あとすこしで2020年も終わりを告げます。昨日も、そしていまも、札幌は凍てつく寒さのなか、しずかに雪が降りつづいています。
みなさま、いかがおすごしでしょうか。
わざわざ振りかえるのがうざったいほど、今年はいろいろなことがありました。
札幌支部でも、三月から七月までは稽古休止。その後も、諸々の状況に左右されながら、限定的に、細々と稽古をつづけてきました。
とくに北海道は、全国的に見ても注意を要する土地ですので、われわれもある種の緊張感をもって臨んでおりました。
この状況はきっと、来年、再来年もつづいてゆくでしょう。希望をもって、また以前のような日々に、と祈りたい気持ちは山々ですが、そう易々とすべてが短期間で元通りになるはずはない。楽観視して落ち込むよりも、いまは現実的に、この現実を上手く利用すべきです。
稽古が以前のように自由にできない。あるいは、以前のように潤沢に稽古時間が取れない。
ならば、その限られた稽古時間や環境のなかで、できうる限りのことをすればいい。
裏部長はむしろ、やることが煩雑ではなく、明確になったような気がして、胸のなかは清々しているほどです。
自由にいくらでも稽古できたころは、あれもこれもと手を伸ばして、よくない言い方をすれば「つまみ喰い」をしてたのしんでいられたでしょうが、いまはそんなことをしている余裕はない。自分たちがやるべきこと、ほんとうにやらなければならないことを見つけ、それを最優先にして稽古してゆかなければ、いつまで経っても前進はないし、またいつ集まれなくなるかわからない状況下なのですから、やれるうちにそれらのことをやっておくにしくはないのです。
来年は、これまでやってきたようなブログの更新をお休みし、当ブログ内にわれわれの道場や組織の情報をアップしようかと思っています。
ほんとうは空心館のホームページをつくりたいのですが、そんな技術もノウハウもないので、当分はこのブログを利用し、外部の方が空心館について知りたいと思うような情報を載せておきたいと考えているのです。
ということになれば、当然、
『空心館』
『日本武術研究所』
『全日本体道連盟』
についても触れることになります。
そして、このあたりを明瞭にしておくことが、すなわち、われわれがやるべきことを再確認する手助けになると考えます。
まあ、このあたりはまだ、裏部長個人の目論見なのですが……
ともあれ、来年も立ち止まることなく、いや、これまで以上にたしかな足どりで、前へ前へと進んでゆきましょう。
みなさまもどうか健康で、元気な2021年をお迎えください。
裏部長でした。
よいお年を!