかくここ最近のハンカチ王子、またはハニカミ王子の人気をうけて、「何でもいいから、とにかくイケメンを出しておけば視聴率が取れるだろう」と、開始早々からそう宣言してしまっているのです。
 これほど軽率で、馬鹿馬鹿しい番組もありませんが、しかしね、TVなんてものは良い意味で軽さのある媒体ですから、本来はあそこまで遊んでよい、いや遊ぶべきなんです。むかし伊丹十三さんが『天皇の世紀』というドラマのなかで、ドキュメンタリー風に侍の恰好をしてパリの街を歩いたりなんかしておりましたが、あれくらいの遊び心がTVには必要なんです。それが笑いにつながり、明るさにつながり、最終的にはおもしろさに繋がる……かどうかはわかりませんが、とにかく暗くてジメジメしているような不快なものにはならないはずです。

 わたくしもそんな、良い意味での軽さをうま〜く操って、たのしげな作品を書いてみたいと思っております。
 またまた長くなってしまいました。今日はこのへんで終わっておきましょう。


 さて明日からはまた新たな一週間。そして、試験前最後の一週間でもあります。
 月曜と火曜は今までどおりですが、木曜日は師匠ら不在のため、稽古そのものを中止し、金曜日はまた例によって参加者の有無を確認したのちに行なうかどうかを判断いたします。ですから、もしかすると、前半二回の稽古のみで今週はおわり、なんてことにもなりかねません。
 門弟諸賢はそのあたりのことをじゅうぶん考えて、稽古へ参加をしてください。

 裏部長でした。
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2007年07月07日

ことばの話

 こんばんは、裏部長でございます。

 
 えー、最近よく、この、TVなんぞで「若者とケータイ文化の危険性」なんぞという話題をよく取り上げておりますが、VTRなどを見ますとね、ああなるほどこれはたしかに危険だなあと、そんな風に思えるものがいくつもあります。「プロフ」なんていうようなね、ああいったものはやっぱり危ないなと思いますよ。ねえ。じぶんの素性、ね、まあつまりはプロフィールってやつを事細かにインターネット上にアップして、そこに携帯電話の番号なんかを載せちゃってる。なかには下着姿の写真なんかも載っていて、しかもそれが中学生の女の子だっていうんですから、これは誰が見てもすこしおかしいと思います。
 ただ、そんなことをしてる若い世代のひとたちは大人たちほど危険だっていう意識がないようで、わたくしが見た番組でも、やに手に傷をこさえた女子学生がね、「大人はすこし考えすぎだよぉ」なんてなことを云っておりました。うん。「わたしにだって譲れないものがあるわ」なんて、じぶんの意見らしいことを云っているんですが、じゃあそうかといって彼女たちがなにかそういったネット関係のことでトラブルに巻き込まれて、ニッチもサッチもゆかなくなってね、金銭問題、さらには警察沙汰、なんていうことになったら、やっぱりそんときはそんときで親をはじめ周囲の大人たちに助けてもらわなくちゃいけないんですから、まだどこかで子供、ネ?じぶんたちには責任を負う義務はないんだ、なんていうそういった風な顔をしているわけです。
 そのくせ何かっていうと、「もう大人なんだから、いつまでも子供扱いしないでよッ!」なんてなことを云う。わたくしなんぞはねえ、もし女子高生が子供扱いしないでって云うんなら、ハイわかりました!って、いくらでもよろこんで大人扱いしてあげますけども……。


 とにかく、こういったことというのはやっぱりね、どうしてもその世代、その年齢の真っ只中にいる人間にはまわりが云っているほどよく事態が見えていない、なんていうことが世の中にはよくありますよ。
 ことばの問題なんかもそうです。ここ数十年来ずっと叫ばれていることですけどもねえ、「若者たちのことばの乱れ」なんていうんで、いろいろなひとが方方でいろいろなことを云っておりますが、やっぱりあれなんかもその世代の真っ只中にいる若者たちにはいまいちピンと来ない。ふ〜ん、乱れてるかなあ、なんてな具合です。


 斯くいうわたくしにもそんな時期がございましたが、今こうして学生という立場から離れてみると、やっぱり大人たちの云っていたことがなんとなくわかるもんです。
 先日も稽古へゆく道すがら、いつも乗るバスへ見るからにギャルとギャル男というような、両名ともに真っ黒に日灼けをしたカップルが乗りこんで来て、あたり構わず大きな声でしゃべっておりましたが、ああいう会話も同世代としてではなく、いち大人として聞いてみるとけっこうこの発見があるものです。
 とにかくまずね、彼らの会話には内容がないんです。ええ、そりゃもうね、落語の世界とおなじような会話を大声でやってる。

男「ああ面倒くせえな。明日だよ、明日。ヤベェ、緊張してきた。どうしよっかな、明日。っつても止めるわけにいかねえしなあ」

 翌日になんかあったんでしょうね、イヴェントか何かが。これを受けて云った少女の返しがよかったですよ。

女「あっそう、じゃあ止めなければ?」

 これほど内容のない会話はありませんよ。ネ?まったくと云ってよいほど事態が前へ進んでいないんですから。
 ふたりはそのあと数分間、同じような無内容の会話をつづけて、ぶすっとした表情のままバスを降りてゆきましたが、最近の若者たちのことば遣いというのはあそこまで軽薄になっているのかと思うと、わたくしも暗澹たる思いでございました。

 
 日頃からそうして「ことば」というものに気をつけていると、やっぱりこの、新しいものばかりではなくね、昔の、この古い時代のことば遣いというものにも興味を得てくるものですが、わたくしなんぞはやっぱり落語が好きでしょう。それも江戸の落語がね。そうなると、どうしてもこの江戸弁というやつが気になってきてしまうわけです。
 いろいろと面白いものがあります。たとえば、ウの音とオの音ですな、この入れ替えがよく見受けられますね。
 われわれ「髭を剃る」というときに、「剃る」を「そる」と読みますが、落語のほうではこれを「する」と云います。落語だけではなく、歌舞伎のほうでも同様の発音をしますから、おそらく昔はこう読んでいたのでしょう。
 ですから、髭は「そる」んじゃなくて「する」ものなのです。
 ただ、「する」というのはね、こうなんというか、ことばとしてあまり良くない。財布をする、なんてね、そういう用法があるくらいですから、やっぱりどうも遣うには気がひける。
 そこで昔のひとたちはこれを「あたる」ということばに置き換えたんですな。つまりは「髭をあたる」と云うようになった。
 ですから「スルメ」なんかも「アタリメ」と云うことがありますね。あれはここから来ているわけなんです。
 同じウとオのことでいえば、「風呂敷」は「ふるしき」、「棟梁」は「とうりゅう」となります。こういった発音の違いは、普段からよぉく気をつけて聞いていないとわからないことだと思いますね。


 一方、少しこの西のほうへ移動してみると、こっちは関西弁、これがなんとも面白いですな。独特の風情がある。
 しかしこの、普段TVなんかでお笑い芸人などを見ていていくらか馴れていると思っていても、やっぱり馴染みがないんでしょうか、いざ関西弁を読んでみろと云われると、これはすこし辛いものです。
 先日、浅田次郎さんの小説『輪違屋糸里(上・下)』(文藝春秋)という本を読みましたが、ここの舞台は幕末の京都。花街(かがい)と呼ばれる、ね、たとえば祇園だとか島原だとか、あのへんを中心とした物語で、ですから当然のこととして京言葉が出てくる。あのやわらかい、なんともいえない話し方に、わたくしは何度読む速度を緩めなければならなかったか。
 とにかくああいった女性たちの遣うことばというのは、原則として柔らかいんですから、表記するにも漢字を多く用いない。ネ?ですからどうしても平仮名が多くなって、アレこれどこで切ったらいいんだ?なんて箇所があっちにもこっちにも出てくるわけです。これは相当そのことばに馴れていないとスラスラ読めません。


 改めて、この、いわゆる関西弁というのを勉強しなくちゃいけないなあと痛感したわけですが、今日は最後に、この『輪違屋糸里』のなかから、おっ、こいつはいいぞ、と思った一節をご紹介してお暇を頂戴いたします。


 みなさんご存知の新撰組。長州藩の都落ちのあと、新見錦に詰腹を切らせて、その勢いでいよいよ芹沢鴨を暗殺する段となった夜、結核に苦しんでいた沖田総司は、ことを終えて、血塗れのまま外へ出た。
 曙の空をつらぬくように、篠つく雨がかれの細い躰へ降りそそいでいる。
 総司は右手にもったままの刀を目の前に掲げた。そこには、数えつくせぬほど人を斬っても、おのれの体には傷ひとつ負わぬ、そしてこれからも斬られるはずのない、天下一の剣客の顔があった。
 しかし、そんな湧き上がる揺るぎない自信とは裏腹に、総司のこころにはある一条の、哀しみにも似た感慨が生まれていた。


【己のまことの強さは、斬られた者にしかわからぬのだから、実は誰も知らぬのと同じだ】


 
 嗚呼、武士の生き様のなんと儚いことか……。
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2007年07月06日

結局...

 こんばんは、裏部長です。

 今日の稽古は結局、中止となりました。やっぱりね、みんなもね、いろいろと忙しいわけですよ。うんうん。そりゃ仕方がありませんやね。

 あー、もう少しで日付が変わってしまう!!


 というわけで、今日書こうと思っていたことは明日以降に。


 それではみなさん、よい週末をわーい(嬉しい顔)
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2007年07月05日

二十四にして生き死にを知る

 裏部長です。お運びでありがたく御礼を申しあげます。

 えー、今夜はいつもの通りの体道稽古でございまして、参加者も、韓国人留学生のふたりと大学のM先生と、あとは師匠とK先生という、ここ最近の木曜日としては固定化されたメンバーが集ったことになります。
 冒頭、これまた最近の流れで、M先生はじめ留学生もふくめた三人は日本伝天心古流拳法居取之位十二本の復習、わたくしとK先生は浅山一伝流体術から奥伝之位十二本と居取之位二本を復習しました。
 これが済むと今度はそれぞれ次のステップへ進みます。向こうは初伝上段之位、こちらは同じく居取之位から三〜六本目までを、残りの時間をかけて教わりました。留学生たちはおそらく初目録の三本目までを教わったものと思われます。はじめて出てきた大きな投げ技に、それぞれのリアクションを返しておりました。

 リアクションといえばこちらも負けておらず、わたくしもK先生も、浅山の居取技においてはところどころでヒィヒィ云いながらの稽古となりました。やはり最後に持ってきているだけあって、技が厳しい!痛いとか苦しいなんていうような生易しいものではないんです。とにかく危なっかしくて、とてもとても素早くは行なえないような内容が含まれているのです。
 わたくしはじぶんの下半身の硬さとおのれの足の長さ(?)に苦しめられ、久しぶりの坐り技に足の甲を擦りむきながらどうにか六本目までを終えたころにはもう汗だくです。いくら七月とはいえ、体道稽古でここまで汗をかくというのは珍しいことではあります。

 八時、終了。

 本日のタイトルは、きょうの稽古の最後のほうに出た話題からの延長であり、これを見てなんとなく理解できるのは師匠とK先生のみでしょう。みなが解るようにするには少なくとも浅山一伝流の免許について書かなければならないため、これに関しては有耶無耶にしておいてください。
 あらためて、武術というものは怖ろしい、と、そんな当たり前のことを知らされた体道稽古でございました。


 さてさて、明日はちょっと特殊です。なにが特殊かといって、師匠もK先生もいらっしゃらないのです。最近熱心に来ている留学生のふたりも、学外から来ている当破君も金曜日はいつも来られないし、まあ来る可能性があるとすれば大学院生のH田君と、あとはこのBlogでも御馴染みの三人「部長」「S呂君」「狗っち」くらいなもので、このメンバーが来られない場合、おそらくは中止されることになるでしょう。
 まあ試験も近いし、レポートなどでそれこそヒィヒィ云っているひとが多くいることでしょうから、どうなるかはまだわかりませんね。これから連絡をとりあってみようと思います。

 それでは、明日に。
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2007年07月04日

好きなことば

 お晩です。裏部長です。

 昨夜ひさしぶりにTVで、『天使にラブ・ソングを2』という映画を観ました。懐かしかったですね〜。
 わたくしがこの作品を最初に観たのは中学生のとき。まだまだ無邪気に映画を観ていたころのことでございます。

 この映画にはおおよそ娯楽映画というものの要素すべてが入っているとわたくしは思っております。たとえば笑い、音楽、アクション、社会情勢、犯罪、時代背景、若者たちの流行、素行の乱れ、サクセス・ストーリー、そして何よりもたいせつな、ハッピー・エンドという終わり方です。これほど明るく幕をひいて、それでいて感動の泪を誘う映画こそ娯楽作品といえるのではないでしょうか。
 誰かが死んだり、別れたりして泪を誘う映画は、誰がつくっても泣けるものなのです。

 このパート2の前半に出てくるリルケの言葉を最後に書いておきましょう。これは今もわたくしの胸のなかに生きています。


 ある若者が、「わたしは作家になれるでしょうか」と手紙を書いてきた。
 かれはそれを見て、云った。
 「じぶんが作家になれるかどうかなんて訊くな。何かを作りたい、物語を書きたいという気持があれば、きみはもう作家である」と。



 夢を諦めないためには、夢と同化してしまうことも必要かもしれませんね。
 裏部長でした。
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2007年07月03日

自分を見失うな

 こんばんは、裏部長でございます。

 今夜は新しいスケジュールになって最初の火曜日稽古でした。内容はもちろん空手です。
 参加者は師匠とK先生のほかはわたくしと、あとは韓国人留学生のT君のみ。

 今日はひさしぶりに基本稽古をひと通り、手廻し。其場でのいろいろな動きをやってから約束組手へと移ります。
 わたくしとK先生、師匠とT君でもって組んで、片方は其場突き、こちらはそれに応じて掛け受け、または、膝をやわらかくつかって左右へ避ける。その次は片や刻み突き、こちらはそれに応じて躰をまわし外へ、そして内へ。最後はその動きをこちらから始め、相手の前手をとって腕押さえ、もしくは投げへとつなげてゆく。

 そしてラストは中段追い突きです。師匠らのことは気にせず、わたくしたちはもうやりたい放題やったわけですが、裏部長はあまり乗れず。というか、いわゆる不完全燃焼というやつで、先週の金曜日の稽古で仕入れてきたいろいろの技を試さんがためにじぶんのもともとの動きを見失っていたのですね。いやあ、今日はダメでした。
 教訓として得たことは、じぶんの動きを意識するときもきちんと相手の動きに目をむける、ということですね。何のために突進し、そして何のために突くのか、そんな肝心なことを思い知らされた組手でございました。

 えー、云うまでもなく明日は稽古ございません。門弟諸賢はお間違いのないように。
 んでは、裏部長でした。
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2007年07月02日

男は黙ってお礼だけ。

 こんばんは、裏部長です。


 宮城の紅葉さんへ。
 こんな過疎化の進むうらさびしいBlogへ書き込みをしてくださいまして、ありがたく御礼を申しあげます。
 いち門弟に過ぎないというのに大きな顔をして毎日雑文を書いている裏部長でございます。以後、お見知りおきのほどをよろしくお願いいたします。

 札大へ入られて空手をおやりになるということでしたが、こういったお話はなんとも嬉しい限りですな。同じ環境のもとで同じ空手を修行することができる。その偶然的な一致に、どこか晴れやかな高揚感を得たような気がいたしました。
 ただ。ひとつ残念なことは、わたくしどもの組織と空手部とはいっさい関係がないということなのです。ええ。ここが非常に残念。
 まあ「いっさい関係がない」というのは聊か云いすぎで、そもそも〔空手〕というものを修行する団体といえばまったくもって同じなわけですから、関係がないわけじゃないんです。いわば「空手つながり」ということで云えばそうなるでしょう。
 ただし、そうとは云ってもやはり他団体は他団体。わたくしどもと札大の空手部とはまったくちがう組織で、むろんのことその稽古もいっしょにはやっておりません。

 わたくしどもは、このBlogをご覧になっていただけると判るように、『日本武術研究所空心館』という武術道場の札幌支部として活動をしております。一応、稽古場所を借りる便宜上、大学のほうへもこの名前で申請をし、同好会のような位置づけになっておりますが、基本的には、栃木県に本部をもつ組織の札幌支部であるト、そんなふうに捉えていただきたいんでございます。
 修行しているのは空手と体道(柔術など)です。メインは空手ですが、わたくしどもはいわゆる競技空手というのですか、スポーツ空手などの試合にはまったくタッチしておりません。過去にその方面の経験がある数人の門弟以外は、もちろんわたくしを含めまして、札幌支部のメンバーはほとんど出場したことがございませんし、また今後もその予定はございません。

 その他の当組織に関することはこのBlogのあちこちに散在しておりますし、またなにかご質問等がございましたら今回のように気軽に、コメント欄へ書き込みを願います。必ずや手のあいている者が回答をさせていただきます(たぶんまたわたくしだと思いますが……)。

 

 そんなこんなで、今日は「宮城の紅葉」さんへのお礼だけ。
 裏部長でした。
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2007年07月01日

July

 どうも、裏部長です。こんばんは。

 昨夜はひさしぶりに長〜い記事を書いてしまったので、今日はごくごくあっさりと締めさせていただきます。

 もう七月ですよ。ねえ。あっという間に今年も半分が過ぎ去ってしまいました。んもう早いったらありゃしない。栃木へ行ったのがまるで昨日のことのように思い出されます。

 とはいってもね、月日というのは過ぎ行くものですから。わたくしなんぞがあーだこーだ云ったところで始まらないのです。どう足掻いたところで夏はやって来るのですから。
 暑い、あつ〜い季節がやって来るのですから。

 というわけで、明日からは札幌支部の稽古体制も若干変わりまして、かねてよりここでもそうお伝えしてきたように、これまでの「月・水・木・金」の日程から「月・火・木・金」の、なか一日方式へと変更いたします。
 時間といたしましては一応、教室を借りられる最大限のところである午後九時までを予約し、基本的には六時半から八時半くらいまでというふうに考えてはおりますが、別段これまでどおり六時からはじめることに不都合はありませんので、スタートは今までどおり午後六時からとし、どんなに遅くなっても九時には教室をあけわたすと、まあそんな感じでやってみたいと思います。
 七月は大学のほうでも試験やらなにやらでいろいろと忙しく、そのせいで後半ほとんどの期間、教室を使うことができません。よって七月は前半の数回のみの稽古しかなく、くわえて八月に入ると今度は師匠方が不在となるため、あとはこの裏部長の細腕でもって、やる気ある後輩たちの意思を尊重して稽古を自主的にやってゆきたいと考えております。
 今年は北海道も例年並かそれ以上の暑さになるというので、くれぐれも体調には気をつけながら、倒れない程度に精進したいと思います。

 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 20:14 | Comment(1) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年06月30日

思いもかけず...参った!

 こんばんは、裏部長です。昨日はなんですか、機器の故障かなにかのせいでここへ書き込みができないどころか記事を見ることさえできない時間帯があったようで、わたくしもそのために一日穴をあけてしまいました。

 というわけで、いささか急ぎ足にではありますが、昨日の稽古と、そして木曜日の体道稽古の模様をご報告いたします。

 木曜日は特にこれといって変化のなかった日でございまして、参加者はK先生、大学のM先生、韓国人留学生のふたりト、まあ云ってしまえばいつものメンバー。ただいつもと違うところといえば、師匠がお仕事のためにすこし遅れる、ということくらいでした。
 これまで師匠のいない木曜日は体道をやらず、空手へとスウィッチしておりましたが、なんといいましても週に一度しかないせっかくの体道稽古ですし、熱心なる留学生のふたりやM先生のためも考えて、まあやるとしても三人に関しては日本伝天心古流拳法居取之位十二本の復習くらいなものですから、それほど危険もなかろうという判断で、先にマットだけを持ってきておいて、師匠が来られるまではわれわれだけで稽古をしておこうと、そういうことになったのでした。

 いつもは三人でまわして稽古しているので今日くらいはすこし変えてみようと、この日はそこへK先生が入っての復習。云うまでもなくK先生はわたくしなんぞよりも幾らも先輩でございまして、こういった形態の稽古になりますと、もうこちらに口を挟む必要はなくなってしまうので、この日もかれらの指導はそっくりそのままK先生にゆだねてしまって、わたくしはというと持参した木刀でもって創作した居合技の研究に没頭しておりました。

 そのうち、あれは七時半過ぎくらいでしたでしょうか、師匠が到着され、あとはおのおの空手の型をやったり、わたくしは考えてきた居合の技を師匠に見てもらったりト、それぞれ思い思いに動いて終了しました。


 そして昨夜です。金曜日の空手の稽古。
 しかし生憎、K先生はご実家の神戸へ帰られていて不在でございます。
 ネ。ここまで書けばもうみなさんお判りの通り。
 そうです。昨夜もまたわたくしと師匠の、二人きりでの稽古でございました。

 何度となくここでも書いているように、こういった状況になりますとね、いわゆる「フリー・タイム」と称して会話をしたり、くだらない裏部長の技の話をしたりしてなんとなく二時間を費やすのですが、昨夜もその類にもれず、前半の一時間ほどは、なーんとなく過ぎてゆきました。
 師匠は型の内容が書かれたファイルをお持ちになって、失念箇所のある型をおひとりで復習し、わたくしはというとその傍らで、追い突きやら刻み突きやらワン・ツーやら逆突き・逆突きやら、とにかくこの一週間は空手の稽古らしい稽古をしていなかったため、そのぶんを取り返すほどの勢いで息がきれるまで動いておりました。

 そんなこんなで一時間ほどが過ぎたとき、師匠がおもむろに「それじゃあ、少しやろうか」と約束組手を提案。こちらとしては、若干ひとり稽古で息があがっておりましたが、厭なわけもなく、広く感じる教室の中央に立って、師匠と向き合い、構えました。

 まずはわたくしが突きます。
 ここで気をつけたことは、1:あまり特殊なことをしない。2:脱力を心がける、柔らかさを失わない。3:相手の隙を突く。4:勢いを持続させて、相手が下がればそれを追い、横へ逃げても同様に追いかけ、第二第三の攻撃を仕掛ける。この四点ほどだったと思います。
 この攻撃を受けて、師匠から下されたアドヴァイスは以下の通り。
 1:突きに重みが出てきて、不用意に手を出していては弾かれるほどになったが、相手を追っかけて攻撃を続ける際にはどうしても一定のリズムでその間に節目が出来てしまう突きを出すのにまだ腰の回転を利用しているからであり、また間合の取り方として、拳がようよう届くほどのところをキープしているため、相手としてはそれほど脅威を感じない(躰はまっすぐ腰を回転させず前進させるべし)。
 2:受けるほうが躰を横へ逃がさず、ほとんどその場で突きを外した場合、こちらが第二の攻撃(おもに逆突き)を出そうとすると相手とぶつかって、躰そのものが外へ弾かれてしまう。今後はこれをどうにかしたい。

 次に攻守交替。わたくしが師匠の突きを受けます(数週間ぶりに)。
 こうして受け手にまわってみると、先ほどのわたくしの突きに対して出された注意点というのがよく解って、また同時にその対応策もおぼろげながら見えて参りました。
 たとえば先に「2」のほうを考えてみると……
 一本目の追い突きを突いたときの姿勢のまま、その拳を引き、腰を回転させて相手へ向き直り、そしてその体勢から逆突きを出すのがこれまでやってきた一連の流れですが、これではどうしても腰の回転が回転でしかなく、もし右半身(体側)に相手からの圧があった場合、じぶんの回転の威力でそのカラダそのものが外へ弾かれてしまうのは当たり前の現象であります。
 これを改善するには、二本目の逆突きを出すのに合わせて(引っ張られるように)同方の足(左足)も前へ出してしまうのです。つまり、もし相手が横へ捌いた場合、その両足のあいだくらいにスゥッと差し込んでしまうのです。
 このときはあまり腰を浮かさず、相手の下から這い上がってくるようなイメージでこれを行なうと、受け手がある程度の圧力をかけて捌いたところで入ってきてしまいます。

 これが解ったら、あとは同じ躰の遣い方を「1」のほうにも応用するだけです。
 相手が後ろへ下がった、それを追うというときに、これまで通りの追い突き・逆突きをしてから追ったのでは、手は届いても追い込むことはできず、どんどんと相手は離れていってしまいます
 ですからここでも、追い突きのあとの逆突きに合わせてもうスゥッと左足を出してしまうのです。ここではあまり腰を落として重くやってはいけません。全体的に軽く、ストンストンと進めるように心がけます。
 こうしますと、横へいったときと同様に、受け手としては突きと同時に相手のカラダそのものが懐のなかへ入り込んでくるように感じられて(現に入り込んでいるのですが)、たいへん厭なものです。またその追い込まれ方も尋常なものではなくなってきます。

 ここまで見てくると、アレ?その動きって……と思われた方も多いのではないでしょうか。わたくしなんぞはそう云われてハッとしてしまいました。

 そうです。ここでやっているのは「追い突き・追い突き」なのです。これまではあまり使えないと教えられてきたあの二連続追い突きの形がここで出てきたのです。

 もちろん最初から追い突きを二本出そうとしての技ではありません。基本的には追い突き・逆突きなのですが、その突きに腰を連動させることにより、結果的に追い突き・追い突きになった、ということなのです。

 ここまで見てくると、わたくしなんぞは師匠の其場突きに思いあたりました。師匠ご自身はあまり意識されていないそうですが、ふだんの基本稽古では、わたくしどものやっているような、突きと腰とがいれちがう突きではなく、どちらかといえば同調する其場突きを師匠はなすっており、伺ってみるとやはり今回のことと同じような意味合いがあるそうなのです(師匠くらいのひとにしてみたら、われわれのような突きをするときのほうが意識を要するようです)。


 最後に。この、拳と腰を同調させた突きができるようになるとこんな技もやれるようになるよと、師匠から紹介していただいた動きをざっとご紹介します。

 ひとつ。高段者くらいになりますと、相手へ向かって突進している最中は、追い突きが来るのか刻み突きが来るのか、受け手としてはわからないほど構えたまんまの形で動けるそうです。ですからこちらの動きを見て、追い突きがいけそうだと察したら前手をひいて追い突き、上段に隙があると見たらその形のまま刻み突きと、臨機応変に攻撃を仕掛けられるというのです(もちろん、片方の手を引かずともできるそうですが、これはなんとも恐ろしいことです)。

 ふたつ。腰との同調を延長させて、相手へ突進するにも直線的にならず、いわゆる無限大のマーク∞を意識して、躰の揺れ・振りでもって相手を崩しながら攻撃を仕掛けることも可能。しかしこの場合、通常やっているような攻撃よりも間合やスピードが違うため、相手もその揺れに対応して逃げてしまうと技が決まらないということも有り得るそうです。
 これを見たとき、またもハタと膝をうちました。というのも過去のVTRで、師匠やY先生などが構える際に、軽くこう躰をゆらすんですね。前前からそれを見ていて、どうして揺らすんだろう?と思っていたのですが、ここで疑問が解けました。
 つまりあれは相手の隙を伺いつつ、崩しを始めているのです。また揺らすことによってじぶんの構えを整える作用もあるとのことでした。

 昨夜はぐだぐだのフリー・タイムかと思いきや、思いもかけずたいへんな収穫を得、そしてまた久しぶりに師匠の突きをそのカラダで受け、息を吸うと左胸が痛いという、なんとも愉しい一夜でございました。

 長長と書きました。今日はこのへんで。


 
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2007年06月28日

響く...

 ああ、あぁ……痛いのう……ふらふら


 こんばんは、裏部長です。今夜は体道稽古があったのですが、不甲斐なくも裏部長、参加はしたものの頭痛のため調子悪く、現在も陽気にBlogを書ける状態にありません。

 今日の報告はまた明日に。ごめんなちゃいもうやだ〜(悲しい顔)
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2007年06月27日

手の位置

 こんばんは、暑さに馴れてきた裏部長です。しかし、暑さといってもまだ六月ですからね。本番はこれからです。
 負けませんよお、わたくしはあ。

 さてさて、今夜はいつもの通り空手の稽古でしたが、案の定あまりひとは集まらず、わたくしが到着したときに来ていたのは当破君のみ。その後、すぐに師匠から電話があり、遅れるとのこと……。
 
 まあ、そんなこんなで今日はフリー・タイム祭りでした。師匠はどうにか七時過ぎに合流されたのですが、ほとんど時間がなく、当破君がいろいろ訊いたり、わたくしが昔を懐かしんで合気道の話をしたりして今日の稽古は終了しました。

 ただ。なにも収穫がなかったかというとそうではありません。裏部長はただで帰ってくる男ではありません。そこらへんのところはキチッと、ビシッと押さえてきております。

 外受けの話から、師匠が当破君に対して、刻み突きへ対する前手の受けを説明し、そこからワン・ツーに対しても同様のことをして、逆突きを脇へ外してしまう技をやっていたときに出たことばです。

 キーワードは「手の位置」です。みなさんは普段、組手などで相手の攻撃を受けたり捌いたりするとき、受け終わったあとの手の位置を気にしていらっしゃるでしょうか。受け流すことに必死で、手がどの位置にとどまり、そしてその位置が相手にとってはどれほどの圧迫感を生じさせているか、そんなことを考えて動いているでしょうか。

 ワン・ツーに対する受け方もそうです。最初の刻み突きを受ける際には当然、そのあとに来る逆突きのことも考えておかねばなりません。そうしたときにはどうしても、わたくしのような未熟者は、迫りくる第二第三の攻撃をどうにかしなければと焦り、最初の受けを行なった手に意識を向け忘れてしまうのです。

 理想をいえば、その手の位置は、拳を握れば突き左右につかえば投げ、といった、どんな技に変化させても都合のよい位置、といえるでしょう。またそここそが相手にとって、置いていられては厭な位置なのです。

 今日は後半の数十分のあいだに、そんなことを教わりました。


 明日は体道稽古です。もしやすると師匠が来られないかもしれませんが、それでも体道をやります。
 裏部長でした。
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2007年06月26日

キモチの雲が晴れるまで

 ああー、ムシムシする〜曇り曇り曇り


 う、う、裏部長です。ここ最近、なんだかはっきりしない天気に苦しんでおります。

 べつに暑かないんです。気温も、ぎりぎり夏日になるかならないかというくらいですから。
 
 んでも...眠い(睡眠)

 湿度が高いんよもうやだ〜(悲しい顔)どこもかしこむムッシムシしてるのよもうやだ〜(悲しい顔)
 本州のようにジメジメはしていませんが、厭になるほどムシムシしている北海道からお送りしております。


 明日はこの空一面の雲が、どうかきれいに晴れますようにわーい(嬉しい顔)


 
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2007年06月25日

ワガママ

 こんばんは、裏部長です。

 なんだか最近、北海道からあまり良くないニュースばかりが流れているようで、道産子としてはこれほど恥ずかしいことはありません。
 特にあの食肉加工業者の偽装問題。許せませんね。北海道人の風上にもおけないやつですパンチパンチ
 

 んな悪口はさておき、今日もまた稽古へゆけませんでしたがく〜(落胆した顔)確実に、わたくしにとって月曜日は鬼門と化しております。


 奈良のM田先輩へ。
 予定が不確定なことは知っておりました。
 あれは裏部長のワガママなのです。
 たぶんに希望的観測をこめた、いち後輩としての、願望という名のワガママなのです。
 そろそろ神様も了見してくれるでしょうわーい(嬉しい顔)


 今日はこのへんで。
posted by 札幌支部 at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年06月24日

夏を前にして

 どうも、裏部長です。六月も最後の一週間となりました。
 早いものです。

 わたくしのこの一週間の予定としては、週末に締め切りがある「坊ちゃん文学賞」というやつに応募すること、これのみです。現在急ピッチで原稿を用意しています。

 七月からは長篇小説も書きたいし、その月その月にある文学賞へは欠かさず応募したいし、とにかく今年の夏は忙しくなりそうです(八月には奈良のM田先輩も来られることですし)。

 
 月・水・木・金という稽古日程は今週いっぱいで終了です。七月からは月・火・木・金の、中一日方式でゆきます。
 夏はもう目の前まで来ています。暑さにヤラれぬよう、気を張って参りましょう。
posted by 札幌支部 at 19:34 | Comment(1) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年06月23日

大切なもの

 こんばんは、裏部長です。犬犬

 今日のさっぽろは寒かったふらふら気温は確実に二十度を下回っていたことでしょう。そのなかをわたくしは出かけてきましたが、長袖でじゅうぶんでした。
 あと一週間で七月になります。


 さて今夜は、武術の話題からちょっと離れて、一枚のCDとそしてひとりのアーティストをご紹介いたします。

 わたくしはそのCDを今日買ってきて、つい数時間前に聴きました。じぶんが贔屓にしていて、いわゆるファンであるアーティストのCDなどは定期的によく購入しますが、それ以外の、特に新人アーティストに関しては、わたくしはほとんどその作品を買うことはありません。TVで歌っているのを見てそれでお仕舞、ということがほとんどです。

 しかし、このひとに関しては違いました。
 初めて知ったのは「MUSIC ON TV」という音楽専門チャンネル。デビュー・シングルである今回のその曲のPVが流れていたのですが、適当にチャンネルを替えていたわたくしの手が、指が、彼女の声にとらわれて止まってしまったのです。

 彼女をプロデュースし、作詞作曲も手がけているコブクロ小渕健太郎さんはその声を「光と闇のあいだを抜けてゆくような声」と評しておりましたが、たしかに、なんともいえぬ透明感と強さをもっているような気がします。

 それに曲、歌詞そのものも良い!泣けるほどいいですね。カップリングの『青い風』なんてもう号泣ものです。


 ここまで書けばすでにご承知の方はおわかりでしょう。
 そうです。わたくしが紹介したいのは、『大切なもの』という曲でデビューしたみつきさんです。

 若干十五歳ですよ。世も末(?)です。あんな若さであんな歌をうたわれては、ほとんどのアイドル歌手たちは商売あがったりでしょう。

 とにもかくにも良い歌、そして良い声です。お気づきの方は一度手にとって聴いてみてください。ああ、若いころっていうのも悪くないなあ、なんて、そんな気分になれるはずです。

 最後に。はなはだ勝手ではありますが、感動ついでに『大切なもの』のなかから、沁みいるようなサビの歌詞をここに紹介して終わることにします。



 僕の手で拭える痛みが 君の中にまだあるのなら
 一つでもあずけて欲しい いつか力に変わる日が来るまで
 大切なもの失って 初めて知る 強さがある事
 教えてくれた 君が僕の大切なもの だからそばにいたい

 ちぎった夢を 宙にもういちど






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2007年06月22日

「体を手放せ」

 こんばんは、昨日ひさしぶりに坐り技をやって足の甲をすりむいた裏部長です。
 こういうときですねえ、正座文化の衰退を知るのは。つくづく欧米かっ!してきたと思います。

 そんなことはどうでもいいんですが、今日は空手の稽古で、予定のとおり、K先生はお休みでした。来たのは、門弟ではわたくしのみで、あとは師匠だけという、久しぶりの二人づれ。

 もうみなさんご存知のとおり、こういう顔ぶれになりますと、はい基本やって移動やって約束組手やって、というようなことはもうしません。御馴染みのフリー・タイムというやつで、そりゃもういろんな話をいたしました。

 わたくしの創作した技からはじまって落語の話や忍者の話、学校での出来事、後輩たちの噂など、ほとんど二時間しゃべりっぱなし。これほど師匠と話すのも久方ぶりでございました。

 そんなこんなで、今日は終了。稽古らしいことといえば最後にちらっと「征遠鎮」の復習をしたくらいです。

 今日のタイトルはそんな会話の最後に登場した漫画『バガボンド』のなかのフレーズ。おもしろい表現です。


 メンテナンスをしてからというもの、あまりにも意識してそうしているためか、Blogの文章が簡素化しすぎている気がしないでもありません。少しづつ修正は加えてゆきますが、あまりにも味気のない記事ばかりになりそうなときは改めて方向性を探りたいと思います。

 今日は短めに。裏部長でした。
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2007年06月21日

教えるか、伝えるか

 こんばんは、裏部長です。東北・北陸地方では今日ようやく梅雨入りしたそうですが、東京なんぞでは空梅雨というやつが続いているそうで、四国では水不足と、日本列島はせまりくる夏にむけて戦戦恐恐としております。安心なのは北海道くらいです。

 そんな北海道は札幌市からお送りする稽古報告。本日は体道でございます。

 参加者はK先生、M先生、韓国人留学生のふたり。冒頭の三十分ほどは師匠が不在であったため、各各じぶんのテーマに従って自主稽古をしておりましたが、まだ少しかかりそうだったので、ひとあし先に復習を始めることにしました。
 留学生ふたりとM先生による日本伝天心古流拳法居取之位十二本の復習。今日はさしでがましくもわたくしが監督をし、気になったところは遠慮なく指摘しました。もちろんそれらのポイントは裏部長の独断ではなく、すべて師匠から教わったことであります。
 
 そうこうしているうちに師匠到着。ここからは三人の監督を師匠へお任せして、わたくしたちは浅山一伝流体術奥伝之位十二本を、審査のような形で一気に復習しました。まだ技の順番が頭に入っておりませんが、技名をきけばその内容を思い浮かべ、そして実際に動けるところまで来ていたため、存外スムースに進んだと思います。

 ここからは新しい段階です。浅山一伝流ではこの奥伝のあとに、天心古流とは違い、免許之位ではなく、奥伝の居取之位というのが控えており、今日はそこから、一本目「星落」二本目「星返」のふたつを教わりました。
 なんとも風流な名前でございます。

 今日のK先生は終始、昨日やったあの“しくまれかわったかのようになれる型”を気にされていて、時間が空くと何度となく復習をされていました。相当に引っかかっていらっしゃるのでしょう。

 今日はなんとも早く、片づけ含め、きれいに八時で終了。


 今日、久しぶりに後輩たちへなにかを伝えるという行為をわずかながらさせていただいたわけですが、師匠がわれわれへ技を教えてくださるときとは違って、わたくしのやっていることはただの「伝授」であって「教授」ではありません。師匠からそのように教えられた事柄を、ほとんどそのままの形で伝え送るだけ。それでもうまく伝わらないことだってあるのですから、その前段階にある「教える」ということは、もっともっとむつかしく、そしてもっともっと辛いことなのでしょうね。

 明日は空手の稽古ですが、K先生はお休みです。人数が集まることを祈っておきます。
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2007年06月20日

やんわりと

 こんばんは、メンテナンスを終えた裏部長です。さっぱりとしておりまするんるん

 さて今夜は空手の稽古でしたが、冒頭三十分ほどは誰も来なかったため、待機。ひとりっきりの教室というのも、静かでなかなか風情があるものです。
 そのうち、師匠とK先生が来られて、またそのすぐあとにS呂君も来て、結局きょうはこの四人での稽古となりました。

 すでに三十分ほど出遅れているということもありましたが、それ以上に、話の流れで「型」をやりました。型です、型。漢字で書くと二文字になって、やり終えるとなんだか新しく生まれかわったかのような心持になれる、そんな型を稽古しました。
 
 師匠、汗だく。気づけば八時半と、稽古終了時間をおおはばにはみ出しての稽古はなかなかに濃く、そして深いものでした。たったひとつの型を二時間かけて稽古する……おのずと見えてくるものがありました。

 
 とまあ本日のBlogを読んでいただいてお判りになるように、メンテナンスを終えた裏部長の書く記事は、これまでとは聊か異なり、詳細な技の解説などは省き、全体的に「やんわり」と記載するにとどめることになりました。多少もの足りない方、もっと書いてほしい!あんたの文章が読みたいんだ!という隠れ裏部長ファンのみなさん、たいへん申し訳ないのですが、どうかご勘弁を願います。

 だってこれは武術を修行する人間たちの記録なのですから。

 武術は本来秘するもの、なのですから。

 なんてね黒ハート


 明日は体道稽古です。いま札幌はあいにく雨が降っておりますが、これが明日まで長引かないことを祈っておきます。
 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 22:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記

2007年06月19日

サーバメンテナンス!

 こんばんは、裏部長です。

 本日はわたくしにとりまして、このBlogの中の「裏部長」として、“サーバメンテナンス”の日でございます。これまで三百以上の記事を書いてきたその了見、その意識を新たにして今後の書き込み、そして空心館全体のよりよき意見交換の場としてさらなる発展を促せるよう、心を正している最中なのでございます。

 明日は稽古があるでしょう。考えすぎずに、まずは汗を流しましょう。


 
posted by 札幌支部 at 20:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 裏部長の日記