2018年01月29日

基準と感覚

 こんばんは、裏部長です。


 明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。




 とはいえ、2018年がはじまってすでに一箇月が経とうとしています。この間、寒波が来たり大雪が降ったり、日本全国津々浦々、ひっちゃかめっちゃかになっているみたいですが、札幌はさほど悪天候ということもなく、例年どおりに寒い一月をすごしております。


 みなさま、いかがおすごしでしょうか。




 
 今年に入り、裏部長が考えたことのひとつが今日のタイトル、つまり、

基準と感覚

 です。



 たとえば体道のなかで技をやっているとして、捕と受の動きがあるわけですね。教わる際、われわれはまず自分の動き、捕のほうの動きをおぼえ、把握し、実践できるようくりかえし練習します。


 この場面では、ほんとうにさまざまな動作があります。


 足を引く、出す、手を伸ばす、上げる、体をひらく、鎮める……などなど、とにかくいろいろな動きのつながりのなかで技は進行し、相手を崩したり投げたり制したりする結末へと向かってゆくのですが、どうしてもこのとき、最初は自分の身体やその感覚を重視して動いてしまうのですね。


 たとえば足を引き、体をひらくとします。とはいえ、その足を、その半身を、どの程度引いたりひらいたりすればよいのか、すべてを数値や角度であらわすわけではないので、みな各自に任されるわけです。しかし、当然のことながら、自分のなかにある感覚に照らした動きをしているだけでは独りよがりです。たいていの場合、その動作は相手に響かず、技は上手くゆきません。


 自分の感覚に従って動くということは、悪く言えば、自分の好きなように動けるということです。自分の好きなだけ足を引き、自分のやりたいように体をひらく。それらがたまたま上手い具合に技にハマるということもないわけではないでしょうが、確率的にはかなり低い話です。


 そして、わたしは、そのやり方で実践しようとして上手くいっていない人たちを多く見てきました。



 この場合の改善点は何か。


 そのひとつとしてわたしは、「基準」ということをもち出してみるのです。



 つまり、その技の核は何か、肝の部分は何かをまず見極めること。その上で、相手を崩すために、相手へ力を伝えるためにどこが重要なのかを知り、それを成立させている箇所はどこか、それらを構成している自分の動作は何か。ここを押さえることができれば、そこさえ守ればよいのです。そのポイントさえ揺るがせにしなければ、技の全体像はおのずと整ってくるはずです。


 これが「基準」です。技のなかの心臓部、あるいは血管、神経のようなものです。これを知り、把握し、その「基準」がきちんと成立しているような動作を心がければ、技の様相はおのずと変わってきます。


 そしてほとんどの場合、この技の「基準」は、かならず相手との関係性のなかにあります


 自分の身体のなかの感覚にはありません


 技において必要な感覚とは、この「基準」を踏まえた動作をくりかえし稽古し、積み重ねたなかで獲得される感覚であって、自分の体内から自分の手で導き出すものではない


 裏部長は、現時点ではそう思っています。




 技の具体例を示せないので、いささかわかりづらい文章になりました。ご了承ください。


 裏部長でした。




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posted by 札幌支部 at 18:58 | Comment(0) | 裏部長の日記
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