2014年03月22日

燃える躰

 おはようございます。裏部長です。


 三連休、いかがおすごしでしょうか。




 すっかり更新が滞ってしまいましたが、札幌支部も裏部長も、いたって元気です。本州では、やれ春だやれ花粉だと言っている時期に、こちらはまだ雪が降っていて、また新年度直前ということもあり、稽古への参加人数は減っていますが、それなりにたのしくやっています。



 あと一週間とすこしで、もう四月です。




 と、書きはじめたはよいものの、とくに記すことはないのです。もちろん、稽古はおこなっているので、そこで得たこと、学んだこと、収穫したことを書くことはできるのですが、どれもただの報告になってしまうので、なかなか文章にならないのです。というか、そのような内容の文章を書く気がどうしても起きないのです。



 これは、ある意味では裏部長にとって貴重な変化だと言えなくもないです。なぜなら、以前はそういった報告だけでもじゅうぶん書けていたし、充実感もあったのですから。しかし、いまはない。「師匠がこんなことを言っていた」とか、「突きに関して、こんな助言を受けた」などと書いたところで、それは単なる報告で、わたしのことばではない。自分ではないのです。


 

 こんなことはわざわざ記す必要はないもので、おのれの内に抱えていればよいだけの話なのですが、ブログを更新するための苦肉の策としてあえて書くとすれば、最近どうも、充実する稽古とそうではない稽古にわかりやすく分別されるようになってしまった、ということがあります。



 あきらかにこれは、裏部長本人の問題で、師匠や稽古環境がどうのこうのということではありません。ただし確実に、稽古のよしあしがわかれて、前者のときは身も心も軽く、引き締まり、膨張し、空へ浮きあがってゆきそうなほど気持ちが和やかになるのにくらべ、後者のときはストレスでしかなく、肉体はただ疲弊し、感情は暗い影を落として、二時間の稽古を徒労と言い換えたくなる。今日のこの数時間を、または入門からの十年間を、わたしは何のために送ってきたのかと思い悩み、握っている拳をあわてて解くような夜もあります。




 こうしてあらためて書くとなんだか病んでいる人みたいですが、べつに鬱ではないので安心してください。




 要は、自分のなかで、「今日はいい稽古ができた」と「今日はまるで駄目な稽古だった」の違いが厳然として出来てきたということで、しかしもちろん、よいと感じる稽古ばかりではないし、そんな風に思える稽古ばかりをしていたからといって、成長が約束されるわけでもない。だから稽古者としては、そのあたりに上手いこと折り合いをつけて、決して偏らず、あまり思いこみすぎずに、たのしく日々を送ることができなければいけないわけです。



 よいときの感覚も、だめなときの感覚も、どちらも自分のなかにあるのです。よかったときは、身体の芯が赤く燃え、無尽蔵のエネルギーさえ感じるのに、だめなときは、汗はかいているのに冷たく、肉体の根っこは水びたしで、どんなに動いても、皮膚の表面だけがプスプスと音を立てて腐蝕しているような感覚にさえなってしまう。





 自分で考え、自分で採るということができない限り、今後も、これ以上もない気がします。



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posted by 札幌支部 at 08:56 | Comment(1) | 裏部長の日記
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※重複投稿でしたら申し訳ありません。
Posted by 道場検索ナビ at 2014年04月13日 21:40
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