2020年04月30日

上足底が

 こんばんは。裏部長です。

 早くも四月が終わりを迎え、札幌でもようやく桜が咲きはじめました。今日はほとんど初夏の陽気で、どこを見ても澄みきった青空でした。

 みなさま、いかがおすごしでしょうか。


 昨日は「昭和の日」ということで、配分の仕様によっては、すでにゴールデンウィークということのようです。

 札幌支部ではいまだに稽古再開ができていません。

 北海道全域を見ましても、あまりよい状態とは言えず、通常運行はもうすこし先になりそうです。


 しかし、まあ、なんというのでしょうか、どこを見ても同じ話題ばかりで閉口してしまいますね。

 どこで何人感染者が出た、という情報ばかり集めてもまったく意味はありません。

 そんなデータばかり蓄積しても不安になるばかりです。

 要は自分や、自分の大切な人が無事かどうか、これに尽きます。己の身は己で守るべし。これです。


 斯く言う裏部長は、ここ最近、ずっと「上足底」について考えていました。

 ひとり稽古をするときも、外を歩いているときも、つねに意識し、立ち方にも工夫を凝らしていました。

 身体のポイントをすこし操作するだけで、驚くほどいろいろなものが変化します。

 動作の質も、肉体そのものも、です。このような実験は、これはこれで興味深いものです。


 通常の稽古ができず、運動不足になりがちな今日この頃ですが、なんでも、すこし汗ばむくらいがよいそうです。

 あたたかい陽気のなかで、軽く突き蹴りをするだけでも薄く汗ばみます。

 この記事を読まれているすべての方が健やかに、それぞれの生活をたのしまれていることを祈ります。


 裏部長も元気に、明日は「身体の裏側」を意識しながら活動をはじめます。

 五月も、武術とともに、進みましょう。



 裏部長でした。


posted by 札幌支部 at 18:56 | Comment(0) | 裏部長の日記

2020年03月29日

我々の工夫

 こんばんは。裏部長です。

 三月も終わろうとしています。桜はまだですが、札幌も日ごとに春めいて、心地よい日和に表情がほころびます。

 みなさま、いかがおすごしでしょうか。


 耳にタコだとは思いますが……

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、札幌支部では三月いっぱいと、とりあえず、四月十二日までは稽古をお休みにしています。わたしたちの心情の前に、利用している大学の事情というものがあるので、こればかりはどうしようもありません。

 体道をやろうと思えば、どうしても接触しないわけにはいかないわけで、なんとも歯痒い話です。


 このぶんだと、稽古休止はもうすこし伸びてしまいそうですが、いまは果報を練って待つのみです。

 東日本大震災のときも、胆振東部地震のときも、われわれには武術がありました。

 それは、いまも変わりません。柔術はできなくとも、空手も刀も、ひとりで稽古することができる武術です。

 この間に身体を整え、技を練り、考察や研究をしなさい。胴衣を着て大汗をかくだけが稽古ではない。

 と、神様に言われているような気になってみるのも、たまにはいいものだと言いたい気分にもなるものです。


 四月も前に進みましょう。

 みんなで、元気に、強く、武術とともに、歩みましょう!


 裏部長でした。


posted by 札幌支部 at 19:08 | Comment(0) | 裏部長の日記

2020年02月15日

かたくるしい

 おはようございます。裏部長です。


 みなさん!

 あけましておめでとうございます!!


 2020年最初の書き込みがこんな時期になってしまいました。光陰矢の如し! ぼおっとしていては瞬く間に時は移ろってゆきます。

 新しい年。新しい季節。

 みなさま、いかがおすごしでしょうか。


 裏部長は元気ながら、最近なかなか稽古へ行けず、悶々としております。とはいえ、焦ったところでどうしようもないことはどうしようもない。時期が時期なので、きちんと体調管理を徹底しつつ、自主稽古も怠らず、その日が来るのを待つばかりです。


 そんな日々のなかで感じたことがあります。

 至極単純なことです。


 札幌支部では昨年から本格的に刀の稽古をはじめた、とはここでも何度か書きました。

 もちろん、あれは継続中でして、次々と新しい技が目の前に展開されています。

 しかし、ひとふりの日本刀を扱うだけなのに、よくもまあこんなに多種多様な技を考えつくなあと感心します。立った状態でおこなうにしても、坐ったところからはじめるにしても、ほんとうにいろいろな動きがある。馴れない人間は面喰うばかりです。

 正坐したところから抜きつけるにしても、正面を向いたものもあれば、左右に向いて坐った状態から正面へ抜くものも、正面に向いて坐っていながら瞬転、後方へ振りかえって抜くものもありますね。その変化の広さ、多彩さには目を瞠るものがあります。


 つい先日、無雙直傳英信流をやってらっしゃる方の動画を見ました。年輩でいらして、おそらく師範格の方だったろうと思うのですが、その方の刀を扱うさまがとても軽やかでさり気ないのです。自然に、自由に、刀をつかっていらっしゃるようにわたしの目には映りました。

 これはもちろん、うちの師範の刀を見ていても感じることです。あんな風に軽やかに、こともなげに、さらりと刀は振れません。いまのわたしがやるともっと大仰な、へんにダイナミックな動きになってしまう。

 それは単にレヴェルの差、習熟度の違いではあるのですが、ではその差を生むものとは何かと考えてみたときに、あの多種多様な刀の技が脳裡に浮かんだのです。


 刀を用いて、ありとあらゆる動作を試す。さまざまな方角へ、いろいろな状況から動きはじめ、刀を抜き、斬り、納刀して体をおさめる。そしてそれを、長い時間をかけてくりかえし、練ってゆく。

 この稽古の果てに、あの自由さがあるのではないか。ふいと、最近になってそんなことを思うようになりました。


 では、これを空手にあてはめてみたら、いったいどうなるのでしょう。

 空手のなかで自由に動きまわることと、空手を自由自在につかうことは、きっと同義ではない。それは、英語が話せる人の英語と、英語を自由自在に話せる環境で生まれ育った人の英語とが、まるっきり同じではないように、大きな隔たりと質的な差があるはずです。

 受ける手が、踏みだす足が、ちゃんと空手になっているだろうか。

 その道を進んでゆくために何が必要だろうか。いや、すでに答えは見えている気がします。


 裏部長でした。

posted by 札幌支部 at 11:35 | Comment(0) | 裏部長の日記

2019年12月29日

受けるつもりで

 こんにちは、裏部長です。

 年の瀬です。札幌はここ数日わりかし天候に恵まれ、雪がすくないので歩道も車道も通りやすく、平穏です。個人的な願いを言うと、あと元日だけでも晴れていてくれればありがたい。初詣のときに、雪と寒風にさらされるのは辛いですからね。

 さあ、令和になって最初の年末です。

 みなさま、いかがおすごしでしょうか。


 札幌支部は去る12月20日、無事に稽古納めをしました。

 まあ、稽古納めと言っても特別なことはなく、ふだんどおりのメンバーで、気負わず、焦らず、ふだんどおりのメニューで終えました。

 いつの日も健康第一、平和が第一です。


 とはいえ、内容としては十分に濃いものがあり、なかでも「浅山一伝流体術一気喰い」には大いに汗をかきました。

 タイトルはいま考えたものです。

 食べるわけではありません。浅山一伝流体術五十六本の技を一気にすべて復習しよう、という試みだったのです。


 これはたのしい試みでした。得るものも大いにありました。

 体道のなかにある技や流派を考えるときに、すべてを一括に、同じまな板の上にのせて、まったく同じ手法で調理するというのはすこし違うのではないか。その技法や伝わり方を見るに、技の原理原則を教えているものもあれば、余白を大きくもたせた上で現在に至っているものもある。前者に関してはあまりいじるべきではなく、その原理原則に忠実に動くことで技の力を会得し、後者においては稽古者や指導者の手で技のリアリティを追求し、改良すべきところは改良してゆく

 そんな風に、すべての稽古姿勢を一様にしないことで、また新たな発見があるのではないか。

 今年の稽古納めでは、そのようなことに思いを馳せることができ、個人的にはたいへん有意義なものでした。


 札幌支部では今年の後半から本格的に刀の稽古をはじめています。これが来年はどうなってゆくのか。体道に関しては上記のように、それぞれの流派や技法を吟味し、それに応じた稽古姿勢を柔軟に採りたいと思うし、それらを貫くためにも空手を見つめ直したい。八月には何やらビッグ・イヴェントもあるようですし、個人としても、一段も二段も向上できるよう稽古に励んでゆきます。

 
 2020年も空心館の武術を愛し、空心館の武術に誇りをもって生きる


 みなさま、よいお年を!

 裏部長でした。
posted by 札幌支部 at 12:53 | Comment(0) | 裏部長の日記

2019年11月29日

心身を立脚すれば

 こんばんは。やめればいいのに、映画『シャイニング』を観て、観なきゃよかったと後悔している裏部長です。

 もともとホラー映画は苦手なのです。それが今回、たまたまBSで放送されるというのを知り、これはおそらく、同作の四十年後を描いたという新作映画『ドクター・スリープ』を受けてのことなのでしょうが、超がつくほどの有名な作品でありながらこれまで観てこなかった自分を責めさえして、とりあえず録画し、怖くて嫌になったらやめてしまおうと観はじめたところが、結局ラストまで行ってしまったというわけなのでした。

 返す返す、精神的に参るような映画でした。観なきゃよかったなあ。いまもなお、あのいや〜な感じが頭のなかにまとわりついています。


 みなさま、いかがおすごしでしょうか。



 早くも十一月が終わろうとしています。

 今月はあまり稽古へ参加できなかった裏部長です。2019年の締めくくりとして、来月は多く胴衣を着たいものです。


 最近は刀もやっておりますが、個人的には空手の立ち方に注目しています。

 おもに型においてですが、空手にはさまざまな立ち方がありますね。前屈立ち、後屈立ち、四股立ち、猫足立ち、三戦立ち、などなど。それぞれの立ち方にはそれぞれの特徴があり、その立ち方をするから生まれる力強さ、粘り、あるいは速さ、鋭さがあります。

 これ、型のなかできちんと発揮できているかどうか……?

 気づいたのは「十八」をやっているときでした。後半に三戦立ちが出てくるのですが、ここ以降の動きが、三戦立ちができているときとそうでないときとでは、効果の現れ方がまるで違っていたのです。流れに流されて、三戦立ちのかたちになっているだけのときは、節々が緩んでしまい、どうしようもない。逆に、きちんと三戦立ちの締まりができていれば、それが上半身(手や指先)までにも通じ、全体の動きがまるで別物になってしまうのです。


 当然、これは他の型の他の立ち方にも言えるはずです。

 これまで自分は、そこまで細かく型を見、型を打ってきただろうか……!


 課題は、これから歩もうとしている道の先にもあるでしょうが、これまで歩いてきた道の上にも転がっています。

 地に足つけて、稽古します。


 裏部長でした。

posted by 札幌支部 at 18:51 | Comment(0) | 裏部長の日記